天国へようこそ
「天国へようこそ」(てんごくへようこそ 英題:Where's Heaven)は、日本のバンド・東京事変による楽曲。配信限定シングルとして2010年7月28日にリリースされた[1]。
「天国へようこそ」 | |||||||||||||
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東京事変 の シングル | |||||||||||||
初出アルバム『大発見』 | |||||||||||||
A面 | ドーパミント! | ||||||||||||
リリース | |||||||||||||
規格 | デジタル・ダウンロード | ||||||||||||
ジャンル | J-POP | ||||||||||||
時間 | |||||||||||||
レーベル | EMIミュージック・ジャパン | ||||||||||||
作詞・作曲 | 椎名林檎 | ||||||||||||
プロデュース | 東京事変、井上雨迩 | ||||||||||||
チャート最高順位 | |||||||||||||
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東京事変 シングル 年表 | |||||||||||||
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概要
編集この楽曲はテレビ朝日系列金曜ナイトドラマ『熱海の捜査官』の主題歌として、監督の三木聡[注 2]やテレビ朝日プロデューサーの横地郁英[注 3]ら制作スタッフからの要望を受けた椎名が書き下ろしたものである[2][3][4]。東京事変名義での連続ドラマのタイアップはフジテレビ系ドラマ『木曜劇場・大奥〜華の乱〜』以来、自身2度目。
三木監督も交えた打ち合わせにも参加した椎名は「今のヒットチャート的な曲ではなく、ジャズのスタンダードナンバーのような、永遠に歌い続けてもらえるような曲を」(テレビ朝日プロデューサー・横地郁英)、「J-POPである必要はまったくない。音楽と作品が沿えばいい」(ドラマの音楽監督・坂口修)というオファーに対し、台本だけを読んで曲を書き上げた[4][5][6]。視聴者の間で議論されるほど何層にも組み立てられた複雑な構造の難解な作品を最初に台本を読んだ段階で正確に読み取った椎名を、監督の三木は「本質にたどり着くスピードが速い。視聴者は最終話まで見て、いろんな人の意見をブログなんかで読んで、今ようやく『天国へようこそ』の歌詞に『熱海の捜査官』のすべてが集約されていることに気付いてるんですよ」と絶賛している[5]。
2010年7月21日より着うたフルなどのモバイル限定で先行配信された後、7月28日から「ドーパミント!」と共にiTunes Storeなどの音楽配信サイトで配信が開始された。
各バージョン
編集全バージョンとも作詞・作曲を椎名林檎、編曲を東京事変が担当。
- 「天国へようこそ For The Tube」
- 『熱海の捜査官』の主題歌として使用され、配信シングルとしてリリースされたオリジナル・バージョン。歌詞は英詞。「For The Tube」のサブタイトルが加えられ、5作目のアルバム『大発見』にボーナス・トラックとして収録された。
- 「天国へようこそ For The Disc」
- 上記『大発見』に収録されたアルバム・バージョン。歌詞は日本語詞に変えられている。なお同年9月より行われたコンサート・ツアー「東京事変 Live Tour 2011 Disvovery」では、このバージョンが披露された。
- 「天国へようこそ Tokyo Bay Ver.」
- 『熱海の捜査官』最終話の劇中で、ラジオから流れてくる楽曲として使用されたサンバ・バージョン。監督の三木から急遽追加制作を依頼されたものだが、のちに椎名は最初に台本を読んだ段階で“ラジオからサンバのメロディが流れてくる”というト書きを見つけ、サンバ・バージョンも作れるような旋律を想定して『天国へようこそ』を作っていたことを告白して監督を驚かせている[3][5]。
- このバージョンは2011年9月21日より配信されており、同日に発売されたミュージック・ビデオ集『CS Channel』のエンドロールに「天国へようこそ Tokyo Bay Ver. CS Edit」として編集されたものが収録されているほか、2013年2月27日に初回完全限定生産で発売されたCD-BOX『Hard Disk』の特典ディスクにも収録された。
演奏
編集脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ “狂気に満ちた林檎の世界観が炸裂〜東京事変が配信限定でニューシングル”. RBB TODAY (2010年7月1日). 2018年6月23日閲覧。
- ^ “東京事変「時効警察」コンビの新作ドラマに主題歌提供”. 音楽ナタリー. 株式会社ナターシャ (2010年6月30日). 2018年6月23日閲覧。
- ^ a b “椎名林檎、気持ちいい3分間が大事! 楽曲に懸ける思いを吐露!「熱海の捜査官」主題歌制作秘話”. シネマトゥデイ (2010年11月30日). 2011年6月18日閲覧。
- ^ a b “東京事変がドラマ主題歌を担当。椎名林檎「お断りする理由が見当たりませんでした」”. BARKS (2010年6月30日). 2018年6月23日閲覧。
- ^ a b c “椎名林檎×三木聡監督の初対談が実現!”. ザ・テレビジョン. KADOKAWA (2010年12月9日). 2018年6月23日閲覧。
- ^ “「空が鳴っている/女の子は誰でも」オフィシャル・インタビュー”. 東京事変公式サイト. ユニバーサル ミュージック合同会社. 2018年6月23日閲覧。