古瀬祐気
日本の医師、医学者
古瀬 祐気(ふるせ ゆうき、Yuki Furuse)は、日本の医師、医学者。東京大学新世代感染症センター 感染系微生物学分野 教授[3]。学位は博士(医学)(東北大学・2010年)[4]。専門はウイルス学、感染症学など。
生誕 |
1983年(40 - 41歳)[1] 宮城県 |
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居住 |
日本 香港 アメリカ合衆国 |
研究分野 |
ウイルス学 感染症学 |
研究機関 |
フィリピン熱帯医学研究所 デューク大学 世界保健機関 東北大学 京都大学 長崎大学 東京大学 |
出身校 | 東北大学医学部 |
指導教員 | 押谷仁、Bryan R. Cullen |
主な業績 | 2021年『実地・実験・理論にもとづくウイルス感染症の包括的理解』 |
主な受賞歴 |
2005年『新星堂 北海道・東北地区最優秀キーボーディスト』 2017年『Global Virus Network, The Emerging Leader』 2021年『日本ウイルス学会 杉浦奨励賞』[2]など |
プロジェクト:人物伝 |
経歴・人物
編集2010年、東北大学大学院医学系研究科において大学卒業より先に博士号を授与され、その後に同大学医学部医学科を卒業。医師免許を取得し、成田赤十字病院小児科などで初期臨床研修医を務めた。
基礎医学研究を行うためデューク大学に博士研究員として渡米。帰国後は、東北大学学際科学フロンティア研究所[5]、京都大学ウイルス・再生医科学研究所[6](現 京都大学医生物学研究所)で助教や准教授として研究・教育活動に従事した。
2022年、長崎大学大学院医歯薬学総合研究科に『ウイルス学分野』が新設され、初代教授に着任[7]。同時期には、島原病院小児科や長崎大学病院感染症内科で診療業務にも従事した。2024年より東京大学新世代感染症センターに異動し、教授として『感染系微生物学分野』を立ち上げた。
世界各地のフィールドで感染症研究を展開しているほか、世界保健機関、国際緊急援助隊、厚生労働省などで感染症公衆衛生に関するアドバイザーを務めており、テレビ等メディア報道番組に出演し感染症についての解説も行っている[8]。また、仙台を中心に活動しているロックバンド『アメリカンショートヘア』の元メンバー。
著書
編集単著
編集- 『ウイルス学者さん、うちの国ヤバいので来てください。』中央公論新社〈中公新書ラクレ〉、2024年1月10日。ISBN 978-4121508089。
共著
編集- 『ネオウイルス学』集英社〈集英社新書〉、2021年3月17日。ISBN 978-4087211597。
- 『新型コロナウイルス感染症-課題と展望-』法研〈医研シリーズ〉、2023年3月12日。ISBN 978-4867560198。
など
所属学会
編集関連項目
編集脚注
編集- ^ “ウイルス学者さん、うちの国ヤバいので来てください。の通販/古瀬祐気 中公新書ラクレ”. honto本の通販ストア (2024年1月3日). 2024年1月3日閲覧。
- ^ “日本ウイルス学会杉浦奨励賞受賞者一覧”. 日本ウイルス学会 (2021年11月16日). 2021年11月16日閲覧。
- ^ “FURUSE Lab” (英語). FURUSE Lab. 2024年1月10日閲覧。
- ^ 古瀬祐気『Phylogenetic analysis of drug resistance and reassortment of influenza A viruses インフルエンザA型ウイルスの薬剤耐性と遺伝子再集合に対する系統解析による考察』 東北大学〈博士(医学) 甲第13356号〉、2010年。NAID 500000525985 。
- ^ “過去の在籍教員”. 東北大学 学際科学フロンティア研究所 (2017年12月16日). 2017年12月16日閲覧。
- ^ “京都大学白眉センター 研究者紹介”. 京都大学. 2024年1月20日閲覧。
- ^ “大学院医歯薬学総合研究科ウイルス学看板上掲を挙行”. 長崎大学 (2023年4月10日). 2023年4月10日閲覧。
- ^ 古瀬祐気『ウイルス学者さん、うちの国ヤバいので来てください。』中央公論新社、2024年1月10日。ISBN 978-4-12-150808-9。
外部リンク
編集- 古瀬祐気 (@ykfrs1217) - X(旧Twitter)
- 古瀬祐気 - researchmap
- 古瀬祐気 - KAKEN 科学研究費助成事業データベース
- 長崎大学感染症研究出島特区 公式HP
- 長崎大学大学院医歯薬学総合研究科 公式HP
- 東京大学新世代感染症センター感染系微生物学分野(古瀬研究室) 公式HP