南田中
南田中(みなみたなか)は、東京都練馬区の町名。住居表示実施済み地区であり、現行行政地名は南田中一丁目から南田中五丁目。郵便番号は177-0035[3]。
南田中 | |
---|---|
南田中団地近くを流れる石神井川(山下橋から下流方面) | |
北緯35度43分53.15秒 東経139度36分58.9秒 / 北緯35.7314306度 東経139.616361度 | |
国 | 日本 |
都道府県 | 東京都 |
特別区 | 練馬区 |
面積 | |
• 合計 | 0.928 km2 |
人口 | |
• 合計 | 12,542人 |
• 密度 | 14,000人/km2 |
等時帯 | UTC+9 (日本標準時) |
郵便番号 |
177-0035[3] |
市外局番 | 03[4] |
ナンバープレート | 練馬 |
地理
編集練馬区の南中部に位置し、北は石神井川を境に練馬区石神井町と高野台、東は同富士見台、南は杉並区井草、西は練馬区下石神井に接している。石神井川が流れるほか、都立石神井公園や西武池袋線石神井公園駅(所在地は共に石神井町)、練馬高野台駅(所在地高野台)も近い。
地域内は、環八通り、笹目通り沿いに家電量販店などのロードサイド店舗が見られるほかは、多くが閑静な住宅街となっている。北部の石神井川沿いに南田中団地があり、川沿いはまたソメイヨシノの名所として知られる。同団地は石神井川より北は石神井町に所在する。南部にはかつて育英工業高等専門学校(現サレジオ工業高等専門学校)があったが、2005年(平成17年)に東京都町田市に移転した。
地価
編集住宅地の地価は、2015年(平成27年)1月1日の公示地価によれば、南田中三丁目23-4の地点で34万9000円/m2となっている [5]。
面積と人口
編集南田中の丁目ごとの面積[1]、および2017年(平成29年)12月1日現在の世帯数と人口[2]は以下の通りである。
丁目 | 面積 | 世帯数 | 人口 |
---|---|---|---|
南田中一丁目 | 0.174km2 | 1,201世帯 | 2,496人 |
南田中二丁目 | 0.171km2 | 805世帯 | 1,712人 |
南田中三丁目 | 0.189km2 | 1,437世帯 | 2,719人 |
南田中四丁目 | 0.201km2 | 1,528世帯 | 3,169人 |
南田中五丁目 | 0.193km2 | 1,361世帯 | 2,446人 |
; 計 | 0.928km2 | 6,332世帯 | 12,542人 |
小・中学校の学区
編集区立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる[6]。
丁目 | 番地 | 小学校 | 中学校 |
---|---|---|---|
南田中一丁目 | 全域 | 練馬区立南が丘小学校 | 練馬区立南が丘中学校 |
南田中二丁目 | 全域 | ||
南田中三丁目 | 全域 | 練馬区立石神井東小学校 | |
南田中四丁目 | 全域 | 練馬区立南田中小学校 | |
南田中五丁目 | 全域 |
交通
編集鉄道
編集隣接地域で利用可能駅 | バス利用で利用可能駅 |
---|---|
JR中央線
JR中央線
|
- エイトライナー ーーー 同地区を対象とした路線構想
道路
編集町域の中央部を環八通りと笹目通りが南北(Y字)に縦貫していて、少し南の環八南田中交差点で合流する。なお、環八の南田中区域内に井荻トンネルと練馬トンネルがある。この他、地域の南部を千川通り(暗渠化された千川上水)が東西に横断している。地域の南西部が旧早稲田通り(かつての所沢道)と接している。
|
|
- 河川と橋梁
北側の町境にある石神井川は、河道の拡幅と緩傾斜護岸化され、川面近くまで下りて行ける。また煉瓦調の遊歩道が整備され、南田中の区間(山下橋から練馬高野台駅)はソメイヨシノの桜並木として知られる。川の中も置き石などで人工的な流れや早瀬の白波がつくられている。同川に架かる橋梁は以下の通り。
|
|
また、南田中4丁目には、過去には石神井川の支流貫井川が通っており、現在は暗渠化された跡が水路敷遊歩道として存在する
- 交差点
地域内で名称のある交差点は以下の通り。
|
|
バス
編集地域内を運行するのは西武バスと関東バス。町域内に西武バス練馬営業所があり、バス停名は「南田中車庫」となっている。
地域内のバス停名は以下の通り。
|
|
|
歴史
編集沿革
編集- 江戸時代は武蔵国豊島郡田中村。現在の南田中の位置を本村とし、その北方に飛地として、田中村の村民が開墾した新田(田中新田)があった。[7]
- 1889年(明治22年) - 東京府北豊島郡石神井村田中となる。[7]
- 1932年(昭和7年) - 旧本村が東京府東京市板橋区石神井南田中町に、旧田中新田が板橋区石神井北田中町となる。[7]
- 1949年(昭和24年) - 石神井南田中町が東京都練馬区南田中町に、石神井北田中町が練馬区北田中町となる。[7]
- 1971年(昭和46年) - 住居表示の実施により、北田中町が東京都練馬区三原台となる。[7]
- 1973年(昭和48年) - 住居表示の実施により、南田中町が東京都練馬区南田中となる。[7]
施設
編集- 教育
- 公共
- 練馬区立南田中図書館(2009年5月1日開館)
- 練馬区立南田中児童館
- 練馬区立南田中敬老館
- 南田中地域集会所
- 都営南田中アパート(1〜28号棟)- 石神井川の北(29~51号棟)は石神井町にある。
- 公園・緑地[8]
|
|
|
- 元締山の森緑地 - かつて材木を石神井川に流していた元締問屋があったことから、元締山の森緑地として整備された[9]。因みに1950年(昭和25)~1978年(昭和53年)まで同緑地の横に「積田牧場」があった[9]。
- 社寺
- 商業
出典
編集- ^ a b “練馬区統計書 - 町丁別土地面積、気温、降水量の推移、住民基本台帳による世帯数と人口など”. 練馬区 (2016年10月1日). 2018年1月4日閲覧。
- ^ a b “世帯と人口(人口統計) - 町丁目別”. 練馬区 (2017年12月5日). 2018年1月4日閲覧。
- ^ a b “郵便番号”. 日本郵便. 2018年1月4日閲覧。
- ^ “市外局番の一覧”. 総務省. 2018年1月4日閲覧。
- ^ “国土交通省地価公示・都道府県地価調査”. 土地・建設産業局. 2015年3月24日閲覧。
- ^ “区立小中学校 学区域一覧”. 練馬区 (2017年8月24日). 2018年1月4日閲覧。
- ^ a b c d e f 竹内誠編『東京の地名由来辞典』東京堂出版、2006年。ISBN 4490106858
- ^ “地図情報ねりまっぷ”. 練馬区. 2015年3月閲覧。
- ^ a b 「歴史と緑のガイドマップ」(南田中の町を考える会)より。