反乱のボヤージュ
小説
編集『小説すばる』2000年4月号から2001年1月号にかけて、隔月で連載。2001年4月、集英社初刊。
廃止の危機にある、首都大学(架空)の学生寮を舞台に、寮存続に奮闘する学生と大学側から送り込まれた舎監との心の交流を描く。
東京大学駒場寮の存続運動に着想を得て書かれたものだが、史実とは大きく異なる。
主要登場人物
編集- 坂下薫平(さかした くんぺい)
- 名倉憲太朗(なくら けんたろう)
- 江藤麦太(えとう むぎた)
- 田北奈生子(たきた なおこ)
- 教育学部二年生。寮内のマドンナ的な存在。
- 司馬英雄(しば ひでお)
- 本多真純(ほんだ ますみ)
- 弦巻寮自治委員会副委員長。教育学部三年生。弁が立ち、大学側との交渉では寮生側の急先鋒となる。
- 葛山天(くずやま てん)
- 安達清起(あだち せいき)
- 茂庭章吾(もにわ しょうご)
- 保利愛弘(ほり よしひろ)
- 手島脩一(てじま しゅういち)
- 医学部二年生。産婦人科医志望。
- 宅間玲一(たくま れいいち)
- 首都大学学長補佐。大学当局の廃寮問題担当幹部。首都大出身で、長く大学の事務畑で働いてきた人物。二年前に学長補佐に就任して以来、弦巻寮の廃寮を強硬に主張してきた。
- 日高菊(ひだか きく)
- 薩川あゆみ(さつかわ - )
- 医学部一年生。薫平の交際相手。
- 神楽敏章(かぐら としひろ)
- 田北奈生子につきまとい行為をする男。彼を撃退したことにより、名倉は寮生たちから信頼を得る。
- 池井戸教授(いけいど - )
- 教育学部教授。宅間学長補佐に圧力をかけられ、田北奈生子を留年に追い込もうとする。
- 久慈刑事(くじ - )
- 学生襲撃事件の担当刑事。
- 立花(たちばな)
- 強引な取り立てで知られる消費者金融「大日」ファンドの社員。薫平のもとを訪れ、父親の借金を肩代わりするように求める。
テレビドラマ
編集反乱のボヤージュ | |
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ジャンル | スペシャルドラマ |
原作 | 野沢尚『反乱のボヤージュ』 |
脚本 | 野沢尚 |
監督 | 若松節朗 |
出演者 |
岡田准一 八嶋智人 山口紗弥加 岡本健一 新山千春 鈴木えみ 宮迫博之 横山裕 西岡竜一朗 藤田宗久 渡辺いっけい 堺雅人 いしだあゆみ 麻生祐未 青木堅治 津川雅彦 渡哲也 |
音楽 | 本間勇輔 |
エンディング | MISIA「時をとめて」 |
製作 | |
プロデューサー |
黒田徹也(CP) 内山聖子 高橋萬彦 |
制作 | テレビ朝日 |
放送 | |
放送チャンネル | テレビ朝日系列 |
映像形式 | 文字多重放送 |
音声形式 | ステレオ放送 |
放送国・地域 | 日本 |
放送期間 | 2001年10月6日・7日 |
放送時間 | 土曜日・日曜日 21:00 - 22:51 |
放送分 | 111分 |
回数 | 全2話 |
テレビ朝日系列で、2001年10月6日に前編、10月7日に後編が二夜連続のスペシャルドラマとして放送された。
サブタイトルは「2001年の学生運動」。平成13年度文化庁芸術祭参加作品。第52回芸術選奨文部科学大臣賞(放送部門)受賞作。
主なキャスト
編集- 名倉憲太朗 - 渡哲也
- 坂下薫平 - 岡田准一
- 日高菊 - 麻生祐未
- 本多真純 - 山口紗弥加
- 江藤麦太 - 堺雅人
- 葛山天 - 横山裕
- 手島修一 - 青木堅治
- 安達清起 - 西岡竜一朗
- 保利愛弘 - 池田努
- 茂庭章吾 - 浜田学
- 薩川あゆみ - 鈴木えみ
- 田北奈生子 - 新山千春
- 神楽敏章 - 岡本健一
- 立花 - 宮迫博之
- 池井戸教授 - 藤田宗久
- 健太郎 - 吉武怜朗
- 司馬英雄 - 八嶋智人
- 久慈刑事 - 渡辺いっけい
- 名倉加寿子 - いしだあゆみ(特別出演)
- 宅間玲一 - 津川雅彦
スタッフ
編集- 脚本:野沢尚
- チーフプロデュース:黒田徹也(テレビ朝日)
- プロデューサー:内山聖子(テレビ朝日)、高橋萬彦(共同テレビ)
- 監督:若松節朗(共同テレビ)
- 音楽:本間勇輔
- 主題歌:MISIA「時をとめて」
- 技術プロデューサー:佐々木俊幸
- TD:山岸桂一
- 撮影:伊藤清一
- 映像:千葉研
- 照明:加瀬弘行(FLT)
- 音声:国澤藤一(ブル)
- 編集:深沢佳文
- 美術プロデューサー:高原篤(テレビ朝日)
- デザイン:村武良二(テレビ朝日)
- 大道具:東宝舞台
- 装飾:阿部一博(テレフィット)
- 持ち道具:白鳥泰司(テレフィット)
- 衣裳:大友雄士郎(東京衣裳)
- ヘアメイク:森田京子
- 協力:バスク、テレビ朝日クリエイト、アックス、緑山スタジオ・シティ