南蔵院 (葛飾区立石)

南蔵院（なんぞういん）は、東京都葛飾区にある真言宗豊山派の寺院。

南蔵院
所在地	東京都葛飾区立石8-40-25
位置	北緯35度44分21.1秒 東経139度51分25.9秒
山号	五方山
院号	南蔵院
宗派	真言宗豊山派
本尊	大日如来
創建年	長保年間（999年-1004年）
中興	賢寛（寛永9年（1632年）寂）
別称	寺号:立石寺
札所等	南葛八十八ヶ所霊場37番札所、荒綾八十八ヶ所霊場4番札所
法人番号	9011805000506

歴史

長保年間（999年-1004年）に開山された。熊野権現（現熊野神社）を勧請した際に、別当寺として創建された。

江戸時代、徳川将軍は鷹狩のために江戸郊外のこの地を度々訪れており、当寺は「御膳所」（休憩場所）に充てられた。

延享3年（1746年）の銘が入った梵鐘があったが、戦時中の金属類回収令によって供出され、現存しない。

当寺には、板碑が数基保存されている。また、この寺の裏にはかつて南蔵院裏古墳と呼ばれる6世紀後半ごろの古墳があって、埴輪などが出土している。

交通アクセス

• 京成立石駅より徒歩9分（経路案内）。
• 青砥駅より徒歩12分（経路案内）。

参考文献

• 葛飾区教育委員会社会教育課 編『葛飾区寺院調査報告 下』葛飾区教育委員会、1980年
• 入本英太郎、橋本直子 著『葛飾区史跡散歩 (東京史跡ガイド22)』学生社、1993年
• 「立石村 南蔵院」『新編武蔵風土記稿』 巻ノ23葛飾郡ノ4、内務省地理局、1884年6月。NDLJP:763978/92。 

外部リンク

• “第3章 地域の歴史｜南蔵院裏古墳と熊野神社古墳（立石8丁目）”. 葛飾区史. 2020年12月30日閲覧。