善國寺

東京都新宿区神楽坂にある日蓮宗の寺院

善國寺(ぜんこくじ)は、東京都新宿区神楽坂にある日蓮宗寺院であり、通称として「神楽坂毘沙門天」・「神楽坂の毘沙門さま」として知られている。
旧本山は大本山池上本門寺で鎮護山善国寺という。開基は徳川家康、開山は日惺上人と伝わる。

善國寺
神楽坂に面した入口
神楽坂に面した入口
所在地 東京都新宿区神楽坂5-36
位置 北緯35度42分05秒 東経139度44分22秒 / 北緯35.701504度 東経139.739539度 / 35.701504; 139.739539座標: 北緯35度42分05秒 東経139度44分22秒 / 北緯35.701504度 東経139.739539度 / 35.701504; 139.739539
山号 鎮護山
宗派 日蓮宗
本尊 三宝尊
創建年 文禄4年(1595年
開山 佛乗院日惺
開基 徳川家康
正式名 鎮護山善國寺
別称 神楽坂の毘沙門天
札所等 新宿山ノ手七福神(毘沙門天)
文化財 本文参照
公式サイト 毘沙門天 善國寺
法人番号 1011105000610 ウィキデータを編集
善國寺の位置(東京都区部内)
善國寺
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由緒

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安土桃山時代文禄4年(1595年)、池上本門寺第12代貫主である日惺上人により、馬喰町に創建される。たびたび火災に見舞われ、麹町を経て寛政5年(1793年)には現在地へ移転した。本尊の毘沙門天は江戸時代より「神楽坂の毘沙門さま」として信仰を集め、正伝寺・浅草正法寺とともに江戸三毘沙門と呼ばれた。現在は新宿山ノ手七福神の一つに数えられている[1]

池上法類神楽坂法縁縁頭寺。

文化財

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毘沙門天像 - 新宿区指定有形文化財(彫刻)
像高30cm、木造の毘沙門天像。製作時期は不明。開山の日惺上人が池上本門寺へ入山する際、関白二条昭実より贈られたとされる。 なお通常は御簾が掛かっているため像を直接見ることはできない。御開帳の日は、(毘沙門天が寅年、寅の月、寅の日に初めてこの世に姿を現したとされる古事に因み)毎年1月5月9月寅の日とされている。
 
石虎(狛虎)阿形
石虎 - 新宿区指定有形民俗文化財[2][3]
本堂の左右には神社狛犬のように阿吽一対の狛虎像が置かれている。案内板には「石虎」と表記され、制作は江戸時代後期のもので、保存状態は向かって右側の阿形が比較的良く残っている。向かって左の吽形には全身にヒビ割れや多少の欠けと縞模様に若干の磨耗がありこれは東京大空襲による損傷とその後の修復の痕とされる。虎の作風は頭部が扁平し前肢が長大でどちらかといえば類人猿にも近い印象の肉付きの良い作風の像である。台座部にも虎のレリーフ彫刻が施されている。(画像ファイル概要欄も参照)

境内

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  • 出世稲荷社

ほか

その他

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なお、東京で縁日露店などが出るようになったのは明治20年(1887年)頃からのことで、これは当院の境内が発祥の地とされている[要出典]

交通アクセス

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脚註

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  1. ^ 『新宿の文化財』公益財団法人新宿未来創造財団、2013年9月14日、8頁。 
  2. ^ 新宿区HP 指定・登録文化財 2011年1月閲覧
  3. ^ 新宿歴史博物館「善国寺の石虎」 2011年1月閲覧

参考文献

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  • 新宿歴史博物館編集『新宿文化財ガイド(改訂版)』(財)新宿区生涯学習財団 2007年

関連項目

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外部リンク

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