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小碓(おうす)は、愛知県名古屋市港区の町名。現行行政地名は小碓一丁目から小碓四丁目及び小碓町。小碓町は、中川区にも存在する。住居表示未実施[WEB 6]。小碓町は丁番を持たない単独町名で、現在10の小字が設置されている[WEB 7]

小碓
小碓の位置(愛知県内)
小碓
小碓
小碓の位置
小碓の位置(名古屋市内)
小碓
小碓
小碓 (名古屋市)
北緯35度6分59.82秒 東経136度51分2.77秒 / 北緯35.1166167度 東経136.8507694度 / 35.1166167; 136.8507694
日本の旗 日本
都道府県 愛知県の旗 愛知県
市町村 名古屋市
港区
町名制定[1] 1968年昭和43年)3月26日
面積
 • 合計 0.72152388 km2
人口
(2021年(令和3年)3月1日現在)[WEB 2]
 • 合計 5,232人
 • 密度 7,300人/km2
等時帯 UTC+9 (日本標準時)
郵便番号[WEB 3]
455-0801
市外局番 052(名古屋MA[WEB 4]
ナンバープレート 名古屋
小碓町
日本の旗 日本
都道府県 愛知県
市町村 名古屋市
港区中川区
町名制定[1] 1921年大正10年)8月22日
面積
 • 合計 0.026897496 km2
人口
(2021年(令和3年)3月1日現在)[WEB 2]
 • 合計 5人
 • 密度 190人/km2
等時帯 UTC+9 (日本標準時)
郵便番号[WEB 5]
455-0062(港区)
454-0000(中川区)
市外局番 052(名古屋MA[WEB 4]
ナンバープレート 名古屋

地理

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名古屋市港区の北部に位置し、東に正徳町正保町、西に明正、南に当知入場、北に中川区西中島中野新町と接する。小碓一丁目の北東部には小碓町字西亥新田が存在する。

港区小碓町字三十三番割は庄内川とその東岸に存在し、東は明正、西は下之一色町字三角、南は当知町字堤外、北は下之一色町字干潟に接する。字十二番割・十三番割・東亥新田は中川運河の河川用地に残存し、東及び南は熱田新田東組字西川縁、西は玉船町、北は中野新町字ルノ割に接する。字南堤起は本宮町川西通に挟まれた区画に存在する。また字十四番割は須成公園南部のごく僅かな区画に残存する。

中川区小碓町は、僅かな区画に残るのみである。字十六番割は、松年町昭明町に挟まれた区画に存在する。字十七番割は、昭明公園西部に存在し四方を昭明町に接する。字十八・九ノ割は中部鋼鈑の本社工場の敷地内に存在し、東・南・北は小碓通、西は明徳町に接する。

字一覧

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小碓町には小字が残る。小碓町及びその前身である愛知郡熱田新田西組村(後の小碓村大字小碓)の小字を以下に示す[2][3][4][WEB 7]

以下の表において、

  • 消滅した字については背景色    で示す。
  • 現存する字のうち港区に所在するものには★を、中川区に所在するものには■を付した。
  • 括弧内には読みを示す。
荒子川通(あらこかわどおり) 三十一番割(さんじゅういちばんわり)
三十三番割(さんじゅうさんばんわり)★ 三十二番割(さんじゅうにばんわり)
三十番割(さんじゅうばんわり) 十五番割(じゅうごばんわり)
十三番割(じゅうさんばんわり)★ 十七番割(じゅうしちばんわり)■
十二番割(じゅうにばんわり)★ 十八・九ノ割(じゅうはちくのわり)■
十四番割(じゅうよんばんわり)★ 十六番割(じゅうろくばんわり)■
西亥新田(にしいしんでん)★ 二十一番割(にじゅういちばんわり)
二十九番割(にじゅうくばんわり) 二十三番割(にじゅうさんばんわり)
二十二番割(にじゅうにばんわり) 二十八番割(にじゅうはちばんわり)
二十番割(にじゅうばんわり) 二十四七番割(にじゅうよんしちばんわり)
東亥新田(ひがしいしんでん)★ 南堤起(みなみつつみおこし)★

