北村喜宣
北村 喜宣(きたむら よしのぶ、1960年 - )は、日本の法学者。専門は行政法。学位は、法学博士(神戸大学・1991年)。上智大学法科大学院教授。
人物
編集- 1960年 京都市生まれ
- 1978年 同志社高等学校卒業
- 1983年 神戸大学法学部法律学科卒業
- 1986年 神戸大学大学院法学研究科公法専攻博士課程前期課程修了
- 1988年 カリフォルニア大学バークレー校大学院「法と社会政策」研究科修士課程修了(M.A. in Jurisprudence and Social Policy)(フルブライト・プログラムによる留学。)
- 1991年 学位論文「アメリカ合衆国連邦清浄水法:管理システムとその実施」で神戸大学より法学博士の学位を取得
職歴
編集- 1989年 横浜国立大学経済学部専任講師
- 1990年 横浜国立大学経済学部助教授
- 2001年 上智大学法学部教授
- 2004年 放送大学客員教授
- 2012年 上智大学法科大学院教授(2014年4月~2016年3月 法科大学院長)
- 2017年 上智大学法学部教授
- 2021年 上智大学大学院法学研究科委員長[1]
- 2022年 内閣府土地等利用状況審議会委員[2]
このほか、2006年~2015年 司法試験考査委員(環境法)。
著書
編集- 『環境法〔第2版〕』(有斐閣、2019年3月)[初版(2015年9月)に対し、2016年都市住宅学会学会賞著作賞]
- 『廃棄物法制の軌跡と課題』(信山社、2019年2月)
- 『自治体環境行政法〔第8版〕』(第一法規、2018年10月)
- 『自治力の挑戦』(公職研、2018年5月)
- 『分権政策法務の実践』(有斐閣、2018年2月)
- 『空き家問題解決のための政策法務』(第一法規、2018年2月)
- 『リーガルマインドが身に付く自治体行政法入門』(ぎょうせい、2018年1月)
- 『環境法〔第4版〕』(弘文堂、2017年3月)
- 『環境法政策の発想:自社の環境対応に効く100の分析視角』(レクシスネクシス・ジャパン、2015年7月)
- 『自治力の躍動』(公職研、2015年5月)
- 『現代環境法の諸相〔改訂版〕』(放送大学教育振興会、2013年3月)
- 『自治力の爽風』(慈学社出版、2012年3月)
- 『プレップ環境法〔第2版〕』(弘文堂、2011年2月)[初版(2006年4月)に対し、第2回不動産協会優秀著作奨励賞]
- 『行政法の実効性確保』(有斐閣、2008年11月)
- 『分権政策法務と環境・景観行政』(日本評論社、2008年11月)
- 『自治力の達人』(慈学社出版、2008年3月)
- 『産業廃棄物法改革の到達点』(グリニッシュビレッジ、2007年3月)
- 『自治力の逆襲』(慈学社出版、2006年3月)
- 『自治力の情熱』(信山社出版、2004年7月)
- 『分権改革と条例』(弘文堂、2004年2月)
- 『揺れ動く産業廃棄物法制』(第一法規出版、2003年2月)
- 『自治力の冒険』(信山社出版、2003年1月)
- 『政策法務がゆく!:分権時代における自治体づくりの法政策』(公人の友社、2002年10月)
- 『自治力の発想』(信山社出版、2002年7月)
- 『環境法雑記帖』(環境新聞社、1999年11月)
- 『環境政策法務の実践』(ぎょうせい、1999年7月)
- 『産業廃棄物への法政策対応』(第一法規出版、1998年7月)
- 『行政執行過程と自治体』(日本評論社、1997年10月)
- 『環境管理の制度と実態:アメリカ水環境法の実証分析』(弘文堂、1992年11月)
(以下、編著)
- 『行政代執行の手法と政策法務』(地域科学研究会、2015年2月)
- 『空き家等の適正管理条例』(地域科学研究会、2012年8月)
- 『産廃判例が解る』(環境新聞社、2010年5月)
- 『分権条例を創ろう!』(ぎょうせい、2004年7月)
- 『産廃判例を読む』(環境新聞社、2005年7月)
- 『ポスト分権改革の条例法務:自治体現場は変わったか』(ぎょうせい、2003年7月)
(以下、共著書・共編著書)
- 北村喜宣=山口道昭=礒崎初仁=出石稔=田中孝男(編)『自治体政策法務の理論と課題別実践』[鈴木庸夫先生古稀記念](第一法規、2017年11月)
- 北村喜宣=米山秀隆=岡田博史(編)『空き家対策の実務』(有斐閣、2016年3月)
- 北村喜宣=須藤陽子=中原茂樹=宇那木正寛『行政代執行の理論と実践』(ぎょうせい、2015年8月)
- 高橋信隆=亘理格=北村喜宣(編)『環境保全の法と理論』[畠山武道先生古稀記念](北海道大学出版会、2014年4月)
- 亘理格=北村喜宣(編)『重要判例とともに読み解く個別行政法』(有斐閣、2013年4月)
- 高木光=交告尚史=占部裕典=北村喜宣=中川丈久(編)『行政法学の未来に向けて』[阿部泰隆先生古稀記念](有斐閣、2011年3月)
- 北村喜宣=山口道昭=出石稔=礒崎初仁(編)『自治体政策法務』(有斐閣、2011年5月)
- 兼子仁=北村喜宣=出石稔(編)『政策法務事典』(ぎょうせい、2008年9月)
- 大塚直=北村喜宣(編)『環境法ケースブック〔第2版〕』(有斐閣、2009年8月)
- 占部裕典=北村喜宣=交告尚史(編)『解釈法学と政策法学』[阿部泰隆先生退官記念](勁草書房、2005年5月)
- 天川晃=澤井勝=北村喜宣『自治体と政策』(放送大学教育振興会、2005年3月)
- 北村喜宣=福士明=下井康史『産廃法談:法学者のウラ読み廃棄物処理法』(環境新聞社、2004年6月)
- 畠山武道=大塚直=北村喜宣『環境法入門(第3版)』(日本経済新聞社、2007年5月)
- 大塚直=北村喜宣(編)『環境法学の挑戦』[淡路剛久教授・阿部泰隆教授還暦記念](日本評論社、2002年3月)
脚注
編集- ^ 法学研究科委員長に北村喜宣
- ^ 官報令和4年本紙第787号 9頁