匹見町

日本の島根県美濃郡にあった町

匹見町(ひきみちょう)は、かつて島根県の南西部、広島県山口県と境を接した美濃郡に属した。

ひきみちょう
匹見町
匹見峡
匹見町旗 匹見町章
匹見町旗 匹見町章
廃止日 2004年平成16年)11月1日[1]
廃止理由 編入合併
美濃郡匹見町美都町益田市[1]
現在の自治体 益田市[1]
廃止時点のデータ
日本の旗 日本
地方 中国地方山陰地方
都道府県 島根県
美濃郡
市町村コード 32482-5
面積 300.1 km2
総人口 1,669
推計人口、2004年5月1日)
隣接自治体 益田市鹿足郡日原町六日市町那賀郡金城町弥栄村美濃郡美都町
広島県廿日市市山県郡安芸太田町芸北町
山口県玖珂郡錦町
町の木 匹見杉
町の花 岸ツツジ
匹見町役場
所在地 698-1211
島根県美濃郡匹見町大字匹見1260
地図
旧匹見町役場庁舎位置
座標 北緯34度34分16秒 東経132度00分52秒 / 北緯34.571度 東経132.01433度 / 34.571; 132.01433座標: 北緯34度34分16秒 東経132度00分52秒 / 北緯34.571度 東経132.01433度 / 34.571; 132.01433
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2004年平成16年)11月1日に合併し、益田市の一部となった[1]

旧匹見町域は豪雪地帯対策特別措置法に基づく豪雪地帯としては日本最西端に位置する。1960年代以降より過疎が進行しており、「過疎発祥の地」として知られる[2]

歴史

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1960年までは人口が7000人以上住んでいたが[2]、1963年の三八豪雪に襲われ、町が1か月ほど孤立する。積雪は4mに上り、合掌造りの家すら倒壊するほどであった[3]根雪は7月半ばまで残るほどであった[3]。それに追い打ちをかけるようにその翌年からは集中豪雨に襲われ、5年で人口が2000人減少する急激な過疎化に陥った[2]

このことから島根県の施策もあって、匹見町の集落再編計画によって広見と虫ヶ谷の小虫・小平の3集落を町の中心街にある県営住宅に集落移転させることとなった(挙家離村[3]

また当時の町長であった大谷武嘉は国会やマスメディアに陳情を行い過疎対策法(現:過疎地域自立促進特別措置法)を成立させ、大谷は「過疎町長」と呼ばれるようになった[2]

年表

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産業

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「東の静岡、西の匹見」と称された匹見ワサビが特産で、昭和初期には年間300トンを出荷していたが[2]、現在では年間50トンほどにとどまる[2]

その他、林業、木工も行われている。

交通

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鉄道

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旧町内を走る鉄道はない。鉄道を利用する場合、最寄り駅はJR西日本山口線石見横田駅

道路

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高速道路

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旧町内を走る高速道路はない。

国道

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県道

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地理

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河川

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山岳

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名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事

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教育

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高等学校

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中学校

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小学校

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脚注

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  1. ^ a b c d e 伊藤周(2014年11月2日). “益田市の合併10周年記念、式典開く 市の魚「アユ」に”. 朝日新聞(朝日新聞社)
  2. ^ a b c d e f 縮む日本の先に 地方はいま/3 島根県・旧匹見町 過疎の地、再生へ一歩”. 毎日新聞 (2018年4月16日). 2019年11月21日閲覧。
  3. ^ a b c 田中淳夫 (2014年2月18日). “豪雪は集落消滅の引き金になる? 過去の事例に学ぶこと”. Yahoo!ニュース個人. 2019年11月21日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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