北九州高速4号線
(北九州道路から転送)
北九州高速4号線(きたきゅうしゅうこうそく4ごうせん、Route 4)は、福岡県北九州市門司区の春日出入口から同市八幡西区の八幡ICに至る北九州高速道路の路線。
北九州高速道路 | |
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北九州高速4号線 | |
路線延長 | 31.8km |
開通年 | 1958年 - 1979年 |
起点 | 福岡県北九州市門司区 (春日出入口) |
終点 | 福岡県北九州市八幡西区 (八幡IC) |
接続する 主な道路 (記法) |
E2A関門自動車道 1号線 5号線 E3九州自動車道 |
■テンプレート(■ノート ■使い方) ■PJ道路 |
概要
編集門司区の春日出入口を起点とする。門司区・小倉北区・八幡東区・八幡西区を縦貫し、八幡西区の八幡ICに至る。金剛出入口から九州自動車道の八幡ICに接続しており、春日・大里出入口間で関門自動車道・九州道の門司ICに接続している。
路線自体は元々、旧日本道路公団管理の一般有料道路・「北九州道路」(春日~黒崎・国道3号バイパス)および「北九州直方道路」(黒崎~馬場山・国道200号バイパス)として建設され、1979年に全線開通し両道路が接続したもので、九州道の門司IC~八幡ICの供用開始以前は、門司IC・八幡ICどちらにも当該道路にて接続していることから、都市間高速道路としての役割も担っていた。北九州道路と北九州直方道路は、本来別々の有料道路だったが、物理的に連結していたことから、1986年9月1日以降、両道路を一つの道路とみなして料金を徴収する関連道路プール制(通称・北九州プール)が適用された[1]。
1991年3月31日、両道路が日本道路公団から福岡北九州高速道路公社に譲渡され、北九州高速4号線となり、北九州都市高速のネットワークに組み込まれた。この時点で管理者が変更されたため、国道3号・国道200号の指定から外されている。
こうした歴史的経緯から、この道路には、ほかの都市高速道路の路線とは異なる点が多い。目立ったものは以下の通り。
接続高速道路
編集出入口など
編集- 路線名の特記がないものは市道。
出入口番号 | 施設名 | 接続路線名 | 起点から (km) |
備考 | 所在地 |
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401 | 春日出入口 | 県道25号門司行橋線 | 0.0 | 門司区 | |
(1) | 門司IC | E2A 関門自動車道 E3 九州自動車道 |
0.7 | 八幡方面のみ接続 都市高速から一般道との出入り不可 | |
402/403 | 大里出入口 | 県道71号新門司港大里線 | 4.1 | ||
- | 富野PA | - | 門司方面 | 小倉北区 | |
404 | 富野出入口 | 小倉方面 | 9.0 | 門司方面出入口 | |
405/406 | 足立出入口 | 小倉方面 | 11.1 | ||
407 | 紫川JCT 紫川出入口 |
北九州高速1号線 |
13.3 | ||
408 | 山路出入口 | 15.5 | 八幡東区 | ||
- | 山路PA | - | 八幡方面 | ||
409 | 大谷出入口 大谷JCT |
北九州高速5号線 | 20.0 | ||
- | 高速皿倉山ケーブルBS | - | |||
410/411 | 黒崎出入口 | 国道200号 国道211号 |
24.2 | 八幡西区 | |
412 | 小嶺出入口 | 国道211号 | 28.0 | ||
- | 千代ニュータウンBS | - | |||
- | 馬場山料金所 | 本線料金所 | 門司方面本線料金所 | ||
413 | 馬場山出入口 | 国道200号 | 30.6 | 門司方面出入口 | |
414 | 金剛出入口 | 国道200号(直方バイパス) | 31.0 | 門司方面出入口 | |
(4) | 八幡IC | E3 九州自動車道 | 31.8 | 都市高速から一般道との出入り不可 九州道福岡方面との直結のみ |
歴史
編集- 1958年(昭和33年)10月17日 : 春日 - 大里間、国道3号バイパス(自動車専用道路)北九州道路として供用開始。
- 1961年(昭和36年)4月14日 : 大里 - 富野間供用開始。
- 1970年(昭和45年)10月31日 : 大谷 - 黒崎間供用開始。
