吾野駅
埼玉県飯能市にある西武鉄道の駅
吾野駅(あがのえき)は、埼玉県飯能市坂石町分にある、西武鉄道の駅である。駅番号はSI31。
吾野駅 | |
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駅舎(2006年8月) | |
あがの Agano | |
所在地 | 埼玉県飯能市坂石町分326-1 |
駅番号 | SI31 |
所属事業者 | 西武鉄道 |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面2線 |
乗降人員 -統計年度- |
[西武 1]528人/日 -2023年- |
開業年月日 | 1929年(昭和4年)9月10日 |
乗入路線 2 路線 | |
所属路線 | ■池袋線* |
キロ程 | 57.8 km(池袋起点) |
◄SI30 東吾野 (4.0 km) | |
所属路線 | ■西武秩父線* |
キロ程 | 0.0 km(吾野起点) |
(3.6 km) 西吾野 SI32► | |
備考 | * 両線で直通運転実施 |
歴史
編集- 1929年(昭和4年)9月10日 - 武蔵野鉄道の終着駅として開業。当初駅構造は単式ホーム1面1線[1]。
- 1969年(昭和44年)10月14日 - 西武秩父線開業。事実上中間駅となる[注釈 2]。
- 1978年(昭和53年)3月31日 - 貨物営業廃止[1]。
- 1997年(平成9年)4月25日 - 新駅舎使用開始。
- 1999年(平成11年)8月14日夜 - 「弱い熱帯低気圧」による大雨で運転見合わせ中、駅舎裏手の崖で幅200メートル、高さ40メートルにわたり土砂崩れが発生し、駅の半分が埋没[2]。当駅を挟んだ東吾野 - 西吾野間が運休となるが、8月31日に上り線側線路のみ復旧させて運転を再開し[2]、9月15日に全面復旧した。
駅構造
編集島式ホーム1面2線を有する地上駅で、上下列車交換設備を持ち、日中は各駅停車の大半が当駅で交換する。ホームの無い側線を有しており、交換と追い越しを同時に行う場合は、特急・S-TRAINを側線に入線させることがある。
駅舎は線路の北側に立地し、ホームとは構内踏切により連絡している。自動改札機は設置されていないが、PASMO・Suica利用者のための簡易改札機が設置されている。 トイレは改札外の駅舎内(通年開設、男女別)と駅舎から東吾野側に少し離れたところ(多客期専用シーズントイレ、男女共用)にある。多機能トイレは両方に設置されているが、後者は駅係員に申し出ないと使用できない。また、後者の一般トイレは臨時で、多客期以外は閉鎖されている。
池袋線最後の58キロポスト[注釈 3]が構内の池袋寄り(ポイントの手前)に、西武秩父線最初の0キロポストが駅舎付近に、それぞれ設置されている。
のりば
編集ホーム | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | 池袋線 | 上り | 飯能・所沢・池袋方面 |
2 | 西武秩父線 | 下り | 西吾野・西武秩父方面 |
特急などが通過する場合、原則2番ホームを通過する。
(出典:西武鉄道:駅構内図)
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改札口(2022年7月)
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ホーム(2022年7月)
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構内踏切(2022年7月)
利用状況
編集- 西武鉄道全92駅中87位。乗降人員は減少傾向である。
近年の1日平均乗降・乗車人員の推移は下記の通りである。
年度 | 1日平均 乗降人員[* 2] |
1日平均 乗車人員[* 3] |
出典 |
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1995年(平成 | 7年)1,488 | ||
1996年(平成 | 8年)1,447 | ||
1997年(平成 | 9年)1,327 | ||
1998年(平成10年) | 1,253 | ||
1999年(平成11年) | 1,208 | 559 | [埼玉県統計 1] |
2000年(平成12年) | 1,203 | 542 | [埼玉県統計 2] |
2001年(平成13年) | 1,226 | 561 | [埼玉県統計 3] |
2002年(平成14年) | 1,181 | 530 | [埼玉県統計 4] |
2003年(平成15年) | 1,144 | 517 | [埼玉県統計 5] |
2004年(平成16年) | 1,131 | 516 | [埼玉県統計 6] |
2005年(平成17年) | 1,114 | 516 | [埼玉県統計 7] |
2006年(平成18年) | 1,032 | 477 | [埼玉県統計 8] |
