国香通
国香通(くにかどおり)は兵庫県神戸市中央区の町名。現行行政地名は国香通一丁目から国香通七丁目。郵便番号は651-0066。
地理
編集旧葺合区中央部、山手幹線の北側、生田川の東側に位置する。大部分が住宅地域。
東は北から順に大日通、割塚通、南は若菜通、西は生田川を挟み(二宮橋=山手幹線で接続)二宮町、北は神若通。東から順に一~七丁目が置かれる。
一丁目に徳力稲荷、六丁目に神戸ファッション専門学校がある。
歴史
編集水田地帯であったこの地に熊内橋筋―春日野道筋の南北通りが1900年(明治33年)に着工し、1903年(明治36年)完成、この時、神戸市葺合町の一部から葺合国香通として成立、最初は一丁目がなかった。1931年(昭和6年)から国香通として葺合区の一部、1980年(昭和55年)から中央区の一部。町名は『神戸の町名』によれば、澄覚法親王が布引の滝について詠んだ「布引の滝津瀬かけて難波津や梅か香るおくる春の浦風」という歌によるといい、また『西摂大観』によれば旧熊内村の「コクガ」という字名から取ったもので「国衙(こくが)」の転じたものであるという。『神戸の町名 改訂版』では「国司の政庁があったとは考えにくいが、平安時代以降は国司の支配する土地―国衙領を国衙と略称する事も行われたので、関係がないとは断じられない」としている[1]。
沿革
編集人口統計
編集脚注
編集- ^ 神戸史学会 2007
- ^ “神戸市町別世帯数・年齢別人口(国勢調査)”. 神戸市. 2018年3月6日閲覧。
- ^ “神戸市町別世帯数・年齢別人口(国勢調査)”. 神戸市. 2009年9月1日閲覧。
- ^ a b c d 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 1988
参考文献
編集- 神戸史学会 編『神戸の町名 改訂版』神戸新聞総合出版センター、2007年。ISBN 978-4-343-00437-6。
- 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 竹内理三 編『角川日本地名大辞典 28 兵庫県』角川書店、1988年。ISBN 978-4040012803。