安春川
札幌市の川
安春川 | |
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新琴似通より北西を望む(2013年5月) | |
水系 | 石狩川 |
種別 | 一級河川 |
延長 | 4.7 km |
平均流量 | -- m3/s |
流域面積 | -- km2 |
水源の標高 | -- m |
河口・合流先 | 発寒川(札幌市) |
流域 | 北海道札幌市北区 |
新琴似4条2丁目および新琴似5条2丁目の境が上流である。新琴似4条と新琴似5条の境に、2丁目から13丁目あたりまで、ほぼ直線に流れるものの、新琴似5条13丁目で、北北東に曲がる[1]。新琴似12条16丁目から屯田5条12丁目の西に入り、屯田9条12丁目の西で、発寒川に合流する[1]。延長は、4.7kmである[2]。
1890年(明治23年)に、新琴似の屯田兵らにより開削される[3]。湿地帯であった新琴似地区を農地にするには、川をつくり地下水位を下げる必要があるための工事である[3]。「安春川」は、工事を実施に移した安藤貞一郎大尉の「安」に、工事請負人の「春山」某の「春」から来たといわれている[3]。
20世紀に入ると水枯れ状態になり、昭和40年代には雨水排除の河川となっていた[4]。その後、創成川水再生プラザから高度処理水を、札沼線沿線の新琴似5条2丁目あたりより地上に流すことによって、「川」として復活を遂げた[3]。1988年(昭和63年)から1992年(平成4年)にかけ、新琴似の上流から810mについて、遊歩道などの整備が行われた[5]。1993年手づくり郷土賞受賞(自然とふれあう水辺づくり部門)[6]。