国縫駅

北海道山越郡長万部町にある北海道旅客鉄道の駅

国縫駅(くんぬいえき)は、北海道山越郡長万部町字国縫にある北海道旅客鉄道(JR北海道)函館本線である。駅番号H49電報略号クニ事務管理コードは▲140127[2]

国縫駅
駅舎(2018年6月)
くんぬい
Kunnui
H51 黒岩[* 1] (8.4 km)
(9.5 km) 長万部 H47
地図
所在地 北海道山越郡長万部町字国縫
北緯42度26分21.6秒 東経140度19分15.2秒 / 北緯42.439333度 東経140.320889度 / 42.439333; 140.320889座標: 北緯42度26分21.6秒 東経140度19分15.2秒 / 北緯42.439333度 東経140.320889度 / 42.439333; 140.320889
駅番号 H49
所属事業者 北海道旅客鉄道(JR北海道)
所属路線 函館本線
キロ程 102.8 km(函館起点)
電報略号 クニ
駅構造 地上駅
ホーム 2面3線[1]
乗降人員
-統計年度-
8人/日
-2014年-
開業年月日 1903年明治36年)11月3日
備考 無人駅[1]
  1. ^ この間に北豊津信号場有り(当駅から4.6 km先)。
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国縫駅
くんぬい
Kunnui
(5.6 km) 茶屋川
所属事業者 日本国有鉄道(国鉄)
所属路線 瀬棚線
キロ程 0.0 km(国縫起点)
駅構造 地上駅
開業年月日 1929年昭和4年)12月13日
廃止年月日 1987年(昭和62年)3月16日
備考 瀬棚線廃線に伴い廃駅
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かつては瀬棚線が分岐しており、急行ニセコ」(下り)・「せたな」・快速アイリス」が停車していた。

歴史

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1976年の国縫駅と周囲約1km範囲。下の右が本線複線の函館方面、左へカーブして行くのが瀬棚線瀬棚方面。駅裏に数本の留置または仕分線があり、長万部方に本線に沿って引上線が伸びる。駅裏の木工場の土場と駅舎横函館方面の貨物ホームへ引込み線を有し、それぞれ貨車が留置されている。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

駅名の由来

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地名より。アイヌ語に字をあてたものであるが諸説ある[10]

説としては、「クンネヌイ(kunne-nuy)」(黒い・野火)[10]、アイヌの伝説[注釈 2]に由来する「クンネナイ(kunne-nay)」(黒い・川)[3][10]、あるいは海岸に砂鉄が多かったことによる「クンネ(kunne)」(黒)などがある[10]

駅構造

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単式ホーム・島式ホーム混合の2面3線を持つ地上駅[1]駅舎は昔ながらの木造駅舎が残っており、単式ホームに接している。長万部方面列車に乗車する際は跨線橋を利用する。3番ホームは旧瀬棚線が使用していた。1992年に簡易委託が廃止され、現在は長万部駅が管理する無人駅となっている[1]

のりば

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番線 路線 方向 行先
1 函館本線 上り 函館方面
2・3 下り 長万部方面

利用状況

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乗車人員の推移は以下の通り。年間の値のみ判明している年度は日数割で算出した参考値を括弧書きで示す。出典が「乗降人員」となっているものについては1/2とした値を括弧書きで乗車人員の欄に示し、備考欄で元の値を示す。

また、「JR調査」については、当該の年度を最終年とする過去5年間の各調査日における平均である。

乗車人員推移
年度 乗車人員(人) 出典 備考
年間 1日平均 JR調査
1978年(昭和53年) 221.0 [11]
2015年(平成27年) 「10名以下」 [JR北 2]
2017年(平成29年) 7.0 [12]
2018年(平成30年) 5.6 [13]
2019年(令和元年) 「10名以下」 [JR北 3]
2020年(令和02年) 「10名以下」 [JR北 4]

駅周辺

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隣の駅

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北海道旅客鉄道(JR北海道)
函館本線
黒岩駅 (H51) - (北豊津信号場) - 国縫駅 (H49) - *中ノ沢駅 (H48) - 長万部駅 (H47)
*:打消線は廃駅

かつて存在した路線

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日本国有鉄道(国鉄)
瀬棚線
国縫駅 - 茶屋川駅

脚注

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注釈

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  1. ^ 当時は信号場だったが、仮乗降場として旅客の取扱いも行っていた。のちに駅となっていた時期もある。詳細は当該項目を参照。
  2. ^ かつて巨鳥フリカムイが飛んできてあたりが暗くなった、というもの

出典

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  1. ^ a b c d 『週刊 JR全駅・全車両基地』 11号 函館駅・大沼公園駅・倶知安駅ほか72駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2012年10月21日、23頁。 
  2. ^ 日本国有鉄道営業局総務課 編『停車場一覧 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、215頁。doi:10.11501/1873236https://doi.org/10.11501/18732362022年12月10日閲覧 
  3. ^ a b 『北海道 駅名の起源』(第1版)日本国有鉄道北海道総局、札幌市、1973年3月25日、11頁。ASIN B000J9RBUY 
  4. ^ a b c d e f 石野 1998, p. 809.
  5. ^ 官報. 1907年01月22日 停車場位置変更(国立国会図書館デジタルコレクション
  6. ^ a b 石野 1998, p. 830.
  7. ^ a b 『道南鉄道100年史 遥』 北海道旅客鉄道函館支社 2003年2月発行。
  8. ^ a b 札幌工事局70年史 P194-198。複線-単線部分にポイントを設け、手作業で切り替えを行った。
  9. ^ 北海道鉄道百年史 下巻、P58 及び巻末年表。
  10. ^ a b c d アイヌ語地名リスト キト~コム P41-50P”. アイヌ語地名リスト. 北海道 環境生活部 アイヌ政策推進室 (2007年). 2017年10月19日閲覧。
  11. ^ 藤田, 稔 編『国鉄全駅大事典』藤田書店、1980年4月30日、806頁。doi:10.11501/12065814https://dl.ndl.go.jp/pid/12065814 
  12. ^ 函館線 函館・長万部間の状況について” (PDF). 函館線(函館・小樽間)について(北海道新幹線並行在来線対策協議会). [第6回ブロック会議(令和元年7月~8月)]. 北海道. pp. 4・5 (2019年8月2日). 2021年5月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年5月4日閲覧。
  13. ^ 函館線 函館・長万部間の状況について” (PDF). 函館線(函館・小樽間)について(北海道新幹線並行在来線対策協議会). [第7回ブロック会議(令和2年8月)]. 北海道. pp. 4・5 (2020年8月25日). 2021年4月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年5月4日閲覧。

JR北海道

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  1. ^ 駅番号表示(駅ナンバリング)を実施します』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2007年9月12日。オリジナルの2007年9月30日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20070930015220/http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2007/070912-3.pdf2014年9月6日閲覧 
  2. ^ 極端にご利用の少ない駅(3月26日現在)” (PDF). 平成28年度事業運営の最重点事項. 北海道旅客鉄道. p. 6 (2016年3月28日). 2017年9月25日閲覧。
  3. ^ 駅別乗車人員” (PDF). 地域交通を持続的に維持するために > 全線区のご利用状況. 北海道旅客鉄道 (2020年10月30日). 2020年11月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年11月5日閲覧。
  4. ^ 駅別乗車人員” (PDF). 地域交通を持続的に維持するために > 全線区のご利用状況. 北海道旅客鉄道 (2021年9月30日). 2022年1月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年1月1日閲覧。

参考文献

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  • 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日。ISBN 978-4-533-02980-6 

関連項目

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外部リンク

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