奥 明栄(おく あきよし、1956年[1] - )は、日本の自動車技術者、レーシングカーデザイナー、実業家京都市出身[2]同志社大学理工学部中退[3][4]

2025年現在は東レ・カーボンマジック代表取締役社長を務める。

略歴

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大学で自動車部に在籍していたことから、大学3回生のときにその流れで童夢でアルバイトを始める。結局大学は中退し、そのまま童夢に就職[1][3]。以後童夢でレーシングカーの設計に従事し、童夢が開発を受託していたトヨタグループCカーなどを担当[3]。1990年代に童夢が独自開発していた一連のフォーミュラカーでは設計主任(チーフデザイナー)を務めた。

2001年に、童夢が外部のレーシングカー製造会社(有限会社ウィスカー)を買収し「童夢カーボンマジック」として子会社化すると[5]、同社の社長に就任[1]。以後は、童夢がル・マン24時間レース参戦を目的に開発した一連のプロトタイプレーシングカー童夢・S101等)のデザイナーを務めつつ、製造部門を取り仕切り、タイの子会社(童夢コンポジット・タイランド)設立などにも関わった。

2013年、童夢が製造部門の子会社(童夢カーボンマジック、童夢コンポジット・タイランド)を東レに売却した際には、奥も一緒に東レグループに移籍。以後「東レ・カーボンマジック」となった同社で副社長兼最高技術責任者(CTO)となり、後に社長に復帰した。

主な開発実績

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フォーミュラカー

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スポーツプロトタイプカー

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GTカー

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脚注

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外部リンク

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