太田為三郎
太田為三郎(おおた ためさぶろう、元治元年(1864年) - 昭和11年(1936年)は、明治・大正・昭和期の図書館員、司書。
おおた ためさぶろう 太田 為三郎 | |
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生誕 |
富永 為三郎[1] 1864[2] |
死没 | 1936[2] |
国籍 | 日本 |
職業 | 図書館員 |
来歴・人物
編集明治20年(1887年)に大村中学校(長崎県、現県立大村高校)に英語教員として赴任する[3]。明治22年(1889年)に4月10日より東京図書館に勤務[4]、明治24年(1891年)に司書となる。図書館に勤務するかたわら、明治34年(1901年)に『日本随筆索引』の編纂を行う。以降、『帝国地名辞典』の編纂の他、版の改訂にも取り組んだ。明治45年(1912年)より図書館事項講習会にて目録編纂法の講師を担当し、後進の育成に携わる。大正3年(1914年)台湾総督府図書館の嘱託となり、大正5年(1916年)台湾総督府図書館2代目館長に就任する。大正10年(1921年)に帰国後、東京商科大学予科講師(嘱託)に就任[5]し、昭和3年に退職するまで同図書館に勤務した。なお、大正10年-大正12年には図書館幹事[5]に就任している。
著書
編集- 『日本隨筆索引』(東陽堂 1901年)
- 『帝国地名辞典』(三省堂 1912年)
- 『日本随筆索引』(岩波書店 1926年 増訂版)
- 『内外主要図書館要覽』(日本図書館協会 1930年)
- 『和漢図書目録法』(図書館短期大学同窓会橘会 , 日本図書館協会 (発売) 1971年) 芸艸會叢書 第1篇
脚注
編集参考文献
編集- 石井敦編 『図書館を育てた人々 日本編1』日本図書館協会 1983年 820483005
- 彌吉光長著『図書と師友への随想』日外アソシエーツ 1983年 4816903046 (彌吉光長著作集 6)
- 逸名山人 ”太田先生の逸話史” 図書館研究 12(6) 1936年
公職 | ||
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先代 隈本繁吉 |
台湾総督府図書館長 1916年 - 1921年 |
次代 並河直広 |
その他の役職 | ||
先代 今沢慈海 |
日本図書館協会会長 1922年 - 1923年 |
次代 今沢慈海 専務理事 |
先代 西村竹間 |
日本図書館協会会長 1913年 - 1914年 |
次代 田中一貞 |