千種町 (兵庫県)
日本の兵庫県宍粟郡にあった町
千種町(ちくさちょう)は、かつて兵庫県の中西部にあった町である。宍粟郡に属した。本項では町制前の名称でもある千種村(ちくさむら)についても述べる。
ちくさちょう 千種町 | |||||
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廃止日 | 2005年4月1日 | ||||
廃止理由 |
新設合併 山崎町、一宮町、波賀町、千種町→宍粟市 | ||||
現在の自治体 | 宍粟市 | ||||
廃止時点のデータ | |||||
国 | 日本 | ||||
地方 | 近畿地方 | ||||
都道府県 | 兵庫県 | ||||
郡 | 宍粟郡 | ||||
市町村コード | 28525-1 | ||||
面積 | 104.57 km2 | ||||
総人口 |
3,818人 (推計人口、2005年3月1日) | ||||
隣接自治体 |
兵庫県宍粟郡山崎町、波賀町、佐用郡佐用町、南光町 鳥取県八頭郡若桜町 岡山県美作市、英田郡西粟倉村 | ||||
町の木 | スギ | ||||
町の花 | ドウダンツツジ | ||||
千種町役場 | |||||
所在地 |
〒671-3201 兵庫県宍粟郡千種町千草168 | ||||
外部リンク |
千種町 (国立国会図書館) | ||||
座標 | 北緯35度09分10秒 東経134度26分43秒 / 北緯35.15283度 東経134.44522度座標: 北緯35度09分10秒 東経134度26分43秒 / 北緯35.15283度 東経134.44522度 | ||||
ウィキプロジェクト |
2005年4月1日、山崎町・一宮町・波賀町・千種町が合併して宍粟市となり消滅した。現在、旧町域は「宍粟市千種町○○」の町丁名になっている。
地理
編集郡北西部に位置しており、古くから千種鉄(宍粟鉄)の産地として発展してきた。千種鉄は上質なことで名をはせており、今もたたら製鉄所跡が残っている。しかし明治に入ると西洋式製鉄に圧されて廃業を余儀なくされ、町の中心産業は林業へと転換が計られたが、安価な外国産木材の流入により需要が激減しており過疎化、少子高齢化が深刻である。町内を横断して国道429号が通っており、西は岡山県津山市、東は波賀町、一宮町へと通じている。町東部で鳥ヶ乢トンネルを介して波賀町と連絡する[1][2]。
名勝
編集隣接していた自治体
編集歴史
編集『播磨国風土記』によると古くは神々が腰を下ろす場を意味する「敷草村」と呼ばれていた。また古来より千種鉄の生産地として有名であり、製鉄業を中心に発展した。また、江戸時代には天領となった。維新後は久美浜県、生野県、姫路県(のち飾磨県)を経て、兵庫県の所属となる。
沿革
編集経済
編集行政
編集町花・町木
編集町章
編集地域
編集人口
編集人口推移
編集緑色で示したものが、千種村、千種町および宍粟市千種町の人口
(なお、人口は国勢調査による各年10月1日時点のものである)
<参考 - #行政上の沿革>
教育
編集現在、町内小中学校は全て宍粟市立となっている。
- 千種町立千種南小学校
- 千種町立千種北小学校
- 千種町立千種東小学校 の3つの小学校が統合されて、宍粟市立千種小学校となった。
- 千種町立千種中学校
- 兵庫県立千種高等学校
交通
編集千種には鉄道が通っていないため、住民の足として自動車は不可欠となっている。そのため自家用車の保有率が非常に高い。
鉄道
編集道路
編集- 国道
- 都道府県道
- 兵庫県道72号若桜下三河線(旧若桜南光線)
- 兵庫県道154号千種新宮線(旧千種上郡線)
- 兵庫県道429号岩野辺山崎線(旧内海山崎線)
- 兵庫県道520号大沢岩野辺線(旧大沢内海線)
- 道の駅
バス
編集名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
編集千種町は京阪神からのアクセスが良く、「ちくさ高原」「エーガイヤちくさ」を中心として観光地として発展している。
名所・観光スポット
編集- ちくさ高原
- ちくさ高原スキー場 - 県南部からのアクセスが良いスキー場として有名
- ちくさ高原キャンプ場
- ラドンの泉 - ラドンを含む湧水の取水施設
- コープふるさと村ちくさ
- たたらの里学習館
- 三室高原 - 過去には青少年野外活動施設とキャンプ場が設置されていた
- 三室の滝
- 平成之大馬鹿門
- 千草カントリークラブ
- エーガイヤちくさ - レストラン・温泉・フィットネスルーム・屋外遊具・川遊び
祭り
編集- 三大祭り
- 千種念仏 - 4月第3日曜
- 妙見社夏祭り - 7月第4土曜
- 川そそ祭り
出身有名人
編集その他
編集脚注
編集参考文献
編集- 大日本篤農家名鑑編纂所編『大日本篤農家名鑑』大日本篤農家名鑑編纂所、1910年。