宮脇孝雄
宮脇 孝雄(みやわき たかお、1954年2月14日 - )は、日本の翻訳家・随筆家・文芸評論家。
宮脇 孝雄 | |
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誕生 |
1954年2月14日(70歳) 高知県土佐市 |
職業 | 翻訳家、随筆家、文芸評論家 |
国籍 | 日本 |
主題 | 小説 |
略歴
編集在学中にSF研究会に参加、1年先輩のメンバーに森下一仁がいた[1]。
早稲田大学政治経済学部中退。早大在学中は、ワセダミステリクラブに参加し、翻訳活動を始める。料理に関する随筆も多い。
著書
編集- 『書斎の旅人 - イギリス・ミステリ歴史散歩』(早川書房) 1991
- 『書斎の料理人 - 翻訳家はキッチンで…』(世界文化社) 1991、のち改題『煮たり焼いたり炒めたり - 真夜中のキッチンで』(早川文庫) 1998
- 『翻訳家の書斎 - <想像力>が働く仕事場』(研究社) 1997
- 『ペーパーバック探訪 - 英米文化のエッセンス 』(アルク) 1998
- 『翻訳の基本 - 原文どおりに日本語に』(研究社) 2000
- 『続・翻訳の基本 - 素直な訳文の作り方』(研究社) 2010
- 『英和翻訳基本辞典 The English-Japanese Basic Translation Dictionary』(研究社) 2012
- 『翻訳地獄へようこそ』(アルク) 2018 ISBN 978-4757430747
- 『洋書天国へようこそ 深読みモダンクラシックス』(アルク) 2019 ISBN 978-4757433533
- 『洋書ラビリンスへようこそ : 巨匠の珠玉の作品も未来の古典も!』(アルク) 2020 ISBN 978-4757436589
訳書
編集- 『血と金 ある富豪の愛と執念』(トーマス・トンプスン、小鷹信光共訳、パシフィカ) 1977
- 『殺人つきパック旅行』(ジョイス・ポーター、早川書房) 1978
- 『悪党パーカー 殺戮の月』(リチャード・スターク、早川書房) 1979
- 『タンタロスの輪 コンコラッド消耗部隊』(リチャード・エイヴァリー、東京創元社、創元推理文庫) 1980
- 『アルゴスの有毒世界 コンラッド消耗部隊』(リチャード・エイヴァリー、東京創元社、創元推理文庫) 1981
- 『サイモンと魔女』(M・S・バリー、TBSブリタニカ) 1981
- 『帰ってきた魔女』(M・S・バリー、TBSブリタニカ) 1981
- 『もし星が神ならば』(グレゴリー・ベンフォード, ゴードン・エクランド、早川書房) 1981、のち文庫
- 『聖堂都市サーク』(テリー・カー、早川書房、ハヤカワ文庫) 1984
- 『小さな警官』(ジェイムズ・マクルーア、早川書房) 1984
- 『ハード・トレード』(アーサー・ライアンズ、河出書房新社)1985 のち文庫
- 『目撃者 刑事ジョン・ブック』(W・ケリー, E・W・ウォーレス、角川書店、角川文庫) 1985
- 『ヤング・シャーロック ピラミッドの謎』(アラン・アーノルド、新潮社、新潮文庫) 1986
- 『エディスト物語』(パジェット・パウエル、早川書房) 1986
- 『地に戻る者 - イギリス田園殺人事件』(ジョン・コーンウェル、早川書房) 1988
- 『名門ホテル乗っ取り工作』(ブライアン・フリーマントル、新潮社、新潮文庫) 1989
- 『そして殺人の幕が上がる』(ジェーン・デンティンガー、東京創元社、創元推理文庫) 1991
- 『ノックス師に捧げる10の犯罪』(ヨゼフ・シュクヴォレツキー、宮脇裕子共訳、早川書房) 1991
- 『ストレンジャーズ』(ディーン・R・クーンツ、文藝春秋、文春文庫) 1991
- 『誰も批評家を愛せない』(ジェーン・デンティンガー、東京創元社、創元推理文庫) 1992
