富士橋 (富士川)
山梨県富士川町にある橋
富士橋(ふじばし)は、山梨県南巨摩郡富士川町の明神町と駅前通を結ぶ富士川に架かる山梨県道4号市川三郷富士川線の橋である。
富士橋 | |
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基本情報 | |
国 | 日本 |
所在地 | 山梨県南巨摩郡富士川町 |
交差物件 | 富士川 |
用途 | 道路橋 |
路線名 | 山梨県道4号市川三郷富士川線 |
管理者 | 山梨県峡南建設事務所 |
施工者 | 三井・楢崎・横河NSJV、横河・高田JV |
開通 | 2023年(令和5年)8月30日 |
座標 | 北緯35度32分23.0秒 東経138度27分36.9秒 / 北緯35.539722度 東経138.460250度 |
構造諸元 | |
形式 | 鋼4径間連続箱桁橋 |
種別 | 鋼道路橋 |
設計活荷重 | B活荷重 |
上部工材料 | 鋼 |
全長 | 304.0 m |
幅 | 10.0 m |
最大支間長 | 97.0 m |
関連項目 | |
橋の一覧 - 各国の橋 - 橋の形式 |
概要
編集- 活荷重 - B活荷重
- 路線名 - 県道市川三郷富士川線
- 形式 - 鋼4径間連続箱桁橋
- 橋長 - 304.0 m
- 支間割 - (69.1 m + 97.0 m + 63.0 m +70.7 m)
- 幅員
- 車道 - 7.50 m
- 歩道 - 片側2.50 m
- 床版 - 鋼床版
- 総鋼重 - 443 t
- 施工 - 三井[注釈 1]・楢崎[注釈 2]・横河NS[注釈 3]特定建設工事共同企業体(A1 - P1)、横河[注釈 4]・高田[注釈 5]特定建設工事共同企業体(P1 - A2)
- 工法 - トラッククレーン・ベント工法(A1 - P1)、手延べ送り出し工法(P1 - A2)
- 事業主体 - 山梨県峡南建設事務所
1927年(昭和2年)、西八代郡豊和村(現・市川三郷町)に身延線鰍沢口駅が開業すると南巨摩郡鰍沢町(現・富士川町)の住民は黒沢の渡し等の渡し船を利用して鰍沢口駅を利用していた。しかし渡し船では自動車での往来ができず、また豪雨などにより川が増水した時は往来できなかったことから架橋に踏み切り、 1950年(昭和25年)に橋長270 m、橋巾5.5 mのトラス橋(一部桁橋)が架橋された[2]。架橋後は鰍沢町のみでなく北隣の南巨摩郡増穂町(現・富士川町)の住人も富士橋を渡って鰍沢口駅を利用していた[注釈 6]。その後1976年(昭和51年)に三郡西橋が、1997年(平成9年)に富士川大橋が開通したため増穂町の住人はそれらを使って市川大門駅を利用するようになったが、鰍沢町の住人は現在でも富士橋を渡って鰍沢口駅を利用している。
現在の橋が竣工してから70年が経過し、道幅も狭いことから2016年(平成28年)より新橋の建設に着手[3]。2023年(平成28年)8月に橋長304 m、幅員8 mの桁橋が完成し[4]、供用が開始されている。
参考文献
編集- 峡南教育事務所・峡南地域教育情報紙「かけはし」第80号
脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ “橋梁年鑑 令和6年版” (PDF). 日本橋梁建設協会. p. 72. 2024年7月21日閲覧。
- ^ 山梨県建設技術センター (1983年3月31日). “山梨県土木部:山梨県土木部百年の歩み”. p. 593
- ^ 山梨建設新聞 (2015年10月16日). “富士橋、上流へ架け替え”. 日本工業経済新聞. オリジナルの2024年7月20日時点におけるアーカイブ。 2024年7月20日閲覧。
- ^ “富士川に架かる新しい「富士橋」の完成祝う式典 富士川町”. NHKニュース. (2023年8月20日). オリジナルの2023年8月24日時点におけるアーカイブ。 2023年8月20日閲覧。