屯田防風林
概要
編集明治時代、開拓にあたる屯田兵が農作物を強風から守るため「コ」の字形に残した自然林の一辺が元になっており、新琴似屯田兵村と篠路屯田兵村の境界となっていた[1]。
1966年(昭和41年)、両側の道路「ポプラ通」を含めて、面積27.5ヘクタール・延長2.2キロメートルの風致地区に指定された。防風林の中には散策路が整備されている[1]。また、現在の市街地では見られない植物が多く自生し、オオウバユリ、エゾエンゴサク、ミヤマエンレイソウに関しては保護区域が設けられている。
さっぽろ・ふるさと文化百選のNo.087[2]、ならびに北区歴史と文化の八十八選のうち「3.森と歴史の道〈屯田コース〉」に属する「45.屯田防風林」として[3]、また美しい日本の歩きたくなるみち500選に選定されている。
脚注
編集- ^ a b 片岡 2012, p. 174.
- ^ 札幌市民憲章制定50周年記念誌 第2章 ランキング札幌 - PDF p.18(7枚目)
- ^ 札幌市北区役所 - 45.屯田防風林
参考文献
編集- 片岡秀郎『札幌歴史散歩』ヒルハーフ総合研究所、2012年7月14日。ISBN 978-4-9906400-0-2。