北九戸郡

日本の岩手県にあった郡
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北九戸郡(きたくのへぐん)は、岩手県にあった

岩手県北九戸郡の範囲

郡域

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明治12年(1879年)に行政区画として発足した当時の郡域は、九戸郡軽米町九戸村洋野町および岩手郡葛巻町の大部分(田部を除く)、久慈市の一部(侍浜町)にあたる。

歴史

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11.侍浜村 12.中野村 13.種市村 14.大野村 15.小軽米村 16.軽米村 17.晴山村 18.江刺家村 19.伊保内村 20.戸田村 21.葛巻村 22.江刈村(紫:久慈市 桃:洋野町 赤:軽米町 橙:九戸村 黄:岩手郡葛巻町 1 - 8は南九戸郡)
  • 明治12年(1879年1月4日 - 九戸郡(第1次)が分割し、軽米村ほか32村の区域をもって北九戸郡が発足。北九戸郡役所が軽米村に設置される[1]。(32村)
北侍浜村・南侍浜村・白前村・中野村・有家村・小子内村・種市村・大野村・阿子木村・帯島村・水沢村・小軽米村・蛇口村・円子村・軽米村・上館村・高家村・長倉村・晴山村・狄塚村・山内村・江刺家村・山屋村・伊保内村・荒屋村・小倉村・長興寺村・雪屋村・戸田村・山根村・葛巻村・江刈村
  • 明治13年(1880年)10月 - 北九戸郡役所が廃止され、南北九戸役所が南九戸郡大川目村に設置される[2]
  • 明治22年(1889年4月1日 - 町村制の施行により、以下の各村が発足。(12村)
    • 侍浜村 ← 北侍浜村、南侍浜村、白前村(現・久慈市)
    • 中野村 ← 中野村、有家村、小子内村(現・九戸郡洋野町)
    • 種市村(単独村制。現・九戸郡洋野町)
    • 大野村 ← 大野村、阿子木村、帯島村、水沢村(現・九戸郡)
    • 小軽米村 ← 小軽米村、蛇口村、円子村(現・九戸郡軽米町)
    • 軽米村 ← 軽米村、高家村、長倉村、晴山村[飛地](現・九戸郡軽米町)、上館村(現・九戸郡軽米町、洋野町)
    • 晴山村 ← 晴山村[大部分]、狄塚村、山内村(現・九戸郡軽米町)
    • 江刺家村 ← 江刺家村、山屋村(現・九戸郡九戸村)
    • 伊保内村 ← 伊保内村、荒屋村、小倉村、長興寺村、雪屋村(現・九戸郡九戸村)
    • 戸田村 ← 戸田村、山根村(現・九戸郡九戸村)
    • 葛巻村江刈村(それぞれ単独村制。現・岩手郡葛巻町)
  • 明治30年(1897年)4月1日 - 北九戸郡が廃止され、南九戸郡・北九戸郡の区域をもって九戸郡(第2次)が発足[3]。同日郡制施行。

行政

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歴代郡長
氏名 就任年月日 退任年月日 備考
1 明治12年(1879年)1月4日
明治30年(1897年)3月31日 南九戸郡との合併により北九戸郡廃止

脚注

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  1. ^ 岩手県教育会九戸郡部会 1986, p. 54.
  2. ^ 岩手県教育会九戸郡部会 1986, p. 55.
  3. ^ 法律第五十號」『官報』第3822号、内閣官報局、454頁、1896年3月30日https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2947101/4 

参考文献

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  • 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 編『角川日本地名大辞典』 3巻《岩手県》、角川書店、1985年2月7日。ISBN 4040010302 
  • 岩手県教育会九戸郡部会 編『九戸郡誌』(復刻版)臨川書店、1986年11月10日(原著1936年11月3日)。ISBN 4-653-01473-6https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/9571709 

関連項目

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先代
九戸郡(第1次)
行政区の変遷
1878年 - 1897年
次代
九戸郡(第2次)