大鶴駅
大鶴駅(おおつるえき)は、大分県日田市大字大肥にある、JR九州バスが運行を行っている日田彦山線BRT(BRTひこぼしライン)のバス停留所である。
大鶴駅 | |
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日田方面BRTのりば(2024年1月) | |
おおつる Ōtsuru | |
◄名本 (0.4 km) (0.3 km) 大明小中学校前► | |
所在地 | 大分県日田市大字大肥 |
所属事業者 | |
所属路線 | ■日田彦山線BRT(BRTひこぼしライン) |
キロ程 | 23.4 km(添田起点) |
駅構造 | 地上駅 |
開業年月日 | 2023年(令和5年)8月28日* |
* BRTの駅としての開業日。 |
大鶴駅 | |
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駅舎(2011年5月) | |
おおつる Ōtsuru | |
◄宝珠山 (1.6 km) (2.5 km) 今山► | |
所在地 | 大分県日田市大字大肥[1]1646 |
所属事業者 | 九州旅客鉄道(JR九州) |
所属路線 | ■日田彦山線 |
キロ程 | 62.9 km(城野起点) |
電報略号 | オル |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線[1] |
乗車人員 -統計年度- |
30人/日(降車客含まず) -2016年[2]- |
乗降人員 -統計年度- |
58人/日 -2016年[2]- |
開業年月日 | 1937年(昭和12年)8月22日[3] |
備考 |
無人駅[4] 平成29年7月九州北部豪雨による被害のため休止中 |
九州旅客鉄道(JR九州)日田彦山線の鉄道駅でもある[1]が、2017年(平成29年)に発生した九州北部豪雨の影響により、鉄道駅は休止中の扱いである。
歴史
編集- 1937年(昭和12年)8月22日:彦山線夜明駅 - 宝珠山駅間の開通に伴い、開業[3]。
- 1962年(昭和37年)10月1日:貨物取扱廃止[5]。
- 1971年(昭和46年)2月20日:業務委託駅となる[6]。
- 1984年(昭和59年)
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、九州旅客鉄道(JR九州)の駅となる[8]。
- 2010年(平成22年)4月18日:新駅舎が落成[4][9]。
- 2017年(平成29年)7月5日:平成29年7月九州北部豪雨の影響により鉄道路線ごと休止、代行バスは駅から北西に離れた国道211号沿いの個人商店付近の代行輸送停留所に発着したが[10]、後に駅舎前から発着するようになった[11]。
- 2023年(令和5年)8月28日:添田駅 - 久大本線の日田駅間で日田彦山線BRT(BRTひこぼしライン)の運行を開始。元の駅から北西に離れた国道211号上に乗降場が設けられた。
駅構造
編集当駅前後は一般道走行区間であり、国道211号上に駅が設けられている。日田方面の歩道には、木材で酒枡を表現した待合ブースが設置されている[12]。一方の添田方面は、駅サインのみのシンプルなものになっている。
2017年に鉄道が運行を休止した後、代行バスの運行開始当初は、BRTの駅から約70mほど離れた上り方に停車場所が設置された。その後、鉄道駅の前に乗り入れる形となった[13]が、BRT開業後は再び国道上が乗降地点となっている。
鉄道休止前は、単式ホーム1面1線を有する地上駅[1]であった。
1984年(昭和59年)に無人駅化されていた。古い木造駅舎が残っていたが、2010年(平成22年)4月18日に新たな木造駅舎が落成した[4]。BRTの運行開始以降も現存する。
-
BRTのりば(日田方面)。右奥に添田方面のりば。
利用状況
編集1965年(昭和40年)度には乗車人員が141,965人(定期外:38,059人、定期:103,906人)、降車人員が144,934人で、手荷物(発送:171個、到着:102個)や小荷物(発送:864個、到着:1,037個)も取り扱っていた[14]。
2014年(平成26年)度の乗車人員は10,935人(定期外:5,211人、定期:5,724人)、降車人員は10,418人である[15]。
年度 | 年間 乗車人員 |
定期外 乗車人員 |
定期 乗車人員 |
一日平均 乗車人員* |
年間 降車人員 |
出典 |
---|---|---|---|---|---|---|
1965年(昭和40年) | 141,965 | 38,059 | 103,906 | - | 144,934 | [14] |
- | - | - | - | - | - | - |
1990年(平成2年) | 30,063 | 2,723 | 27,340 | - | 30,982 | [16] |
1991年(平成3年) | 39,511 | 14,071 | 25,440 | - | 30,791 | [17] |
1992年(平成4年) | 41,426 | 14,491 | 26,935 | - | 41,279 | [18] |
1993年(平成5年) | 43,623 | 14,436 | 29,187 | - | 43,473 | [19] |
1994年(平成6年) | 46,501 | 13,875 | 32,626 | - | 47,140 | [20] |
1995年(平成7年) | 45,993 | 11,849 | 34,144 | - | 48,076 | [21] |
1996年(平成8年) | 40,802 | 11,193 | 29,609 | - | 43,098 | [22] |
1997年(平成9年) | 39,338 | 11,120 | 28,218 | - | 40,674 | [23] |
1998年(平成10年) | 35,491 | 10,278 | 25,213 | - | 36,215 | [24] |