歴史

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沿革

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熱田新田西組

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  • 1876年(明治9年) - 愛知郡熱田新田村が東西に分割され、熱田新田西組が成立[5]
  • 1878年(明治11年)12月28日 - 熱田古堤亥新田を編入する[1]
  • 1889年(明治22年)10月1日 - 合併により愛知郡明徳村大字熱田新田西組となる[1]
  • 1906年(明治39年)5月10日 - 合併により愛知郡小碓村大字熱田新田西組となる[1]

小碓町

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  • 1921年(大正10年)
    • 8月12日 - 愛知郡小碓村大字熱田新田西組が大字小碓と改称される[1]
    • 8月22日 - 合併に伴い、名古屋市南区小碓町となる[1]
  • 1937年(昭和12年)10月1日 - 港区に編入され、同区小碓町となる[1]
  • 1938年(昭和13年)
    • 1月25日 - 港区小碓町の一部が中川区に編入され、同区小碓町を編成[1]
    • 2月10日 - 中川区小碓町の一部が同区東起町に編入される[6]
  • 1944年(昭和19年)2月11日 - 港区小碓町の一部が中川区小碓町に編入される[1]
  • 1960年(昭和35年)3月20日 - 中川区小碓町字十五番割の一部を同区松年町1丁目から5丁目に、字十三番割の一部を松年町4丁目・5丁目に、字十七番割の一部を同区小碓通1丁目から5丁目・昭明町1丁目から5丁目に、字十八・九ノ割の一部を小碓通1丁目から5丁目に、字十四番割字の一部を松年町1丁目から5丁目に、字十六番割の一部を松年町1丁目から5丁目・昭明町3丁目から5丁目に、字東亥新田の一部を松年町1丁目・昭明町1丁目にそれぞれ編入[7]。小碓土地区画整理組合の換地処分による(愛知県告示158号)。
  • 1961年(昭和36年)3月28日 - 中川区小碓町の一部が同区明徳町・正保町・正徳町にそれぞれ編入される[8]
その他、正保町・正徳町・明徳町・川間町・小割通・丸池町・須成町・川西通・明正一丁目・明正二丁目・入場町・小碓一丁目・小碓二丁目・小碓三丁目・小碓四丁目・新船町・当知町・本宮町・中川区福船町・玉船町・西中島二丁目にそれぞれ編入されている[1]

小碓一丁目・小碓二丁目・小碓三丁目・小碓四丁目

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  • 1968年(昭和43年)3月26日 - 港区小碓一丁目は小碓町、小碓二丁目は小碓町・当知町・入場町、小碓三丁目は小碓町・当知町、小碓四丁目は小碓町の各一部によりそれぞれ成立[1]
  • 1978年(昭和53年)10月1日 - 港区小碓町・当知町の各一部が同区小碓三丁目、港区小碓町の一部が同区小碓四丁目にそれぞれ編入される[1]
  • 1982年(昭和57年)6月13日 - 港区小碓二丁目の一部が同区入場二丁目に編入される[9]。小碓三丁目の一部が当知一丁目に編入される[1]。港区小碓四丁目に同区小碓町の一部が編入される[1]

世帯数と人口

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2021年令和3年)3月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[WEB 2]

丁目 世帯数 人口
小碓一丁目 664世帯 1,414人
小碓二丁目 510世帯 988人
小碓三丁目 439世帯 879人
小碓四丁目 869世帯 1,951人
小碓町 3世帯 5人
2,485世帯 5,237人

人口の変遷

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国勢調査による人口の推移

1995年(平成7年) 4,375人 [WEB 8]
2000年(平成12年) 4,762人 [WEB 9]
2005年(平成17年) 5,020人 [WEB 10]
2010年(平成22年) 4,979人 [WEB 11]
2015年(平成27年) 5,209人 [WEB 12]

