夢月亭清麿
夢月亭 清麿(むげつてい きよまろ、1950年5月16日 - )は、東京都渋谷区出身の落語家。落語協会所属。本名∶池谷 実。出囃子∶『串本節』。
夢月亭清麿定紋「立ち沢瀉」 | |
本名 | |
---|---|
生年月日 | 1950年5月16日(74歳) |
出身地 | 日本・東京都渋谷区 |
師匠 | 五代目柳家つばめ 五代目柳家小さん |
名跡 | 1. 柳家雪之丞 (1973年 - 1978年) 2. 夢月亭歌麿 (1978年 - 1989年) 3. 夢月亭清麿 (1989年 - ) |
出囃子 | 串本節 |
活動期間 | 1973年 - |
所属 | 落語協会 |
公式サイト | 夢月亭清麿 - 落語協会 |
備考 | |
落語協会監事(2020年 - ) | |
経歴
編集早稲田大学第一文学部卒業後1973年3月、五代目柳家つばめに入門、前座名「雪之丞」。1974年9月、つばめ死去により、大師匠五代目柳家小さん門下に移籍。
1978年3月に金原亭馬治、古今亭菊龍と共に二ツ目昇進、亡き師匠五代目柳家つばめの二ツ目名「夢月亭歌麿」と改名。
1989年3月に林家鉄平と共に真打昇進、「夢月亭清麿」と改名。2020年より落語協会監事を務める。
2023年11月以降体調不良のため休演。2017年以降らくごカフェで3か月おきに開催してきた独演会は、2024年1月19日をもって最終回(清麿休演)となった。
人物
編集学生の頃、映画好きとして佐藤忠男の本を愛読、佐藤と面識もあった。落語家になろうと考えた時に「私は栄ちゃんと呼ばれたい」(柳家つばめ著)のあとがきに佐藤の名前があったのを思い出し、頼み込んでつばめ宛の紹介状を書いてもらって入門に至った[1]。
高座では主に新作落語を演じている。新作落語を作り続けた三遊亭円丈の理論的支柱として「実験落語」以降の活動に同道していた。
演芸専門誌「東京かわら版」で、コラムを柳家雪之丞時代の1977年(昭和52年)1月号(第27号)から平成中期まで長期連載していた。タイトルは「よたろうのーと」→「新・よたろうのーと」→「夢月亭の炊き立てゴハン」に変更されている。
芸歴
編集役職
編集- 2020年∶落語協会監事に就任。
著書
編集- 『プロレスラーのとっておきの話』(サンマーク出版、1992年12月、ISBN 9784763190529)
- 『プロレスクイズ500問』(ベースボール・マガジン社、1995年6月、ISBN 9784583032177)
解説・その他
編集- 三遊亭円丈『御乱心 落語協会分裂と、円生とその弟子たち』(主婦の友社、1986年4月) - 本文中に「評論の歌麿(当時)大先生」として落語協会分裂騒動を分析する存在として実名で登場。また、文庫化された『師匠、御乱心!』(小学館文庫、2018年3月、ISBN 9784094064995)では、巻末の「〈御乱心〉三遊鼎談」(三遊亭円丈・三遊亭円楽(6代目)・三遊亭小遊三)の進行役を務めている。
- 柳家つばめ『創作落語論』(河出文庫、2009年6月、ISBN 9784309409672) - 大友浩との対談による解説
脚注
編集- ^ 柳家雪之丞改め夢月亭歌麿『落語界 vol.18 前座の生活』深川書房、1978年5月1日、34-39頁。
外部リンク
編集- 夢月亭清麿 - 落語協会
- 夢月亭清麿 - 円丈らくご塾
- アーティスト・プロフィール 夢月亭清麿 - ラジオデイズ
- 2024年、夢月亭清麿 (@tofu_jiro) - X(旧Twitter) - (落語会情報)