2007年(平成19年) | 998 | 464 | [埼玉県統計 9] |
2008年(平成20年) | 989 | 460 | [埼玉県統計 10] |
2009年(平成21年) | 956 | 450 | [埼玉県統計 11] |
2010年(平成22年) | 878 | 426 | [埼玉県統計 12] |
2011年(平成23年) | 793 | 382 | [埼玉県統計 13] |
2012年(平成24年) | 821 | 399 | [埼玉県統計 14] |
2013年(平成25年) | 756 | 378 | [埼玉県統計 15] |
2014年(平成26年) | 753 | 382 | [埼玉県統計 16] |
2015年(平成27年) | 755 | 377 | [埼玉県統計 17] |
2016年(平成28年) | 732 | 376 | [埼玉県統計 18] |
2017年(平成29年) | 676 | 343 | [埼玉県統計 19] |
2018年(平成30年) | 664 | 342 | [埼玉県統計 20] |
2019年(令和元年) | [西武 2]617 | 320 | [埼玉県統計 21] |
2020年(令和 | 2年)[西武 2]449 | ||
2021年(令和 | 3年)[西武 3]495 | ||
2022年(令和 | 4年)[西武 4]556 | ||
2023年(令和 | 5年)[西武 1]528 |
貨物輸送
編集年度 | 発送貨物(トン) | 到着貨物(トン) |
---|---|---|
1949 | 83,012 | 1,894 |
1950 | 115,511 | 2,523 |
1951 | 131,647 | 2,852 |
1952 | 138,202 | 2,672 |
1953 | 183,692 | 2,661 |
1954 | 164,784 | 2,343 |
1955 | 181,862 | 1,884 |
1956 | 209,295 | 2,024 |
1957 | 192,351 | 1,727 |
1958 | 215,488 | 1,492 |
1959 | 291,315 | 229 |
1960 | 313,486 | 357 |
1961 | 352,398 | 288 |
1962 | 332,812 | 281 |
1963 | 338,812 | 382 |
1964 | 310,291 | 257 |
1965 | 203,976 | 155 |
1966 | 197,348 | 50 |
1967 | 209,050 | 67 |
1968 | 152,406 | 2,926 |
1969 | 169,684 | 8,133 |
1970 | 180,617 | 1,279 |
1978 | 廃止 | 廃止 |
- 埼玉県統計書、埼玉県統計年鑑各年度版
駅周辺
編集駅前に「奥武蔵美晴休憩所」という食堂を兼ねた商店がある。駅の北側の江戸秩父道吾野宿の街並みは県の「歴史のみち景観モデル地区」の一つに選定され[3]、3棟の町家が「飯能市景観重要建造物」に指定されている[4]。
隣の駅
編集その他
編集当駅は、2024年4月より放送のTVアニメ「終末トレインどこへいく?」第1話の舞台地となっている。
脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ a b 『写真で見る西武鉄道100年』(ネコ・パブリッシング)78ページ
- ^ a b 『鉄道ピクトリアル』第49巻第11号、電気車研究会、1998年11月、109頁。
- ^ 歴史のみち景観モデル地区(平成23年度選定) (PDF)
- ^ “飯能市景観重要建造物”. 飯能市役所建設部都市計画課 (2024年3月31日). 2024年9月23日閲覧。
- ^ "社名変更ならびに本社・本店移転等のお知らせ" (pdf) (Press release). SKマテリアル株式会社. 1 November 2021. 2024年9月23日閲覧。
利用状況
編集- 西武鉄道の1日平均利用客数
- ^ a b c “駅別乗降人員(2023年度1日平均)” (pdf). 西武鉄道. 2024年6月21日閲覧。
- ^ a b 駅別乗降人員(2020年度1日平均) - ウェイバックマシン(2021年9月23日アーカイブ分)、2022年8月18日閲覧
- ^ 駅別乗降人員(2021年度1日平均) - ウェイバックマシン(2022年7月8日アーカイブ分)、2022年8月18日閲覧
- ^ “駅別乗降人員(2022年度1日平均)” (PDF). 西武鉄道. 2023年6月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年6月27日閲覧。
- 西武鉄道の統計データ
- 埼玉県統計年鑑
関連項目
編集- 日本の鉄道駅一覧
- 終末トレインどこへいく? 吾野駅から物語が始まる日本のオリジナルテレビアニメ作品。
外部リンク
編集- 吾野駅(駅情報) - 西武鉄道