- 『カッティング・エッジ』(ピーター・ストラウブ他、デニス・エチスン編、新潮社、新潮文庫) 1993
- 『完璧な殺人』(ジャック・ヒット編、ハヤカワ・ミステリ文庫) 1993
- 『別れのシナリオ』(ジェーン・デンティンガー、東京創元社、創元推理文庫) 1995
- 『ノーバディーズ・フール』(リチャード・ルッソ、宮脇裕子共訳、ベネッセコーポレーション) 1995
- 『食物連鎖』(ジェフ・ニコルスン、早川書房) 1995
- 『死の姉妹』(タニス・リーほか、扶桑社) 1996
- 『ひとりで歩く女』(ヘレン・マクロイ、東京創元社、創元推理文庫) 1998
- 『スケッチの音』(C・W・ニコル、エム・ピー・シー) 1999
- 『逃避行』(メアリー・M・モーリス、集英社、集英社文庫) 1999
- 『海賊オッカムの至宝』(ダグラス・プレストン, リンカーン・チャイルド、講談社) 2000
- 『文豪ディケンズと倒錯の館』(ウィリアム・J・パーマー、新潮社、新潮文庫) 2001
- 『顔のない男 — ピーター卿の事件簿2』(ドロシー・L・セイヤーズ、東京創元社、創元推理文庫) 2001
- 『ソルトマーシュの殺人』(グラディス・ミッチェル、国書刊行会) 2002
- 『英国紳士、エデンへ行く』(マシュー・ニール、早川書房) 2007
- 『道化の町』(ジェイムズ・パウエル、森英俊編、白須清美共訳、河出書房新社) 2008
- 『ジーン・ウルフの記念日の本』(ジーン・ウルフ、酒井昭伸, 柳下毅一郎共訳、国書刊行会 未来の文学) 2015
- 『街角の書店 : 18の奇妙な物語』(F・ブラウン、S・ジャクスン他著、中村融編、共訳、東京創元社、創元推理文庫) 2015
- 『歌おう、感電するほどの喜びを!』(レイ・ブラッドベリ、伊藤典夫他共訳、早川書房、ハヤカワ文庫SF) 2015
- 『逆行の夏 : ジョン・ヴァーリイ傑作選』(ジョン・ヴァーリイ、浅倉久志他共訳、早川書房、ハヤカワ文庫SF) 2015
- 『ベスト・ストーリーズ = THE BEST STORIES 2』(若島正編、共訳、早川書房) 2016
- 『ベスト・ストーリーズ = THE BEST STORIES 3』(若島正編、共訳、早川書房) 2016
- 『奇想天外〈21世紀版〉アンソロジー = Kisou-Tengai Anthology:C21st Edition : SF MYSTERY FANTASY HORROR NONFICTION』(山口雅也編著、共訳、南雲堂) 2017
- 『犯罪学大図鑑』(DK社編、遠藤裕子, 大野晶子共訳、三省堂) 2019
- 『危険なヴィジョン : 完全版 3』(ハーラン・エリスン編、浅倉久志他共訳、早川書房、ハヤカワ文庫SF) 2019
- 『指差す標識の事例』上・下(イーアン・ペアーズ、池央耿, 東江一紀, 日暮雅通共訳、東京創元社、創元推理文庫) 2020
- 『闇のシャイニング : リリヤの恐怖図書館』(スティーヴン・キング他著、ハンス=オーケ・リリヤ編、 友成純一, 白石朗, 金子浩, 夏来健次, 金原瑞人共訳、扶桑社、扶桑社ミステリー) 2020
コリン・ウィルコックス
編集- 『依頼人は三度襲われる』(コリン・ウィルコックス, ビル・プロンジーニ、文藝春秋、文春文庫) 1979
- 『容疑者は雨に消える』(コリン・ウィルコックス、文藝春秋、文春文庫) 1980
- 『女友達は影に怯える』(コリン・ウィルコックス、文藝春秋、文春文庫) 1980
- 『ロンリーハンター ヘイスティングス第1の事件』(コリン・ウィルコックス、文藝春秋、文春文庫) 1982
- 『殺し屋は東から来る』(コリン・ウィルコックス、文藝春秋、文春文庫) 1981
- 『署長は最後に狙われる』(コリン・ウィルコックス、文藝春秋、文春文庫) 1981
- 『父親は銃を抱いて眠る』(コリン・ウィルコックス、文藝春秋、文春文庫) 1981