- 1971年(昭和46年)7月5日 : 紫川 - 大谷間供用開始。
- 1973年(昭和48年)11月10日 : 富野 - 紫川間供用開始。11月14日関門橋が開通し、門司ICで直結。
- 1979年(昭和54年)3月8日 : 黒崎 - 馬場山間、国道200号バイパス(自動車専用道路)北九州直方道路として供用開始。同日開通の九州自動車道八幡ICで直結し、都市間高速道路として機能する。
- 1988年(昭和63年)3月31日 : 九州自動車道門司 - 八幡間が完成し、都市間高速道路としての役割を終える。
- 1991年(平成3年)3月31日 : 日本道路公団からの譲渡を受け、春日 - 馬場山間を北九州高速道路として供用開始。
- 1995年(平成7年)9月30日 : 山路出入口供用開始。同時に山路パーキングエリアも供用開始。
- 2001年(平成13年)7月2日 : 大谷ジャンクション供用開始。ジャンクション設置に伴い大蔵トンネルの拡張工事も実施[2]
- 2002年(平成14年)4月1日 : 帆柱ケーブルBS供用開始(2016年に高速皿倉山ケーブルBSに名称変更)。
- 2005年(平成17年)3月31日 : 金剛出口供用開始[3]。
- 2006年(平成18年)3月4日 : 金剛入口供用開始[3]。
- 2018年(平成30年)
交通量
編集24時間交通量(台) 道路交通センサス
区間 | 平成17(2005)年度 | 平成22(2010)年度 | 平成27(2015)年度 |
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春日出入口 - 門司IC | 15,897 | 13,410 | 8,270 |
門司IC - 大里出入口(北) | 15,897 | 13,410 | 14,065 |
大里出入口(北) - 大里出入口(南) | 15,897 | 13,410 | 14,065 |
大里出入口(南) - 富野出入口 | 22,848 | 18,828 | 19,758 |
富野出入口 - 足立出入口(北) | 22,848 | 18,828 | 16,979 |
足立出入口(北) - 足立出入口(南) | 57,284 | 44,455 | 24,536 |
足立出入口(南) - 紫川JCT/出入口 | 57,284 | 44,455 | 24,536 |
紫川JCT/出入口 - 山路出入口 | 57,284 | 44,455 | 47,459 |
山路出入口 - 大谷JCT/出入口 | 57,284 | 44,455 | 47,645 |
大谷JCT/出入口 - 黒崎出入口(東) | 61,700 | 44,484 | 42,406 |
黒崎出入口(東) - 黒崎出入口(西) | 61,700 | 44,484 | 42,406 |
黒崎出入口(西) - 小嶺出入口 | 61,700 | 44,484 | 34,887 |
小嶺出入口 - 馬場山出入口 | 31,556 | 28,974 | 30,082 |
馬場山出入口 - 金剛出入口 | 31,556 | 28,974 | 29,133 |
金剛出入口 - 八幡IC | 31,556 | 28,974 | 29,133 |
(出典:「平成22年度道路交通センサス」・「平成27年度全国道路・街路交通情勢調査」(国土交通省ホームページ)より一部データを抜粋して作成)
脚注
編集- ^ 「関連道路プール制」高速道路制度あれこれ ―法制度・料金制度関連用語集― (PDF) (公益財団法人高速道路調査会2013年3月発行、同年6月14日閲覧)
- ^ 堂上 幸男・赤沢 英明・多宝 徹「自動車専用道におけるトンネルの活線拡張 -大蔵トンネル拡張工事-」『建設の機械化』第619巻、一般社団法人日本建設機械施工協会、2001年、9-15頁。
- ^ a b “都市高速への入口『金剛入口』3月4日開通!!〜新北九州空港へのアクセスが向上〜” (PDF). 国土交通省北九州国道事務所 (2006年1月27日). 2014年2月5日閲覧。
- ^ 高速道路の通行止め解除について - 国土交通省九州地方整備局、2018年7月10日
- ^ 北九州高速4号線 トンネルAMラジオ再放送のサービス終了について福岡北九州都市高速道路公社
- ^ “令和2年度全国道路・街路交通情勢調査の延期について” (PDF). 国土交通省 道路局 (2020年10月14日). 2021年5月12日閲覧。