長野県道502号奥志賀公園栄線
日本の長野県の道路
(奥志賀林道から転送)
長野県道502号奥志賀公園栄線(ながのけんどう502ごう おくしがこうえんさかえせん)は、長野県下高井郡山ノ内町から下水内郡栄村に至る一般県道である。別名、奥志賀林道ともよばれる[1][2]。
一般県道 | |
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長野県道502号奥志賀公園栄線 | |
起点 | 長野県下高井郡山ノ内町夜間瀬 |
終点 | 長野県下水内郡栄村豊栄 |
接続する 主な道路 (記法) |
国道117号 |
■テンプレート(■ノート ■使い方) ■PJ道路 |
概要
編集志賀高原最奥部から山間部をたどり、野沢温泉村を経て、栄村の千曲川流域に至る北信地域の山岳道路で、延長は約60キロメートル (km) ほどある長距離路線。かつては接続する長野県道471号奥志賀公園線との総称で「奥志賀スーパー林道」と呼ばれた舗装林道で、有料道路であった[2]。
路線データ
編集- 起点:下高井郡山ノ内町夜間瀬 奥志賀高原(長野県道471号奥志賀公園線終点)
- 終点:下水内郡栄村箕作(長野県道408号箕作飯山線接続)
路線状況
編集1.5車線から2車線の全面舗装の道路で、場所によりセンターラインのないほど狭隘な区間もあるが、交通量は少ない[1]。ルートの大半は1車線から1.5車線と狭く、長距離に渡って蛇行しながら林道の様な道が続いていくが、路面状況は悪くはない[2]。豪雪地域のため、11月下旬から5月中旬頃まで1年の半分以上の期間は冬季閉鎖される[2]。
地理
編集樹林帯を貫く区間が中心で[2]、全体的にブナなど広葉樹の深い森の中を通っており、春の新緑や秋の紅葉が美しいところで知られる[1]。南端の志賀高原側は、雑魚川(ざこがわ)の沢に沿った渓谷の道で、ここから北へ林道の中ほどにカヤノ平があり、樹齢250年といわれるブナの天然林が広がる[1]。カヤノ平から展望が開けた尾根沿いの道路になり、野沢温泉スキー場のなかに出る[1]。北部の野沢温泉や毛無山周辺は、野沢温泉スキー場ゲレンデの中を通過しており、視界が開けている[2]。冬季閉鎖期間中、野沢温泉スキー場の中を通る道路の部分がスキー初心者用林間コースに変わる。
通過する自治体
編集交差する道路
編集- 長野県道471号奥志賀公園線 - 下高井郡山ノ内町夜間瀬(起点)
- 長野県道408号箕作飯山線 - 下水内郡栄村大字堺字箕作(終点)
沿線
編集脚注
編集参考文献
編集- 須藤英一『新・日本百名道』大泉書店、2013年。ISBN 978-4-278-04113-2。
- 中村淳一編 編『日本の絶景ロード100』枻出版社、2018年4月20日。ISBN 978-4-7779-5088-1。