古門戸町
古門戸町(こもんどまち)は、福岡県福岡市博多区の地名。現行の行政地名は 古門戸町(住居表示実施済)[3][4]。面積は5.09ヘクタール[注釈 1][5]。2023年3月末現在の人口は1,105人[1]。郵便番号は812-0029[2]。
古門戸町 | |
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昭和通りより望む古門戸町 | |
古門戸町の地図 | |
北緯33度35分52.0秒 東経130度24分14.9秒 / 北緯33.597778度 東経130.404139度 | |
国 | 日本 |
都道府県 | 福岡県 |
市町村 | 福岡市 |
区 | 博多区 |
面積 | |
• 合計 | 5.09 ha |
人口 (2023年(令和5年)3月末現在)[1] | |
• 合計 | 1,105人 |
等時帯 | UTC+9 (JST) |
郵便番号 |
812-0029[2] |
市外局番 | 092 |
ナンバープレート | 福岡 |
地理
編集福岡市の都心とされる中央区天神の北東約0.8キロメートル、博多区の北東部に位置する。北東で
都市計画
編集古門戸町を含む地区の都市計画における位置づけについては、2012年(平成24年)12月21日に策定された『第9次福岡市基本計画』[6][注釈 2]の「都市空間構想図」において、「都心部」[注釈 3]に含まれている。都心部のなかでも特に天神・渡辺通地区、博多駅周辺地区、ウォーターフロント地区(博多ふ頭及び中央ふ頭)の3地区が都心部の核とされており、古門戸町を含む地区はその3地区に囲まれている。「福岡市都市計画マスタープラン」[8]において定められた方針については次のとおりである。交通ネットワークとして都市の骨格となる昭和通りの沿道は、商業、業務、サービス施設や中高層住宅などが連続した「都市軸」に位置付けられている。市街地のエリアとしては、住宅を中心に歴史、伝統、文化が息づき、都心機能を支援する業務施設、商業施設が共存する「複合市街地ゾーン」に位置付けられ、職住が調和した複合市街地づくりと良好な街並みの形成、歴史的景観を保全、創造するための歴史的街並みづくりなどがまちづくりの視点とされている。用途地域は町内の全域が商業地域に指定されている[9]。
語源
編集地名の「古門戸」は、寺院や草庵が多く、それらの古い門があったことからという[3]。
歴史
編集この節の加筆が望まれています。 |
町域の変遷
編集現在の地名は、江戸時代から現在に至る町名であるが、1945年(昭和20年)の空襲で全町が焼失し、1966年(昭和41年)に一部が下川端町となり、同年妙楽寺新町、妙楽寺町並びに行町、上対馬小路、中対馬小路、下対馬小路、浜小路、倉所町、西方寺前町の各一部が編入された[3]。
行事
編集博多において櫛田神社の奉納神事として毎年7月1日から15日にかけて行われる
人口
編集古門戸町について、それぞれ人口の推移を福岡市の住民基本台帳(公称町別)[1]に基づき示す(単位:人)。集計時点は各年9月末現在である。
- 2001年(平成13年):633
- 2002年(平成14年):618
- 2003年(平成15年):665
- 2004年(平成16年):708
- 2005年(平成17年):698
- 2006年(平成18年):715
- 2007年(平成19年):726
- 2008年(平成20年):735
- 2009年(平成21年):797
- 2010年(平成22年):813
- 2011年(平成23年):840
- 2012年(平成24年):893
- 2013年(平成25年):906
- 2014年(平成26年):920
- 2015年(平成27年):951
- 2016年(平成28年):962
- 2017年(平成29年):988
- 2018年(平成30年):982
- 2019年(令和元年):984
- 2020年(令和2年):1,031
- 2021年(令和3年):1,089
- 2022年(令和4年):1,094
主な施設
編集公共・公益施設
編集- 九州電力送配電古門戸変電所[注釈 5]
-
九州電力送配電古門戸変電所
教育施設
編集町内に公立の小・中学校は存在しないが、校区については、小学校区、中学校区についてそれぞれ次の学校の校区に属する[10]。
名所・旧跡
編集-
沖濱稲荷神社
-
川上音二郎生誕地
交通
編集道路
編集主な幹線道路は次の通り。
都市高速道路
編集都市高速道路としては福岡高速環状線が町域の北西側及び北東側に通っており、町外ではあるが、最寄りの出入り口としては次のものがある。
- 天神北出入口(所在地:中央区那の津二丁目、施設:料金所・ランプ・インターチェンジ、距離:道程で約1.5キロメートル)