学区

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市立小・中学校に通う場合、学校等は以下の通りとなる[WEB 13]。また、公立高等学校に通う場合の学区は以下の通りとなる[WEB 14]

丁目 番・番地等 小学校 中学校 高等学校
小碓一丁目 全域 名古屋市立明徳小学校 名古屋市立当知中学校 尾張学区
小碓二丁目 全域
小碓三丁目 全域
小碓四丁目 全域
小碓町字三十三番割 全域
小碓町字西亥新田 全域
小碓町字十四番割 全域 名古屋市立成章小学校 名古屋市立港明中学校
小碓町字南堤起 全域
小碓町字東亥新田 全域 名古屋市立正保小学校 名古屋市立港北中学校

交通

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施設

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小碓一丁目

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  • 小碓第二公園
1970年(昭和45年)6月18日供用開始[WEB 15]
  • 小碓第三公園
1970年(昭和45年)6月18日供用開始[WEB 15]

小碓二丁目

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小碓三丁目

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1970年(昭和45年)6月18日供用開始[WEB 15]
  • 小碓西部第三公園
1971年(昭和46年)8月1日供用開始[WEB 15]

小碓四丁目

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  • 小碓中央公園
1976年(昭和51年)4月1日供用開始[WEB 15]

その他

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日本郵便

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脚注

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  1. ^ a b 愛知県名古屋市港区の町丁・字一覧”. 人口統計ラボ. 2019年4月14日閲覧。
  2. ^ a b c 町・丁目(大字)別、年齢(10歳階級)別公簿人口(全市・区別)”. 名古屋市 (2019年3月20日). 2019年3月21日閲覧。
  3. ^ a b 郵便番号”. 日本郵便. 2019年3月17日閲覧。
  4. ^ a b 市外局番の一覧”. 総務省. 2019年1月6日閲覧。
  5. ^ 郵便番号”. 日本郵便. 2019年3月17日閲覧。
  6. ^ 港区の町名一覧”. 名古屋市 (2015年10月21日). 2020年11月15日閲覧。
  7. ^ a b 名古屋市道路認定図”. 名古屋市. 2021年3月23日閲覧。「名古屋市港区小碓町」「中川区小碓町」のページを参考とした。
  8. ^ 総務省統計局 (2014年3月28日). “平成7年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 2019年3月23日閲覧。
  9. ^ 総務省統計局 (2014年5月30日). “平成12年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 2019年3月23日閲覧。
  10. ^ 総務省統計局 (2014年6月27日). “平成17年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 2019年3月23日閲覧。
  11. ^ 総務省統計局 (2012年1月20日). “平成22年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 2019年3月23日閲覧。
  12. ^ 総務省統計局 (2017年1月27日). “平成27年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 2019年3月23日閲覧。
  13. ^ 市立小・中学校の通学区域一覧”. 名古屋市 (2018年11月10日). 2019年1月14日閲覧。
  14. ^ 平成29年度以降の愛知県公立高等学校(全日制課程)入学者選抜における通学区域並びに群及びグループ分け案について”. 愛知県教育委員会 (2015年2月16日). 2019年1月14日閲覧。
  15. ^ a b c d e 都市公園の名称、位置及び区域並びに供用開始の期日” (2019年5月1日). 2019年11月3日閲覧。
  16. ^ 郵便番号簿 2018年度版” (PDF). 日本郵便. 2019年4月14日閲覧。

書籍

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参考文献

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  • 名古屋市計画局『なごやの町名』名古屋市計画局、名古屋、1992年3月31日。 NCID BN08352481全国書誌番号:93012879 
  • 諸戸満夫『土古山回顧 : 小碓村いまむかし』愛知県郷土資料刊行会、名古屋、1985年。ISBN 4871610373 
  • 中川倶楽部 編『中川区の町名一覧』名古屋、08-01。 

関連文献

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関連項目

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外部リンク

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  ウィキメディア・コモンズには、小碓に関するカテゴリがあります。