喜多道枝
日本の女優、女性声優 (1935-)
喜多 道枝(きた みちえ、1935年3月11日[3][4][5] - )は、日本の女優、声優。
きた みちえ 喜多 道枝 | |||||
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本名 | 纓片 道枝[1](おがた みちえ)[2] | ||||
生年月日 | 1935年3月11日(89歳) | ||||
出身地 | 日本・東京府 | ||||
身長 | 149 cm[3] | ||||
職業 | 女優・声優 | ||||
活動期間 | 1960年代 - | ||||
主な作品 | |||||
テレビアニメ 『フランダースの犬』(主人公・ネロ役) | |||||
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略歴
編集小さい頃から演劇が好きで役者を志す[6]。
劇団仲間、劇団四季、東京演劇集団「TES」[3]、ユニオンプロ[7]、プロダクション・エムスリーを経て[2][4] [5]、希楽星所属。
人物
編集役柄としては。素直な少年役が印象的[9]。『たけしの万物創世紀』に登場し、かつて一人八役を演じた作品を「声優の神業」として紹介し生実演(再現)した。同番組の企画として、『フランダースの犬』で、主役のネロの他にアロア、ジョルジュ、ポール、アロアの母、ネロの祖父、ヌレットおばさん、ナレーター役を演じた。それぞれの役の演じ分け・切替を瞬時に行う様子は、番組出演者を驚かせた。番組の解説によると、これだけの役を演じ分けられる理由は、声の高低に関わる声帯の振動数にあるという。一般的に成人男性で毎秒100回、女性で250回振動しているが、喜多は老人の声で約190回、男児の声で約700回と役によって振動数を大きく変化させていた。
1979年、テレビ朝日『100万円クイズハンター』に本名の纓片道枝で応募し出場。番組の中で自身の声優業と芸名を公表[10]した。これ以降、同番組では「〜休み特別企画」として声優が番組宣伝を兼ねて出場することが恒例となった。
出演
編集太字はメインキャラクター
テレビドラマ
編集- 月よりの使者(1961年)
- 蒼い描点(1962年)
- 特別機動捜査隊(1976年)
- 第774話「妻に捧げる協奏曲」 - 章子
- 第785話「暴走時代」 - 信子
- 土曜ドラマ
- 松本清張シリーズ たずね人(1977年) - アナウンサー
- 獅子の時代(1980年) - 小此木津留
- ふれ愛II(1988年)
- 銀河テレビ小説
- 総務部総務課山口六平太(1988年) - 西川夫人
- 翔ぶが如く (NHK大河ドラマ)(1990年) - 伊集院ヨシ
- 愛はどうだ(1992年)
- 悪夢の封印(1993年)
- ざけんなョ!!(1994年)
- 時をかける少女(1994年)
- 長男の嫁(1994年)
- パパは保母さん(1995年)
- 激走戦隊カーレンジャー(1996年) - 芋長の奥さん
- 私の青空(2000年)
- ショムニ2(2000年)
- 監察医・篠宮葉月 死体は語る(2001年) - 安藤の母
- ほんとにあった怖い話 「二階が怖い」(2004年) - 草野芳江 役
- ヒミツの花園(2007年)
- ザ・クイズショウ(2009年) - 佐藤房子 役
- 春さらば(2009年) - 鯨井美代子 役
- 私は代行屋! 晴子の事件推理 第1作(2012年8月18日) - 昔の広瀬家の隣人
- おトメさん(2013年2月21日)
- 奇跡の人(2016年) - 鶴里咲 役
- 居酒屋ぼったくり(2018年) - スーパーの女性客
- コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-(2018年)
- 神様のカルテ 第二夜(2021年) - 留川トヨ 役
映画
編集- 心に太陽を
- 盗まれた欲情(1958年)
- 催眠(1999年)
- きみはいい子(2015年) - 佐々木あきこ 役
- オケ老人!(2016年) - 宮崎しま子(しま子) 役
- 星に語りて〜Starry Sky〜(2018年)
舞台
編集- アンフィトリオン38
- ジークフリート
- 死せる女王
- 第三帝国の恐怖と貧困
- 8人の女たち(2004年)
- まる頭と、とんがり頭
- 池袋わが町(2008年・2009年)
テレビアニメ
編集- 1965年
-
- オバケのQ太郎(第1作)(ドロンパ)