- 呉服町出入口(所在地:呉服町、行先:香椎・天神方面、施設:料金所・ランプ、距離:道程で約0.8キロメートル)
- 千代出入口(所在地:千代、行先:太宰府IC・堤方面出入口、施設:料金所・ランプ、距離:道程で約1.3キロメートル)
市道
編集福岡市が管理する市道の主要なものは次のとおり。
- 博多姪浜線(福岡市道路愛称:「昭和通り」)
-
昭和通り、大黒通りとの交差点より北東側
幹線道路以外の市道
編集町内の市道には、歴史的な由来や地域の特性などに基づいた愛称付きの区画道路がある[12]。
鉄道
編集町内に鉄道は通っていないが、最寄りの鉄道駅は福岡市交通局が運営する福岡市地下鉄空港線の次の駅で、近くにあり利便性が高い。
- 中洲川端駅(距離は道程で約0.2から0.7キロメートル)
バス
編集バスについては、西日本鉄道株式会社が運営する西鉄バスが運行しており、次の停留所がある。
- 昭和通り沿い:博多五町
脚注
編集注釈
編集- ^ 合計の前に端数処理を行ったため、合計が一致しない。
- ^ 『第9次福岡市基本計画』が2012年(平成24年)12月21日に策定されたときは、目標年次が2022年度末(令和4年度末)とされていたが、令和5年2月20日の市議会の議決を得て、2年延期された[7]
- ^ 「都心部」は具体的には東は御笠川、南は百年橋通り、西は大正通りに囲まれた地域とされている[8]。
- ^ 正式名称は
「櫛田神社祇園例大祭」 () - ^ 所在地:古門戸町1番14号北緯33度35分51.1秒 東経130度24分19.4秒 / 北緯33.597528度 東経130.405389度
- ^ 所在地:古門戸町3番8号北緯33度35分49.5秒 東経130度24分16.3秒 / 北緯33.597083度 東経130.404528度、法人番号:7290005000027[11]
- ^ 所在地:古門戸町3番8号北緯33度35分48.94秒 東経130度24分15.53秒 / 北緯33.5969278度 東経130.4043139度
- ^ 路線名:古門戸町394号線北緯33度35分52.3秒 東経130度24分15.2秒 / 北緯33.597861度 東経130.404222度
- ^ 路線名:古門戸町387号線北緯33度35分51.9秒 東経130度24分11.2秒 / 北緯33.597750度 東経130.403111度
- ^ 路線名:神屋町452号線北緯33度35分53.8秒 東経130度24分17.1秒 / 北緯33.598278度 東経130.404750度
- ^ 路線名:古門戸町389号線北緯33度35分56.1秒 東経130度24分10.3秒 / 北緯33.598917度 東経130.402861度
出典
編集- ^ a b c 福岡市統計調査課. “登録人口(公称町別)- 住民基本台帳(日本人)男女別人口及び世帯数”. 福岡市. 2023年4月18日閲覧。
- ^ a b 日本郵便株式会社. “郵便局”. 2023年4月18日閲覧。→「郵便番号を調べる」→キーワード検索等
- ^ a b c d 「角川日本地名大辞典」編集委員会 竹内理三『角川日本地名大辞典』 40 福岡県(初版)、角川書店、1988年3月8日、593, 1512頁。ISBN 4-04-001400-6。
- ^ 福岡市. “福岡市区の設置等に関する条例”. 2023年4月18日閲覧。→別表第1
- ^ 福岡市総務企画局企画調整部統計調査課 (2020年10月1日). “令和2年(2020年)国勢調査”. 2023年4月18日閲覧。→1-11/参考/面積、人口密度、人口及び世帯数-公称町別(令和5年1月31日)
- ^ 福岡市総務企画局企画調整部企画課. “福岡市基本構想・第9次福岡市基本計画”. 2023年4月18日閲覧。→『第9次福岡市基本計画』(PDF)の48、56ページ
- ^ 福岡市議会事務局議事課. “令和5年/総務財政委員会”. 2023年4月9日閲覧。→第1回定例会→議案第26号/第9次福岡市基本計画の変更について
- ^ a b 福岡市都市計画課. “福岡市都市計画マスタープラン”. 福岡市. 2023年4月18日閲覧。
- ^ 福岡市住宅都市局都市計画部都市計画課. “福岡市Webまっぷ/都市計画情報”. 2023年4月18日閲覧。→利用規約→同意
- ^ 福岡市教育委員会. “福岡市通学区域”. 福岡市. 2023年4月18日閲覧。
- ^ 国税庁長官官房企画課法人番号管理室. “国税庁法人番号公表サイト”. 2023年4月18日閲覧。→検索
- ^ 福岡市博多区総務部企画振興課. “博多区の道路愛称”. 福岡市. 2023年4月18日閲覧。→「地域・地図から選ぶ」→「奈良屋地区」
関連項目
編集- 福岡市の地名(福岡市の現行の全町名のほか、地名の変遷に詳しい。)