寂円(じゃくえん、拼音: Jìyuán、開禧3年(1207年)- 正安元年9月13日(1299年10月8日))は、鎌倉時代に中国南宋から来日した曹洞宗の僧。道号は智深。
天童景徳禅寺の如浄禅師の弟子であったが、宋に来ていた道元と知り合い、如浄の没後道元を慕って来日した。山城国深草興聖寺および越前国永平寺と道元に従い、道元の没後は孤雲懐奘に師事して禅を極めた。
弘長元年(1261年)に永平寺を去り、越前国大野郡に赴き宝慶寺を開山し、豪族伊志良氏の庇護のもと寂円派を形成した。弟子には永平寺中興の祖義雲がいる。
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