尹昊重
尹 昊重（ユン・ホジュン、韓国語: 윤호중、1963年3月27日 - ）は、韓国の政治家、元学生運動家。第17・19・20・21・22代韓国国会議員。共に民主党院内代表を務めたことがある。
| 尹 昊重 윤호중 | |
|---|---|
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| 生年月日 | 1963年3月27日（61歳） |
| 出生地 |
 大韓民国 京畿道加平郡 |
| 出身校 | ソウル大学校 |
| 所属政党 |
（平和民主党→） （民主党→） （新政治国民会議→） （新千年民主党→） （開かれたウリ党→） （大統合民主新党→） （民主統合党→） （民主党→） （新政治民主連合→） 共に民主党 |
| 選挙区 | 京畿道九里市選挙区 |
| 当選回数 | 5回 |
| 在任期間 |
2004年5月30日 - 2008年5月29日 2012年5月30日 - 現職 |
経歴
編集京畿道加平郡出身。春川高等学校、ソウル大学校哲学科卒[1]。大学時代は学生運動の幹部であり、1984年に発生したソウル大学校民間人監禁暴行事件の加害者として懲役刑を宣告された。1987年に特別復権となり、2006年に民主化運動補償審議委員会で名誉回復を受けた[2]。
1988年に平和民主党幹事として政界入りし、2004年の第17代総選挙で国会議員に初当選した。そのほか、青瓦台民政・政策企画秘書室行政官、開かれたウリ党院内代表秘書室長・スポークスマン、世界華人連合総会顧問、中国煙台大学名誉教授、国会先進交通文化定着のための議員の会幹事、国会韓ヨルダン議員親善協会副会長、第17代国会建設交通委員・保健福祉委員・女性家族委員・予算決算特委委員・行政自治委員・政治関係法特委幹事、民主統合党事務総長、共に民主党政策委員会議長を歴任した[1]。2020年の第21代総選挙当時では党事務総長として公認作業を担当した。また、民主党内の「知日派」政治家でもある[2]。
党内では「李海瓚系」の「親文在寅系」である。2021年4月16日にソウル市長補選での共に民主党の敗北により、非常対策委員長兼院内代表に選出された[3][4]。
2022年の大統領選挙で共に民主党が敗北すると、党首の宋永吉をはじめとする指導部が引責辞任したため、党は非常体制に突入し、尹が非常対策委員長に就任した[5]。しかし、その後は党内の派閥間の対立が激化し、尹の非対委に対する反対の声が多く出てきた[6]。5月10日の尹錫悦大統領の就任式で金建希夫人と談笑する様子が撮られると、民主党の支持者からの辞任要求が噴出した[7][8]。結局6月1日の第8回全国同時地方選挙の直前で尹は共同非常対策委員長の朴志玹とも対立し、民主党は惨敗した[9]。
発言
編集2020年の第21代総選挙の後、「絶対過半政党である民主党が常任委員長の全席を持って、責任を持って運営することが民主主義の原理に合っている」として国会の18の常任委員長が全員民主党の議員が担当すべきだと主張した。その後はまさに18席は全員民主党が獲得し、尹本人も法制司法委員長に選ばれた[2]。
2020年7月、法務部と検察庁の対立過程で検察の独立性が毀損されているという指摘に対し、「検察は独立性を守らなければならない組織ではない」と述べた。「独立性は司法府、つまり裁判所の独立性を意味することだ。準司法機関だから検察も独立性を持たなければならないというのは過度な話だ」と主張した[10]。
2020年11月、東亜日報記者出身の野党の趙修真議員に対し、「『チラシ』を作る時の癖が出るようで残念だ。会社名を言わないようにすごく努力した」と発言した。ただし、当時の共に民主党代表の李洛淵も東亜日報出身のため、野党側から批判された[11]。
2022年5月の地方選挙の選挙活動で宋永吉と李在明が金浦空港移転という公約を打ち出したことに対し、「中央党の公約ではなく、地域立候補者の公約だ」と一線を画した[12]。
