日本語の仮名のひとつ

は、日本語仮名のひとつである。前の音と組み合わせ1モーラを形成する場合と、単独で1モーラを形成する場合がある。小書きにした文字で、主に外来語や方言において使用される。

  • 前の音があ段の音の場合は、清音と同じように扱う。
  • 前の音がい段の音の場合は、長音と同じように扱う。
  • 前の音がう段の音の場合は、前の音と繋げて1モーラ(合拗音)とし、場合によってはい段の音と同じになる。
  • 前の音がえ段の音の場合は、前の音と繋げて1モーラとする場合と、え段の音を長音にした音と同じになる場合がある。
  • 前の音がお段の音の場合は、清音と同じように扱う。
  • 前の音がの場合や無い場合は、清音と同じように扱う。
平仮名
文字
字源 の小書き
JIS X 0213 1-4-3
Unicode U+3043
片仮名
文字
字源 イの小書き
JIS X 0213 1-5-3
Unicode U+30A3
言語
言語 ja, ain
ローマ字
JIS X 4063 xi
アイヌ語 XI
発音
種別

ぃ に関わる諸事項

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  • 明治時代の文学では、「ぃ」を長音を表す目的で使用されている例がある。
  • 「す」「ず」「つ」の後に付くのは、一般的に英語などの[si][zi][tsi]の発音を「シ」「ジ」「チ」より正確に表記するために使われる。
  • ロシア語Ыを表現するためにウ段の後に付けて書く。
  • その他一部の方言の表記に用いられる。例:カムィ焼徳之島方言

関連項目

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