宮崎ロマン
宮崎ロマン(みやざきロマン)は、宮崎県宮崎市中央通6-10にあった映画館(成人映画館)。1スクリーンを有し、座席数は46席[1]。2020年コロナ禍をきっかけに閉館。
宮崎ロマン Miyazaki Roman | |
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情報 | |
旧名称 | 宮崎ロマン東映、宮崎東映パラス |
開館 | 1977年 |
閉館 | 2020年4月17日 |
客席数 | 46席[1] |
用途 | 成人映画の上映 |
運営 | 石田産業株式会社[2] |
所在地 |
〒880-0002 宮崎県宮崎市中央通6-10 |
位置 | 北緯31度54分56.6秒 東経131度25分17.9秒 / 北緯31.915722度 東経131.421639度座標: 北緯31度54分56.6秒 東経131度25分17.9秒 / 北緯31.915722度 東経131.421639度 |
最寄駅 | 宮崎駅 |
最寄バス停 | 宮崎交通バス「橘通3丁目」停留所(国道220号沿い) |
沿革
編集元々、同市中央通6-2に存在していた『宮崎東映劇場』の改装に伴う代替施設として1977年(昭和52年)に「宮崎ロマン東映劇場」の名称で開業[注 1]。その後「宮崎東映パラス」を経て1992年(平成4年)に現館名に改称。成人映画の上映へとシフトしていった[注 1]。
2017年(平成29年)2月26日 - 宮崎キネマ館が主催して、「おとなの社会科見学 わたしも"宮崎ロマン"デビューしたい」という女性客限定のイベントが開催された[3]。宮崎ロマンの支配人に劇場の特色や上映スタイルなどの説明を聞いた後、浜野佐知が監督した3作品を鑑賞した[3]。
しかし、令和改元後の2020年に入って起こった新型コロナウイルスの感染拡大により、来場者数が1日10人を下回る日が多く経営が窮迫。国が発した緊急事態宣言に伴い同年4月18日から休館したが、緊急事態宣言終了後の経営継続が困難になることから同年5月末に廃業を決断。7月に閉館が正式発表され43年間の歴史に幕を閉じた[2]。
特色
編集2019年(令和元年)時点の宮崎市にある映画館は、宮崎セントラルシネマ(9スクリーンのシネマコンプレックス)、宮崎キネマ館(ミニシアター)、宮崎ロマン(成人映画館)の3館だけであった[4]。宮崎ロマンは宮崎県で唯一の成人映画館であった[2][5]。なお、宮崎ロマン閉館と入れ替わるように、宮崎駅前のアミュプラザ宮崎内にシネマコンプレックスのワンダーアティックシネマ[注 2]がオープンしている。
OP映画を中心としてエクセスフィルムも上映しており、毎週各配給会社の作品をミックスさせた3本立ての番組を組んでいた[1]。かつては129席の座席を有していたが、46席まで座席数を減らしたため、成人男性が足を伸ばせるほどシート間隔が広かった[2]。カップホルダーがついたシネコン型の座席であった。飲み物の自動販売機があり、ホール内に飲食物の持ち込みが可能であった。
データ
編集脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ a b c d e f g “プロフィール”. 宮崎ロマン公式ブログ. 2019年10月5日閲覧。
- ^ a b c d e 中村和彦 (2020年7月21日). “「宮崎ロマン」43年の歴史に幕 県内唯一の成人映画館閉館”. デジタル夕刊 プレみや (宮崎日日新聞社) 2023年10月24日閲覧。
- ^ a b “おとなの社会科見学 わたしも"宮崎ロマン"デビューしたい”. 宮崎キネマ館. 2019年10月5日閲覧。
- ^ “生活衛生同業組合宮崎県興行協会”. 全興連. 2019年10月5日閲覧。
- ^ “南国宮崎で一番の歓楽街・西橘通り「ニシタチ」を歩く”. 新日本DEEP案内 (2012年8月3日). 2019年10月5日閲覧。