対敵諜報部隊
対敵諜報部隊(たいてきちょうほうぶたい、英語: Counter Intelligence Corps ; CIC)は、アメリカ陸軍の部隊のひとつ[1]。防諜隊部隊[2]などとも訳される。
1942年にエリオット・ソープ准将を部隊長[3]として発足[1]。軍への反逆・破壊・スパイ活動の調査・監視を任務とし[1]、連合国軍占領下の日本各地にも配置された[2]。1960年代に改組された[1]。
日本における活動
編集第441CIC支隊が連合軍占領下の日本を担当した。人員は主に日系二世からなり、語学力や容貌を生かして徹底的な情報収集を行った。任務は情報収集だけでなく戦犯の逮捕や政治犯の釈放にも携わり、超国家主義者や右翼、共産主義者、労働組合の指導者、在日朝鮮人、進歩的文化人などの思想調査も行っている。1948年1月現在の第441CIC支隊の勤務者は881人[4]。
第441CIC支隊の変遷
編集脚注
編集注釈
編集- ^ a b c d “CIC(Counter Intelligence Corps=対敵諜報部隊)”. 「キーワード」. 朝日新聞 (2013年5月5日). 2017年12月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年10月8日閲覧。
- ^ a b “World War II Operations Reports, 441st Counter Intelligence Corps Detachment”. 憲政資料室の所蔵資料 日本占領関係資料. 国立国会図書館. 2017年10月8日閲覧。
- ^ a b c GHQ 1983, p. 103.
- ^ GHQ 1983, p. 106.
- ^ GHQ 1983, p. 104-105.
- ^ GHQ 1983, p. 105.
出典
編集- 竹前栄治「日本のFBI─民間諜報局」『GHQ』岩波書店〈岩波新書 黄版232〉、1983年、102-106頁。NDLJP:12286826/58。
関連項目
編集