北沢種一
日本の教育者
北沢 種一(きたざわ たねいち、1880年(明治13年)1月13日[1] - 1931年(昭和6年)12月9日[1])は、日本の教育者。
北沢種一 | |
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誕生 |
1880年1月13日 長野県諏訪郡四賀村(現・諏訪市) |
死没 | 1931年12月9日(51歳没) |
墓地 | 多磨霊園(東京都) |
職業 | 教育者、教育学者 |
国籍 | 日本 |
最終学歴 | 東京高等師範学校本科英語部 |
代表作 |
『学級経営原論』『学校経営原論』(1927・1931年) 『作業教育序説』(1929年) 『作業による陶冶の原理』(1933年) |
配偶者 | 国恵 |
子供 | 文子(長女・石井清太郎妻)、正一(長男)、淑子(次女)、隆(次男)、静子(四女) |
経歴
編集長野県諏訪郡四賀村(現在の諏訪市)出身。長野県師範学校を経て、1906年(明治39年)に東京高等師範学校を卒業した。福井県師範学校を経て、東京女子高等師範学校教授・同附属高等女学校教諭・同附属小学校主事を務めた。1922年(大正11年)から1924年(大正13年)までドイツに留学し、帰国後は東京女子高等師範学校附属高等女学校主事となった。ドイツから帰国後、作業教育を提唱した。
著作
編集- 著書
- 『実際教授 高等小学読本研究』上下巻、敬文館、1912年11月-1913年4月
- 『国民性と大正の教育』 吉村茂助共著、学海指針社、1913年6月
- 『統合 教育教科書 教育学』 島田民治ほか共著、松邑三松堂、1914年10月
- 『統合 教育教科書 心理学』 島田民治ほか共著、松邑三松堂、1914年10月
- 『統合 教育教科書 論理学』 島田民治ほか共著、松邑三松堂、1914年10月
- 『統合 教育教科書 各科教授法』 島田民治ほか共著、松邑三松堂、1914年10月
- 『統合 教育教科書 学校管理法』 島田民治ほか共著、松邑三松堂、1914年10月
- 『統合 教育教科書 近世教育史』 島田民治ほか共著、松邑三松堂、1914年10月
- 『女学校用 新教育学』 日田権一共著、松邑三松堂、1915年10月
- 『国定 小学修身書の活用』 教育新潮研究会〈教育新潮叢書〉、1916年12月
- 『新教育法の研究』 隆文館、1923年1月
- 『作業教授に就て』 東京市小学校裁縫研究会、1926年2月
- 『学級経営原論』 東洋図書、1927年2月
- 『最近の独逸教育状況』 社会教育協会〈社会教育パンフレット〉、1927年12月
- 『作業主義 学級経営』 東洋図書、1929年10月
- 『作業教育序説』 目黒書店、1929年11月
- 『ライプチッヒの作業教育と其の批判』 郁文書院、1930年11月
- 『公民科の教材研究』上下篇、倉沢剛共著、改進書房、1931年
- 『現代作業教育の諸問題』 明治図書、1931年6月
- 『学校経営原論』 東洋図書、1931年12月
- 『作業教育の原理と実際』 高踏社〈教育思潮パンフレット〉、1931年12月
- 『作業教育の本質』 郁文書院、1932年
- 『作業による陶冶の原理』 目黒書店、1933年10月
- 『作業教育概論』 成美堂書店〈農業教育パンフレット〉、1934年5月
- 訳書
- 『ルーデ氏各科教授法』上下巻、富士徳次郎ほか共訳、宝文館、1920年6月-1921年2月
- 編書
- 『簡明学修辞典』 藤井利誉共編、宝文館、1927年10月
- 『現代作業教育』 東洋図書、1930年
- 橋本美保監修 『文献資料集成 大正新教育 第11巻 東京女子高等師範学校附属小学校・東京高等師範学校附属小学校』 日本図書センター、2016年9月、ISBN 9784284308052
脚注
編集- ^ a b 教育功労者列伝 1935, pp. 158–159.
参考文献
編集関連文献
編集- 大日本学術協会編修 『日本現代教育学大系 第五巻 春山作樹氏教育学 北沢種一氏教育学 赤井米吉氏教育学 手塚岸衛氏教育学』 モナス、1927年5月 / 日本図書センター、1989年11月、ISBN 4820584693
- 「故北沢先生を偲ぶ座談会」(児童教育研究会編 『児童教育』第26巻第2号、1932年2月)
- 北沢正一編輯 『父北沢種一追悼録』 北沢正一、1935年9月
- 斉藤太郎 「北沢種一 : 作業教育の提唱と実践」(唐沢富太郎編著 『図説 教育人物事典 : 日本教育史のなかの教育者群像 上巻』 ぎょうせい、1984年4月)
外部リンク
編集- 附属小学校主事肖像 北澤種一 - お茶の水女子大学デジタルアーカイブズ
公職 | ||
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先代 斎藤文蔵 主事 倉橋惣三 |
東京女子高等師範学校附属高等女学校主事 1930年 - 1931年 主事事務取扱 1927年 - 1928年 |
次代 中沢伊与吉 主事 斎藤文蔵 |
先代 藤井利誉 |
東京女子高等師範学校附属小学校主事 1920年 - 1930年 |
次代 堀七蔵 |