北信州木島平スキー場
スノーリゾートロマンスの神様(旧:北信州木島平スキー場)(きたしんしゅうきじまだいらスキーじょう)は、日本のスキー場。長野県下高井郡木島平村に位置する。
北信州木島平スキー場 | |
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所在地 |
〒389-2303 長野県下高井郡木島平村大字上木島3876-2 |
座標 | 北緯36度49分11秒 東経138度24分12秒 / 北緯36.81972度 東経138.40333度座標: 北緯36度49分11秒 東経138度24分12秒 / 北緯36.81972度 東経138.40333度 |
標高 | 1,271 m - 500 m |
標高差 | 771 m |
最長滑走距離 | 3,000 m |
最大傾斜 | 45度 |
コース数 | 10本 |
コース面積 | 120 ha |
索道数 | 7本 |
公式サイト | スノーリゾート ロマンスの神様 |
概要
編集スノーリゾートロマンスの神様(旧:北信州木島平スキー場)は、その山容の美しさから高井富士とも呼ばれる高社山の北斜面に広がるスキー場である。
日本海からの季節風がもたらす良好な雪質と、広大で開放感あふれるゲレンデが人気であり、野沢温泉や斑尾高原と並び北信地域を代表するスキー場である。高社山の山頂付近から日本最大級を誇る最大斜度46度の非圧雪面を一気に滑り降りるパイオニアコースや、中間から下部にかけての緩斜面まで多彩なゲレンデコースを持ち、幅広ゲレンデを活用したテレインパークも設置するなど全ての来訪者が楽しめるゲレンデ構成となっている。
1963年に木島平スキー場はオープンし、スキーハウスも整備された[1](国設村営方式[2])。1993年4月から木島平村が出資する第3セクターの木島平観光株式会社が経営する第3セクター方式となった[3]。
2022年3月、木島平村公共施設等総合管理計画の見直しで、18の観光施設を民間譲渡する方針が示された[4]。
2023年3月にSBCメディカルグループに譲渡されることになり、それに先立って広瀬香美の楽曲「ロマンスの神様」のネーミングの使用権の許諾を受けており、スキー場の名称を「スノーリゾート ロマンスの神様」となり12月23日に新たなるスタートを切った。
歴史
編集1963年に開設された木島平スキー場は当初は国設村営方式で運営されていた[1][2]。
1993年4月1日、木島平村が出資する第3セクターの木島平観光株式会社が設立された[3]
1996-2001年度と2003-05年度まで、隣接する北志賀高井富士スキー場(現・X-JAM高井富士)及び牧の入スノーパークと共通リフト券を発行していたが、北志賀高井富士スキー場の池の平ゲレンデ閉鎖により共通リフト券が廃止された。2007年度には牧の入スノーパークと共通券を発行し、2つのゲレンデを合わせ木島平EAST/WESTと称する160haのコース面積を有す広大スキー場となりったが、そちらもわずか1年間で廃止された(その後、2009年度より牧の入スノーパークは休業)。
平成の大合併の際には、このスキー場の扱いが合併協議の争点となった(詳細は木島平村#「平成の大合併」について)。
なお、2008年5月、木島平スキー場を運営する旧木島平観光株式会社はパノラマランド木島平の運営を行う株式会社フェローズイン木島平と合併し、新たに木島平観光株式会社としてスタートした[3]。
2011-2012シーズンより、株式会社マックアース(兵庫)の子会社マックアースリゾート山ノ内が、よませ温泉スキー場・牧の入スノーパークを借り受けて運営するとともに、木島平スキー場の一部(池の平ゲレンデ)を「やまびこの丘スキー場」として運営することになった。マックアースリゾート山ノ内は2010-2011シーズンからX-JAM高井富士を運営しており、木島平スキー場とこれらマックアースリゾート山ノ内運営の4スキー場とを合わせた高社山周辺5スキー場を「Mt.KOSHA」として共通リフト券で滑走可能な一体のスキーエリアとしてPRしていた。
その後、X-JAM高井富士と木島平スキー場の間に位置する「やまびこの丘スキー場」は営業休止となった[5]。
民営化へ
編集2022年3月、木島平村公共施設等総合管理計画の見直しで、18の観光施設を民間譲渡する方針が示され、これにはリフト等の施設も含まれた[4]。
譲渡先に横浜市のSBCメディカルグループが名乗りを上げ、2022年10月に同社と木島平村はスキー場と隣接するホテルの譲渡について基本合意し、2023年3月にも正式契約となる見通しとなった[6]。広瀬香美の楽曲「ロマンスの神様」のネーミングの使用権に関する契約を締結しており、スキー場の名称を「スノーリゾート ロマンスの神様」として12月23日にオープンした。
年表
編集- 1963年 スキー場開業およびスキーハウス完成
- 1964年 第1リフト完成
- 1965年 第2リフト完成
- 1968年 第3リフト完成
- 1971年 第4リフト完成
- 1973年 第5リフト完成
- 1979年 第3リフト延長
- 1983年 第6ペアリフト完成
- 1984年 第7ペアリフト完成
- 1985年 ナイター設備完成
- 1986年 第8高速リフト完成
- 1989年 第10ペアリフト完成
- 1990年 人工降雪機導入
交通アクセス
編集参考文献
編集- 『信州だいすき スノーランドin信州2006-2007』龍鳳書房、2006年12月20日
- 『マップルマガジン スキーマップル2008(全国版)』昭文社、2007年12月15日 ISBN 978-4-398-26203-5
- 木島平公式サイト『村政55周年の歩み』
- 信州Liveon(2007年12月13日)『「木島平」に統一の2スキー場、調印 誘客に力』
- 信州Liveon(2010年10月16日)『今シーズンも営業休止 中野・木島平境の「牧の入」』
- 信州Liveon(2010年12月3日)『高井富士と木島平 5季ぶりに共通リフト券復活』
- 信濃毎日新聞(2011年10月20日)『「高社山麓スキー場を一体化 兵庫の企業子会社運営へ』
脚注
編集- ^ a b 健康長寿社会の実現に向けた地域滞在型観光等の推進方策に関する調査 本編 - 国土交通省
- ^ a b 永瀬広文ほか「スキー場受託事業の成果と課題」 - 林野庁
- ^ a b c 第三セクター等経営健全化方針 - 木島平村
- ^ a b 観光施設民営化検討説明会 資料 - 木島平村
- ^ やまびこの丘スキー場(営業休止) - winterplus
- ^ 「スノーリゾート ロマンスの神様」に名称変更へ 北信州木島平スキー場、計画浮上 - 信濃毎日新聞(2023年2月23日)