- 『子供たちは森に隠れる』(コリン・ウィルコックス、文藝春秋、文春文庫) 1982
- 『暗殺者は四時に訪れる』(コリン・ウィルコックス、文藝春秋、文春文庫) 1983
- 『ロックシンガーは闇に沈む』(コリン・ウィルコックス、文藝春秋、文春文庫 )1984
- 『脅迫者は過去に潜む』(コリン・ウィルコックス、文藝春秋、文春文庫) 1987
「ベーカー街少年探偵団」シリーズ
編集- 『盗まれた名画をさがせ』(テランス・ディックス、TBSブリタニカ、ベーカー街少年探偵団) 1981
- 『小さなどろぼう軍団』(テランス・ディックス、TBSブリタニカ、ベーカー街少年探偵団) 1981
- 『銀行強盗の黒幕を追え』(テランス・ディックス、TBSブリタニカ、ベーカー街少年探偵団) 1981
- 『ぼくらの映画館を救え』(テランス・ディックス、TBSブリタニカ、ベーカー街少年探偵団) 1982
ウィリアム・ディール
編集- 『シャーキーズ・マシーン』(ウィリアム・ディール、角川書店) 1982
- 『カメレオン』(ウィリアム・ディール、角川書店) 1984
- 『フーリガン』(ウィリアム・ディール、角川書店) 1987
クライヴ・バーカー
編集- 『ミッドナイト・ミートトレイン』(クライヴ・バーカー、集英社、集英社文庫、血の本1) 1987
- 『セルロイドの息子』(クライヴ・バーカー、集英社、集英社文庫、血の本3) 1987
- 『マドンナ』(クライヴ・バーカー、集英社、集英社文庫、血の本5) 1987
- 『魔道士』(クライヴ・バーカー、集英社) 1988
- 『死都伝説』(クライヴ・バーカー、集英社、集英社文庫) 1989
- 『ヘルハウンド・ハート』(クライヴ・バーカー、集英社、集英社文庫) 1989
パトリック・マグラア
編集- 『血のささやき、水のつぶやき』(パトリック・マグラア、河出書房新社) 1989
- 『グロテスク』(パトリック・マグラア、河出書房新社) 1992
- 『愛という名の病』(パトリック・マグラア、河出書房新社) 2003
- 『失われた探険家』(パトリック・マグラア、河出書房新社) 2007
イアン・マキューアン
編集- 『イノセント』(イアン・マキューアン、早川書房) 1993、のち文庫
- 『異邦人たちの慰め』(イアン・マキューアン、早川書房) 1994
- 『最初の恋、最後の儀式』(イアン・マキューアン、早川書房) 1999
- 『黒い犬』(イアン・マキューアン、早川書房) 2000
- 『セメント・ガーデン』(イアン・マキューアン、早川書房) 2000
ジョン・ダニング
編集- 『死の蔵書』(ジョン・ダニング、早川書房、ハヤカワ文庫) 1996
- 『幻の特装本』(ジョン・ダニング、早川書房、ハヤカワ文庫) 1997
- 『失われし書庫』(ジョン・ダニング、早川書房、ハヤカワ文庫) 2004
パトリシア・ハイスミス
編集- 『女嫌いのための小品集』(パトリシア・ハイスミス、河出書房新社、河出文庫) 1993
- 『回転する世界の静止点 - 初期短篇集 1938 - 1949』(パトリシア・ハイスミス、河出書房新社) 2005
- 『目には見えない何か - 中後期短篇集 1952 - 1982』(パトリシア・ハイスミス、河出書房新社) 2005
カート・ヴォネガット
編集- 『カート・ヴォネガット全短篇1』(カート・ヴォネガット、大森望監修、共訳、早川書房) 2018
- 『カート・ヴォネガット全短篇2』(カート・ヴォネガット、大森望監修、共訳、早川書房) 2018
- 『カート・ヴォネガット全短篇3』(カート・ヴォネガット、大森望監修、共訳、早川書房) 2018
- 『カート・ヴォネガット全短篇4』(カート・ヴォネガット、大森望監修、浅倉久志共訳、早川書房) 2019
出典
編集- 日外アソシエーツ現代人物情報