坂東流(ばんどうりゅう)は日本舞踊における流派の一つ。日本舞踊における五大流派の一つに数えられる。文化文政(1804年 - 1830年)の頃の歌舞伎役者・三代目坂東三津五郎を流祖とする。『浅妻船』『傀儡師』『源太』『玉兎』『汐汲』『まかしょ』など、三代目が初演した作品の中には現在も日本舞踊の定番として広く親しまれているものも多い。

系統

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宗家

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志賀次派

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三代目坂東三津五郎の弟・坂東志賀次(ばんどう しがじ)を元祖とする。志賀次の娘・きくは、父の芸風を体系的に確立してこれを坂東流の一派とし、父の名「坂東志賀次」を名跡として襲い慶応年間までに舞踊界と劇界に重きを成すに至った。志賀次派坂東流はこのきくを持って祖宗(初代)とする。

  • 元祖 坂東志賀次 - 三代目坂東三津五郎の弟。
  • 初代 坂東志賀次 - 元祖の娘(四代目坂東三津五郎の姉)。本名:守田きく。前名:坂東喜久。
  • 二代目 坂東志賀次 - 初代の養女。本名:高橋モト、前名:初代坂東三津次。
  • 三代目 坂東志賀次 - 二代目の門弟。本名:山路ひで、前名:二代目坂東三津次。
  • 四代目 坂東志賀次 - 三代目の養女。幼名:坂東三津菊、前名:坂東遥。

外部リンク

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