北海道警察釧路方面本部

北海道警察の地方本部

北海道警察釧路方面本部(ほっかいどうけいさつくしろほうめんほんぶ、英語Hokkaido Kushiro Area Police Headquarters)は、北海道警察の方面本部の一つである。

北海道行政機関
北海道警察 釧路方面本部
ほっかいどうけいさつ くしろほうめんほんぶ
Hokkaido Kushiro Area Police Headquarters
釧路方面本部・釧路警察署庁舎前景
釧路方面本部・釧路警察署庁舎前景
役職
本部長 堂前康(警視長)
組織
上部組織 北海道釧路方面公安委員会
内部組織 警務課、会計課、生活安全課、地域課、捜査課、鑑識課、交通課、十勝機動警察隊、警備課、監察官室、北海道警察学校釧路方面分校
概要
所在地 北海道釧路市黒金町10丁目5番地1
北緯42度59分12秒 東経144度22分51.4秒 / 北緯42.98667度 東経144.380944度 / 42.98667; 144.380944座標: 北緯42度59分12秒 東経144度22分51.4秒 / 北緯42.98667度 東経144.380944度 / 42.98667; 144.380944
ウェブサイト
北海道警察釧路方面本部
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釧路地方(くしろ)・根室地方(ねむろ)および十勝地方(とかち)の全域を管轄し、北海道釧路方面公安委員会の管理に服する。

公安委員会の下に本部を置く方式は都道府県警察と同様で、方面本部長階級警視長である。

所在地

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北海道釧路市黒金町10丁目5番地1


北海道は2025年度(令和7年度)予算案に、釧路方面本部総合庁舎の移転・建て替えに向けて、民間資金活用による社会資本整備(PFI)を検討する調査委託費2億5300万円を盛り込んだ。釧本総合庁舎は1971年(昭和46年)築で、移転先は道東自動車道の釧路中央インターチェンジ(IC)に近い釧路市消防訓練場で、同本部が所管する十勝・根室両管内に迅速に移動できる利便性を重視した。2032年度(令和14年度)の完成を見込む[1]

釧路市は2025年(令和7年)3月10日開催の同市議会定例会の民生福祉常任委員会で、釧路方面本部総合庁舎の移転候補地の同市消防訓練場(同市愛国)について、総面積約2万平方メートルの約6割(約1.2万平方メートル)を道警に売却予定と明らかにした[2]

沿革

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[3] [4]

北海道開拓は、明治政府の開拓使により函館・札幌・根室を皮切りに始まった。当初は警察組織自体が存在せず、その後も開拓の度合いにより地域において警察署および分署の設置が行われて、その過程で方面本部という組織が設置された。

現在の釧路方面管内においては、1875年明治8年)9月に根室支庁直轄の「根室邏卒屯所」が設置されて5人の「邏卒」が配置されたのが最古と思われる。また、釧路においては三県一局時代の下の根室県で1883年明治16年)2月に置かれた厚岸警察署釧路分署が最古と思われる。


  • 1947年(昭和22年)12月 国家地方警察北海道本部釧路方面本部を設置
  • 1948年(昭和23年)3月 旧警察法の施行により国家地方警察および自治体警察が発足。方面本部も存置
  • 1948年(昭和23年)6月 国家地方警察北海道方面本部設置規程の制定により、方面本部を5か所に再編
    • 函館・札幌・旭川・釧路・北見
  • 1949年(昭和24年)1月 国家地方警察北海道本部を廃止、各方面本部を各府県本部と同格化
  • 1954年(昭和29年)7月 警察法の施行により「北海道警察釧路方面本部」に改称

組織

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1995年平成7年)4月に設置された釧路機動警察隊は、各係の機能強化のため2020年令和2年)4月の組織改編に伴い廃止された[5]。なお、同時に設置された十勝機動警察隊は、引き続き執行隊として活動している。


管轄する警察署

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10警察署

関連項目

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脚注

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  1. ^ 2025年2月13日 18:54(2月13日 21:03更新) 北海道新聞電子版
  2. ^ 2025年3月10日 23:00(3月10日 23:19更新) 北海道新聞電子版
  3. ^ 昭和43年7月1日発行 北海道警察史編集委員会編集 北海道警察史(一)明治・大正編
  4. ^ 昭和43年7月1日発行 北海道警察史編集委員会編集 北海道警察史(二)昭和編
  5. ^ 道警、3方面本部の 機動警察隊を廃止”. 釧路新聞電子版. 2020年12月19日閲覧。

外部リンク

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