1999年(平成11年) | 26,002 | 2,728 | 23,274 | - | 32,049 | [25] |
2000年(平成12年) | 33,186 | 10,513 | 22,673 | 91 | 27,685 | [26] |
2001年(平成13年) | 35,687 | 12,974 | 22,713 | 98 | 31,605 | [27] |
2002年(平成14年) | 33,557 | 12,921 | 20,636 | 92 | 31,037 | [28] |
2003年(平成15年) | 32,783 | 12,715 | 20,068 | 90 | 30,255 | [29] |
2004年(平成16年) | 29,381 | 10,920 | 18,461 | 81 | 26,997 | [30] |
2005年(平成17年) | 29,381 | 10,920 | 18,461 | 81 | 26,997 | [31] |
2006年(平成18年) | 26,493 | 10,312 | 16,181 | 73 | 24,491 | [32] |
2007年(平成19年) | 24,865 | 9,857 | 15,008 | 68 | 22,773 | [33] |
2008年(平成20年) | 23,051 | 9,479 | 13,572 | 63 | 20,665 | [34] |
2009年(平成21年) | 17,765 | 5,051 | 12,714 | 49 | 19,481 | [35][注釈 1] |
2010年(平成22年) | 16,725 | 5,109 | 11,616 | 46 | 16,703 | [37][注釈 1] |
2011年(平成23年) | 15,399 | 4,665 | 10,734 | 42 | 15,762 | [38][注釈 1] |
2012年(平成24年) | 12,877 | 4,525 | 8,352 | 35 | 13,361 | [39][注釈 1] |
2013年(平成25年) | 9,871 | 4,812 | 5,059 | 27 | 10,169 | [40][注釈 1] |
2014年(平成26年) | 10,935 | 5,211 | 5,724 | 30 | 10,418 | [15][注釈 1] |
- 一日平均乗車人員は年間乗車人員の値を各年度の日数で割った値。
駅周辺
編集鉄道が休止となり、BRT駅が国道上に設けられたため使用されなくなった駅舎について、地元のイベント企画会社がにぎわいの拠点としての活用を検討している[41]。
以下の施設等は、日田彦山線BRTでは名本駅が最寄りとなる。
- 大鶴郵便局
- 諸筋橋
- 日田市大鶴振興センター
隣の駅
編集- JR九州バス・九州旅客鉄道(JR九州)
- ■日田彦山線BRT(BRTひこぼしライン)
- 名本駅 - 大鶴駅 - 大明小中学校前駅
脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ a b c d 『週刊JR全駅・全車両基地』第07号、朝日新聞出版、2012年9月23日、27頁。
- ^ “平成29年版ひた市勢情報” (PDF). 日田市. 2018年5月17日閲覧。
- ^ a b 福岡県教育百年史編さん委員会 『福岡県教育百年史 第7巻 年表・統計編』 福岡県教育委員会、1980年3月31日。
- ^ a b c d 「落成祝う 戦前の2駅舎建て替え」『大分合同新聞』大分合同新聞社、2010年4月21日、朝刊、11面。
- ^ a b 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、766頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 「久大、日田彦山両線近代化」『交通新聞』交通協力会、1971年2月17日、1面。
- ^ 「通報 ●久大本線南久留米駅ほか13駅の駅員無配置について(旅客局)」『鉄道公報』日本国有鉄道総裁室文書課、1984年2月10日、2面。
- ^ 『交通年鑑 昭和63年版』 交通協力会、1988年3月。
- ^ 「JR夜明、大鶴新駅舎が完成 記念イベント」『読売新聞』読売新聞西部本社、2010年4月20日、朝刊、27面。
- ^ 「日田彦山線代行輸送の停車場所」日田彦山線代行輸送について(JR九州)
- ^ “Wayback Machine”. web.archive.org. 2023年9月29日閲覧。
- ^ 『BRTひこぼしライン7駅の待合ブースデザインが決定しました!』(プレスリリース)九州旅客鉄道、2022年11月30日。オリジナルの2023年7月13日時点におけるアーカイブ 。2023年9月23日閲覧。
- ^ “日田彦山線代行バスのご案内について - 大鶴駅”. 九州旅客鉄道. 2023年5月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年9月23日閲覧。
- ^ a b 大分県総務部統計課 『昭和41年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、1966年3月。
- ^ a b “平成27年版 大分県統計年鑑 11 運輸および通信 128.鉄道各駅別運輸 状況(JR九州・JR貨物) 2016年3月29日”. 大分県総務部統計課. 2016年9月25日閲覧。
- ^ 大分県総務部統計課 『平成3年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、1991年12月31日。
- ^ 大分県総務部統計課 『平成4年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、1992年12月31日。
