国際映画製作者連盟(こくさいえいがせいさくしゃれんめい、Fédération Internationale des Associations des Producteurs de Films、英語:International Federation of Film Producers Associations, 略称:FIAPF)は、1933年に設立された、世界の映画テレビ製作産業を統括する国際組織。

29か国・36の映画製作者団体で構成され、本部はパリに置かれている。世界各国の映画製作者の権利を代表する唯一の組織であり、またカンヌ国際映画祭ベルリン国際映画祭ヴェネツィア国際映画祭などをはじめとするFIAPF公認国際映画祭の認定や支援も行っている[1]

活動内容

編集

FIAPFは、以下の分野において映画製作者が政策を立案し、政治的な行動で協調するのを支援している。

  • 著作権および関係する知的財産権の立法
  • 知財権立法および不正コピー対策の執行
  • デジタル技術の展開およびそれによるオーディオビジュアル面における価値連鎖への効果波及
  • 技術の標準化プロセス
  • メディア(媒体)の規定
  • 民間・公的資金からの映画投資の手法
  • 通商関係の問題

加盟団体

編集

公認映画祭

編集

2024年時点で、FIAPFが公認している世界各国の映画祭は44ある[1]。FIAPFでは、各映画祭を「コンペティティブ」(Competitive)、「コンペティティブ・スペシャライズド」(Competitive Specialised、あるジャンルに特化した映画祭)、「非コンペティティブ」(Non-Competitive, 賞の選考を目的としない映画祭)と「ドキュメンタリー/短編」(Documentary/Short Film)の4つに分類している[2]

コンペティティブ長編映画祭

編集

脚注

編集

外部リンク

編集