大泉一貫
大泉 一貫(おおいずみ かずぬき、1949年2月26日 [1]- )は、日本の農政学者で地域政策学者。宮城県生まれ[1][2]。東京大学大学院農学系研究科修士課程修了。宮城大学特任教授で、宮城大学評議員や事業構想学部長、事業構想学研究科長を務めた。講義科目は地域経済論、食品流通事業論。日本地域政策学会会長を2期つとめる。
グローバル経済や地域経済の有り様から農業の将来を見据える発言が多い。家族経営や小規模零細経営を中心とする地域経済の実態を踏まえ、新たな地域ビジネスモデルの構築を提唱している。融合産業の構築や農商工連携等をその突破口として考えているようである。農業経営者政策の体系化を中心とした農政の再構築を提唱している。中央集権的な生産調整政策を批判、現場に近いところが政策立案すべきとする地方分権農政を提案している。
略歴
編集学外における活動
編集著書
編集単著
編集- 農業が元気になるための本(農林統計協会、1990年)
- 一点突破で元気農業(家の光協会、1993年)
- いいコメうまいコメ(朝日新聞社、1995年)
- 農業経営の組織と管理(農林統計協会、1998年)
- ニッポンのコメ(朝日新聞社、2001年)
- 大衆消費社会の食料・農業・農村政策(東北大学出版会、2002年)
- 個の時代のむらと農(農林統計協会、2004年)
- 日本の農業は成長産業に変えられる(洋泉社、2009年)
- 日本農業の底力 (洋泉社、 2012年)
- 希望の日本農業論(NHK出版、2014年)
共編著
編集脚注
編集- ^ a b “プロフィール – 大泉一貫オフィシャルサイト”. 2024年8月29日閲覧。
- ^ “【大泉一貫】投稿一覧”. 日本経済新聞 (2024年8月27日). 2024年8月29日閲覧。
- ^ 博士論文書誌データベース学位論文