エピソード
編集- 尹錫悦大統領の父、尹起重とは同じ本貫で同じく「重」の行列である[13]。
- 国民の力所属の第21代国会議員の崔炯斗は学生運動時代の仲間であり、1984年のソウル大学校総学生会・総副学生会長選挙にペアを組んで参加したことがある[14][15]。しかし、国会議員時代は違う陣営の党の所属となり、崔も国民の力の院内スポークスマンを務めた[16]。
- 2021年4月22日、国立ソウル顕忠院を参拝した際、芳名録に「今回の補欠選挙の発生事由による被害者に対する謝罪」も書き込んだが、両事件の被害者側やハンギョレから場所・形式・内容はあまりにも不適切だという批判を受けた[4][17][18]。
- 麺料理が好き[2]。
脚注
編集- ^ a b c “대한민국헌정회”. rokps.or.kr. 2024年3月27日閲覧。
- ^ a b c d “[클로즈업] '정책통' 윤호중, 말단 당직자에서 與 원내 사령탑으로” (朝鮮語). 뉴스핌 (2021年4月16日). 2024年3月27日閲覧。
- ^ 강병철 (2021年4月16日). “[2보] 민주, 새 원내대표에 '친문' 윤호중…"개혁입법 중단없다"” (朝鮮語). 연합뉴스. 2024年3月27日閲覧。
- ^ a b “윤호중 “피해자님” 사과…피해자측 “공허하다”” (朝鮮語). 국민일보 (2021年4月22日). 2024年3月28日閲覧。
- ^ 고동욱 (2022年3月10日). “민주, 대선 패배에 지도부 총사퇴…윤호중 비대위 체제로 전환(종합)” (朝鮮語). 연합뉴스. 2024年3月27日閲覧。
- ^ “與, 수습책 놓고 계파갈등…의총서 '윤호중 비대위' 반대 성토” (朝鮮語). news.tvchosun.com (2022年3月11日). 2024年3月27日閲覧。
- ^ “김건희 여사 보고 너무 활짝 웃었나…민주당원들 “윤호중 사퇴하라”” (朝鮮語). 조선비즈 (2022年5月11日). 2024年3月27日閲覧。
- ^ “김건희 앞 윤호중 '잇몸 만개'…"남자 새색시" 민주지지자 분노” (朝鮮語). 중앙일보 (2022年5月11日). 2024年3月27日閲覧。
- ^ 박진준 (2022年6月2日). “'침통' 민주당, 쇄신책 고심‥오전 비대위 개최” (朝鮮語). MBC NEWS. 2024年3月27日閲覧。
- ^ “與 법사위원장 "검찰은 독립성 가질 필요 없다"” (朝鮮語). 매일경제 (2020年7月3日). 2024年3月27日閲覧。
- ^ “與 "지라시 만들 때 버릇 나와"…기자출신 野의원에 논란 발언” (朝鮮語). 매일경제 (2020年11月26日). 2024年3月28日閲覧。
- ^ “김포공항 이전 논란 커지자... 윤호중 “당공약 아냐, 투표 보고 결정”” (朝鮮語). 조선일보 (2022年5月29日). 2024年3月28日閲覧。
- ^ “윤 대통령이 밝혔다…윤호중 '잇몸웃음' 만든 김건희 여사 한마디” (朝鮮語). 중앙일보. 2024年3月27日閲覧。
- ^ “총학생회장 및 총부학생회장 선거 포스터” (朝鮮語). archives.snu.ac.kr. 2024年3月27日閲覧。
- ^ “평화주의자는 어제가 내일”. 한겨레21 (2010年4月30日). 2024年3月28日閲覧。
- ^ “巨與, 법사위장 단독 선출… 野 “폭거”” (朝鮮語). 동아일보 (2020年6月16日). 2024年3月27日閲覧。
- ^ “오거돈 피해자 “與, 왜 현충원서 사과? 내가 순국선열인가”” (朝鮮語). 조선일보 (2021年4月22日). 2024年3月28日閲覧。
- ^ 임재우 (2021年4月23日). “사리분별 못한 윤호중의 사과” (朝鮮語). ハンギョレ. 2024年3月28日閲覧。