- 鉄腕アトム (アニメ第1作)
- 1967年
-
- リボンの騎士(フランツ・チャーミング)
- 1968年
- 1970年
-
- 男どアホウ甲子園(朝野あゆみ)
- 昆虫物語 みなしごハッチ
- 1971年
- 1972年
-
- 科学忍者隊ガッチャマン(高原誠)
- 1974年
-
- ウリクペン救助隊(ウサギのショータロー)
- 1975年
- 1976年
-
- ポールのミラクル大作戦(ピート、ペインタ、ゼーロ)
- UFO戦士ダイアポロン(モイラ)
- 1977年
- 1979年
-
- 円卓の騎士物語 燃えろアーサー(1979年 - 1980年、ガラハッド[12])
- 花の子ルンルン(トゲニシア、ナレーション)
- 未来ロボ ダルタニアス(かおり)
- 1980年
-
- 宇宙戦士バルディオス(妻)
- ニルスのふしぎな旅(ペテロ)
- 1981年
-
- 怪物くん(豆夫)
- 家族ロビンソン漂流記 ふしぎな島のフローネ(モーツァルト)
- 釣りキチ三平(育夫)
- ヤットデタマン(アラン)
- 1982年
-
- 手塚治虫のドン・ドラキュラ(ノブヒコ)
- 1989年
-
- 美味しんぼ(1989年 - 1991年、長田シェフ、加村の妻)
- 2008年
劇場アニメ
編集- 花の子ルンルン こんにちは桜の国(1980年、トゲニシア、ナレーション)
- ドラえもん のび太の海底鬼岩城(1983年、エル)
ゲーム
編集- 魔女っ子大作戦(1999年、トゲニシア、ザーレム)
吹き替え
編集映画
編集- アラバマ物語(ディル)
- 恐ろしき結婚(アリダ〈ヘディ・ラマー〉)
- おとぎの国「ディック・ウィッチングトンとねこ」(アリス〈ジュディ・メレディス〉)
- 武装強盗団(ジーン・モリソン〈ジル・アイアランド〉)
ドラマ
編集- アウターリミッツ(ジョアンナ・フランク)
- 0011ナポレオン・ソロ(クララ〈マドリン・ルー〉)
- 逃亡者#30(クリス〈ジョアンナ・フランク〉)
- ひとすじの道 「愛のバイオリン」(イローナ〈カロリン・クレイグ〉)
- 名探偵ポワロ
- ルート66
- 「ルチアへの贈物」(アーリン・サックス)
- 「かわいい女社長」(スーザン・メルビン)
アニメ
編集人形劇
編集- サンダーバード(チップ・モリソン)
人形劇
編集- アッポしましまグー(アッポちゃん)
- 宇宙船シリカ(ピロ)
- 空中都市008(チョン子ちゃん)
- プルルくん(リリィ)
- こどもにんぎょう劇場「ハーメルンのふえふき男」(すべての登場人物)
テレビ番組
編集- いちにのさんすう(タップくん)
- 世界まるごとHOWマッチ(声の出演)
- たけし・逸見の平成教育委員会(ナレーション)※島津冴子の代役
- タモリのグッジョブ!胸張ってこの仕事(2003年2月18日)※『フランダースの犬』のネロ役で顔出し出演
- 平塚らいてうの生涯(ナレーション)
- ファーブル植物記(ナレーション)
- ヨーロッパ美術史(ナレーション)
- ワンワンパッコロ!キャラともワールド(タップくん)
ラジオ番組
編集- パックインミュージック(パック)
出典
編集- ^ 『日本タレント名鑑 2007』(VIPタイムズ社、2007年) 528頁
- ^ a b 掛尾良夫 編「女性篇」『声優事典 第二版』キネマ旬報社、1996年3月30日、389頁。ISBN 4-87376-160-3。
- ^ a b c “喜多 道枝”. 2023年10月1日閲覧。
- ^ a b 『声優名鑑 アニメーションから洋画まで…』近代映画社、1985年、51頁。
- ^ a b c d e 『日本タレント名鑑'93』VIPタイムズ社、1993年、465頁。
- ^ a b 『アニメーション大百科』東京三世社、1981年、215頁。
- ^ 『出演者名簿(1975年版)』著作権資料協会、1974年、139頁。
- ^ 『声優の世界-アニメーションから外国映画まで』朝日ソノラマ〈ファンタスティックコレクション別冊〉、1979年10月30日、79頁。
- ^ a b 小川びい『こだわり声優事典'97』徳間書店〈ロマンアルバム〉、1997年3月10日、45頁。ISBN 4-19-720012-9。
- ^ 当時『花の子ルンルン』でトゲニシア役とナレーションを務めていた。
- ^ “フランダースの犬”. 日本アニメーション. 2016年6月23日閲覧。
- ^ “円卓の騎士物語 燃えろアーサー”. 東映アニメーション. 2016年6月8日閲覧。