- ^ 大分県総務部統計課 『平成5年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、1994年3月31日。
- ^ 大分県総務部統計課 『平成6年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、1995年3月31日。
- ^ 大分県総務部統計課 『平成7年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、1996年3月31日。
- ^ 大分県総務部統計課 『平成8年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、1997年3月31日。
- ^ 大分県総務部統計課 『平成9年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、1998年3月31日。
- ^ 大分県総務部統計課 『平成10年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、1999年3月31日。
- ^ 大分県総務部統計課 『平成11年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、2000年3月31日。
- ^ 大分県総務部統計課 『平成12年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、2001年3月31日。
- ^ 大分県総務部統計課 『平成13年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、2002年3月31日。 - 11運輸および通信 - 132 鉄道各駅別運輸状況(JR九州・JR貨物) (ウェブ版XLS)
- ^ 大分県総務部統計課 『平成14年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、2003年3月31日。 - 11運輸および通信 - 132 鉄道各駅別運輸状況(JR九州・JR貨物) (ウェブ版XLS)
- ^ 大分県総務部統計課 『平成15年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、2004年3月31日。 - 11運輸および通信 - 132 鉄道各駅別運輸状況(JR九州・JR貨物) (ウェブ版XLS)
- ^ 大分県総務部統計課 『平成16年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、2005年3月31日。 - 11運輸および通信 - 132 鉄道各駅別運輸状況(JR九州・JR貨物) (ウェブ版XLS)
- ^ 大分県総務部統計課 『平成17年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、2006年3月31日。 - 11運輸および通信 - 132 鉄道各駅別運輸状況(JR九州・JR貨物) (ウェブ版XLS)
- ^ 大分県総務部統計課 『平成18年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、2007年3月31日。 - 11運輸および通信 - 132 鉄道各駅別運輸状況(JR九州・JR貨物) (ウェブ版XLS)
- ^ 大分県総務部統計課 『平成19年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、2007年3月31日。 - 11運輸および通信 - 130 鉄道各駅別運輸状況(JR九州・JR貨物) (ウェブ版XLS)
- ^ 大分県総務部統計課 『平成20年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、2009年3月31日。 - 11運輸および通信 - 129 鉄道各駅別運輸状況(JR九州・JR貨物) (ウェブ版XLS)
- ^ 大分県総務部統計課 『平成21年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、2010年3月31日。 - 11運輸および通信 - 129 鉄道各駅別運輸状況(JR九州・JR貨物) (ウェブ版XLS)
- ^ “平成22年版 大分県統計年鑑 11 運輸および通信 129.鉄道各駅別運輸 状況(JR九州・JR貨物) 2012年2月15日”. 大分県総務部統計課. 2015年6月26日閲覧。
- ^ 池端真理 『全国都道府県統計協会刊行の統計資料調査について』 地域総合研究 第38巻 第2号 (鹿児島国際大学地域総合研究所) (2011年)
- ^ “平成23年版 大分県統計年鑑 11 運輸および通信 128.鉄道各駅別運輸 状況(JR九州・JR貨物) 2012年6月15日”. 大分県総務部統計課. 2015年6月26日閲覧。
- ^ “平成24年版 大分県統計年鑑 11 運輸および通信 128.鉄道各駅別運輸 状況(JR九州・JR貨物) 2013年8月5日”. 大分県総務部統計課. 2015年6月26日閲覧。
- ^ “平成23年版 大分県統計年鑑 11 運輸および通信 128.鉄道各駅別運輸 状況(JR九州・JR貨物) 2012年6月15日”. 大分県総務部統計課. 2015年6月26日閲覧。
- ^ “平成26年版 大分県統計年鑑 11 運輸および通信 128.鉄道各駅別運輸 状況(JR九州・JR貨物) 2015年3月10日”. 大分県総務部統計課. 2016年9月25日閲覧。
- ^ “BRT転換で使われなくなった旧駅舎から「街に新しい風を」…豪雨被災地の元協力隊員が挑む”. 読売新聞. (2023年9月2日). オリジナルの2023年9月2日時点におけるアーカイブ。 2023年9月3日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集- 大鶴駅(駅情報) - 九州旅客鉄道