和気洋子
日本の経済学者
和気 洋子(わけ ようこ、1947年11月18日 - )[1]は、日本の経済学者。慶應義塾大学名誉教授。専門は国際経済学と環境経済学。
人物情報 | |
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生誕 |
1947年11月18日(77歳) 日本 栃木県那須塩原市 |
出身校 |
慶應義塾大学 学士 (1970年) 慶應義塾大学 修士 (1977年) 慶應義塾大学 博士 (1980年) |
学問 | |
研究分野 |
国際経済学 環境経済学 |
研究機関 | 慶應義塾大学 |
指導教員 | 白石孝 |
称号 | 慶應義塾大学名誉教授 |
影響を受けた人物 |
福島義久 唐木圀和 |
影響を与えた人物 |
遠藤正寛 セルゲイ・ブランギンスキー |
経歴
編集1947年に栃木県那須塩原市に生まれる[2]。1970年に慶應義塾大学商学部を卒業後、1974年まで富士銀行国際部で勤務する[2]。その後、慶應義塾大学大学院商学研究科に進学し、1977年の同課程修了と同時に助手として採用されている[2]。1980年に同大学博士課程を修了し、1982年に助教授、1993年に教授に昇任している[1]。2013年に定年退官となり、同大学名誉教授となる[1]。2011年からトヨタ自動車の監査役を務めている[1]。
人物
編集商家の三人兄弟の末っ子として生まれ、実家は、肥料商、運送業、倉庫業、バイオ燃料工場、タクシー、レストランなど多くの業種を手掛けた[2]。 慶應義塾大学の最初の二年間は馬術部に所属し、その後入会したゼミナールでは唯一の女子学生であった[2]。ゼミの恩師の「自由貿易は平和のシンボル」という言葉に感銘を受け、国際経済学の研究を志すようになった[2]。その後就職した富士銀行では、大卒であるにもかかわらず、日常業務の大半はコピー取りやお茶くみ、レポートの収集などの単純労働で、企業の意思決定に参画できない虚しさもあり4年で退社したと語っている[2]。教員として着任後は、白石孝とともに国際経済学の理論を研究した[3]。助教授に昇任後、ロンドン大学で在外研究を行う機会を得るが、そこでヨーロッパの経済統合を目の当たりにし、実学的アプローチを意識するようになったと語っている[2]。
著書
編集- (石井安憲・秋葉弘哉・清野一治・須田美矢子・セルゲイ・ブランギンスキー)『入門・国際経済学』(有斐閣、1999年)ISBN 978-4641160828
- (早見均)『地球温暖化と東アジアの国際協調―CDM事業化に向けた実証研究(慶應義塾大学産業研究所叢書)』(慶應義塾大学出版会、2004年)ISBN 978-4766410877
- (伊藤規子)『EUの公共政策』(慶應義塾大学出版会、2006年)ISBN 978-4766412604