堀割川
横浜市の川
座標: 北緯35度25分3秒 東経139度37分35.9秒 / 北緯35.41750度 東経139.626639度
堀割川(ほりわりがわ)は、神奈川県横浜市南区から磯子区を流れ、根岸湾に注ぐ流域全長2700mの二級河川。大岡川の分流である。明治時代に作られた運河(人工河川)で、横浜港発展に大きな役割を果たした。
堀割川 | |
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河口付近(八幡橋から南を見る) | |
水系 | 二級水系 大岡川 |
種別 | 二級河川 |
延長 | 2.7 km |
平均流量 |
-- m3/s (--) |
流域面積 | -- km2 |
水源 | 中村川(横浜市南区) |
水源の標高 | -- m |
河口・合流先 | 根岸湾(横浜市磯子区) |
流域 | 神奈川県横浜市 |
地理
編集神奈川県横浜市南区中村町付近で中村川から分かれる。南に流れ、磯子区原町と磯子区磯子の境界から根岸湾に注ぐ。
中村橋から八幡橋にかけて、右岸に国道16号線が通る。川の上に首都高速磯子線を建設する計画があるが、本牧JCTが改良された現在では、実際に建設される見込みは低い。
地元住民の手で川岸に桜並木が作られ、今でもその一部が残っている。坂下橋付近の国道の下にはかつての造船所(ヘルムドック)の水門跡が残り、水運が盛んだった当時の様子を物語っている。横浜で唯一残っている物揚場がみられる。川沿いには中小の工場があり、現在でも一部で水運に用いられている。
歴史
編集1870年、横浜港と根岸湾とを結ぶ水運と、吉田新田埋立用土砂確保[1]のため、当時の神奈川県知事の井関盛艮が工事請負人を募った。吉田新田を開拓した吉田勘兵衛の子孫がこれに応じ、今の中村橋付近の丘陵を切り下げ、中村川から根岸湾まで運河を開削。その土砂で、当時の「一つ目沼」、のちに根岸線と横浜駅根岸道路の間の吉浜町・松影町・寿町・翁町・扇町・不老町・万代町・蓬莱町となる湿地帯の埋立を行った。滝頭波止場(現在は動物検疫所となっている)が大波で破損するなどしたものの、1874年に完成した。2010年度には土木学会選奨土木遺産に認定された[2]
流域の自治体
編集橋梁
編集メディアでの登場
編集脚注
編集- ^ Isogo History ~磯子区の歴史紹介 CityOfYokohama
- ^ 土木学会 平成22年度選奨土木遺産 堀割川
- ^ ちい散歩コース - テレビ朝日