吉田次郎
吉田 次郎(よしだ じろう、1916年8月26日 - 2007年1月21日)はドイツ文学者、京都大学名誉教授[1][2][3]。
経歴
編集1916年(明治43年)京都府生まれ。第三高等学校、1933年京都帝国大学文学部独文専攻卒業、成瀬無極に師事。 白水社科学主義工業社に勤務後、1941年(昭和16年)日本大学講師[4]。兵役を経て、戦後、旧制甲南高等学校教諭。1949年京大教養部助教授、教授、1973年定年退官、関西学院大学文学部教授。1979年退職、龍谷大学、京都薬科大学教授。90歳を超えてドイツ人の能楽研究を翻訳した。2007年、胸部大動脈瘤破裂により96歳で死去。
著書
編集- ドイツ文の構造 / 武田昌一共著、郁文堂出版 1960
- 現代ドイツ文法 / 武田昌一 白水社 1965
- トーマス・マンを読む『ブデンブローク家の人々』を鑑賞するために 松籟社 1988.9
- トーマス・マンを読む「魔の山」について 私家版 2000.1
翻訳
編集- ミヒャエル・コールハースの運命 或る古記録より クライスト 岩波文庫 1941、復刊1900
- 人間の美的教育について フリードリッヒ・シラー 養徳社 1948
- 道徳の系譜 ニイチェ全集 第8巻 創元社 1950
- 白百合を紅薔薇に ゴットフリート・ケラー 白水社 1954
- 日本の仮面 能と狂言 フリードリヒ・ペルツィンスキー 法政大学出版局 2007.5
脚注
編集- ^ Amazon.co.jp: 日本の仮面―能と狂言: フリードリヒ ペルツィンスキー, 野上記念法政大学能楽研究所, Perzy´nski,Friedrich, 次郎, 吉田: 本
- ^ 日本の仮面 / ペルツィンスキー,フリードリヒ【著】〈Perzy´nski,Friedrich〉/吉田 次郎【訳】/野上記念法政大学能楽研究所【監修】 - 紀伊國屋書店ウェブストア|オンライン書店|本、雑誌の通販、電子書籍ストア
- ^ 楽天ブックス: 日本の仮面 - 能と狂言 - フリードリヒ・ペルツィンスキー - 9784588420092 : 本
- ^ 吉田次郎『出身県別 現代人物事典 西日本版』p464 サン・データ・システム 1980年