小文字文化(こもじぶんか)とは、1990年代後半から2000年代前半にかけて日本の若者を中心にみられた、日本語の「あ・い・う・え・お・つ・や・ゆ・よ・わ」などの平仮名捨て仮名(小さい仮名文字)で表記する文化のことである[疑問点][要出典]

2011年11月11日付の「J-CASTトレンド」では「ぁぃぅぇぉ文化」と呼んでいる[1]

時東ぁみ(旧芸名・時東あみ、2005年デビュー)が芸名に捨て文字を使用したことで注目された。

概要

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通常の仮名の代わりに捨て仮名を使用することは、1990年代後半には匿名掲示板「あやしいわーるど」で「あやしい」の言葉を「ぁゃιぃ」で表記するなどの事例が見られる。「あやしいわーるど」の利用者が「ぁゃιぃ」という表記をインターネット上の他のウェブサイトでも行うようになったため、「あやしい」を「ぁゃιぃ」と表記することが広まった。「し」に拗音促音を表記する捨て仮名は存在しないため、この「ι」は捨て仮名ではなくギリシア文字イオタを使用している。

2000年代には、10代の女子を中心に広まった[2]。通常の仮名の代わりに捨て仮名を使用し、「ぉはぉぅ(おはよう)」「今日ゎぃヶなぃ(今日は行けない)」などと表記する。ギャル文字や丸文字などと同様に、若者が友人同士の親密さを示すインフォーマルな表記として使用される。無論、日本語の正確な表記方法からは逸脱する。背景には携帯電話フィーチャーフォン)の普及があった。

前述の「J-CASTトレンド」の記事では、「ぁぃぅぇぉ文化」は2011年には既に廃れたとされている[1]

表記法

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表記 対象
」、「」、お段の後の「
稀に「
稀に「
」、waと発音する「

脚注

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  1. ^ a b コラム「ギャルウォッチ」- ダサい、古いで過去の遺物に 消えたギャル達の「ぁぃぅぇぉ文化」 J-CASTトレンド、2011年11月11日
  2. ^ 「小文字:10代女子に流行、難解・新表記 ネット時代の自己表現!?」『毎日新聞』2006年10月5日付、東京朝刊

関連項目

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