勝本圭一郎
?-1971, 俳優。
人物
編集東宝の専属俳優として、ジャンルを問わず多くの作品に出演。八の字型の眉毛が特徴だが、地味な役どころが多い[4]。
英語が得意で、1957年にはコロムビア映画『戦場にかける橋』で早川雪洲、ヘンリー大川と共に日本軍人を演じた[5]。
妻は長唄師の杵屋佐清、息子に長唄師の芳村伊十平がいる。
主な出演作品
編集映画
編集- 或る夜の殿様(1946年 衣笠貞之助監督) - 巡査前田
- 第二の人生(1948年 関川秀雄監督) - 社会実業家
- 面影(1948年 五所平之助監督) - 運転手
- また逢う日まで(1950年 今井正監督) - 軍医
- 生きる(1952年 黒澤明監督) - 公園課員
- 金さん捕物帖 謎の人形師(1953年 中川信夫監督) - 久兵衛
- 天晴れ一番手柄 青春銭形平次(1953年 市川崑監督) - 丁字屋主人
- 太平洋の鷲(1953年 本多猪四郎監督) - 商人[要出典]
- ゴジラシリーズ
- 結婚期(1954年 井上梅次監督) - 藤山課長
- 透明人間(1954年 小田基義監督) - 平和荘の管理人[7]
- 獣人雪男(1955年 本多猪四郎監督) - 村落の男E[8]
- おえんさん(1955年 本多猪四郎監督) - 荷受人
- 夫婦善哉(1955年 豊田四郎監督) - 関東煮の客
- 宮本武蔵 完結篇 決闘巌流島(1956年 稲垣浩監督) - 角屋の亭主甚内
- 東京の人さようなら(1956年 本多猪四郎監督) - 神官
- ある女の場合(1956年 瑞穂春海監督) - 支配人菅原
- 女囚と共に(1956年 久松静児監督) - 佐藤院長
- 哀愁の街に霧が降る(1956年 日高繁明監督) - 医者
- 空の大怪獣 ラドン(1956年 本多猪四郎監督) - 炭坑職員[6]
- 夜の鴎(1957年 佐分利信監督) - 焼鳥屋
- 東北の神武たち(1957年 市川崑監督) - 勝の父っさん
- 戦場にかける橋(1957年 デヴィッド・リーン監督) - 三浦中尉
- 地球防衛軍(1957年 本多猪四郎監督) - 私服の刑事[要出典][注釈 1]
- 大怪獣バラン(1958年 本多猪四郎監督) - 防衛隊小隊長[9][注釈 2]
- 変身人間シリーズ
- 裸の大将(1958年 堀川弘通監督) - 真岡町の男[注釈 1]
- 野獣死すべし(1959年、須川栄三) - 大学の警備員、スナックの客
- 宇宙大戦争(1959年 本多猪四郎監督) - 技師、会議出席者[要出典][注釈 1]
- 日本誕生(1959年 稲垣浩監督) - 大和国の民[要出典][注釈 1]
- ハワイ・ミッドウェイ大海空戦 太平洋の嵐(1960年 松林宗恵監督) - 在郷軍人[要出典]
- 女が階段を上る時(1960年 成瀬巳喜男監督) - バーの客[注釈 1]
- 世界大戦争(1961年 松林宗恵監督) - 近所の人[10]
- 妖星ゴラス(1962年 本多猪四郎監督) - 政府関係者[要出典][注釈 1]
- 忠臣蔵 花の巻・雪の巻(1962年 稲垣宏監督) - 関久和
- 太平洋の翼(1963年 松林宗恵監督) - 木根川町の避難民[要出典][注釈 1]
- クレージー映画
- 乱れる(1964年 成瀬巳喜男監督) - 温泉場の番頭
- ああ爆弾(1964年 岡本喜八監督) - 電光掲示板の見物人、パーティーの客 [注釈 1]
- 君も出世ができる(1964年 須川栄三監督) - 箱根ホテルの客[注釈 1]
- 宇宙大怪獣ドゴラ(1964年 本多猪四郎監督) - 福岡の住民[要出典]、刑事[6] [注釈 1]
- けものみち(1965年 須川栄三監督) - 番頭
- 100発100中(1965年 福田純監督) - 空港の男
- フランケンシュタイン対地底怪獣(1966年 本多猪四郎監督) - 記者[要出典][注釈 1]
- じゃじゃ馬ならし(1966年 杉江敏男監督) - 飲み屋のおやじ
- フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ(1966年 本多猪四郎監督) - 羽田空港避難民、海上自衛隊幕僚長[要出典][注釈 1]
- 奇巌城の冒険(1966年 谷口千吉監督) - ペシルの民[注釈 1]
- お嫁においで(1966年 本多猪四郎監督) - タクシーの乗客[注釈 1]
- 続・社長千一夜(1967年 松林宗恵監督) - 観光事業関係者
- キングコングの逆襲(1967年 本多猪四郎監督) - 野次馬[要出典][注釈 1]
- 100発100中 黄金の眼(1968年 福田純監督) - ベイルートの男
- 空想天国(1968年 松森健監督) - サッカーの観客
- 狙撃(1968年、堀川弘通監督) - ショーの観客
- 8.15シリーズ
テレビ
編集脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ a b
- 東宝特撮映画全史 1983, p. 528, 「怪獣・SF映画俳優名鑑」
- ゴジラ大百科 1993, p. 117, 構成・文 岩田雅幸「決定保存版 怪獣映画の名優名鑑」
- モスラ映画大全 2011, p. 43, 「脇役俳優辞典13」
- 初代ゴジラ研究読本 2014, p. 112, 「オール初代ゴジラ俳優大図鑑」
- ^ 『出演者名簿』《昭和43年度版》著作権情報センター、1967年、102頁。
- ^ 芳村伊十平プロフィール
- ^ a b c d ゴジラ大百科 1993, p. 117, 構成・文 岩田雅幸「決定保存版 怪獣映画の名優名鑑」
- ^ 初代ゴジラ研究読本 2014, p. 112, 「オール初代ゴジラ俳優大図鑑」
- ^ a b c d
- モスラ映画大全 2011, p. 43, 「脇役俳優辞典13」
- 初代ゴジラ研究読本 2014, p. 112, 「オール初代ゴジラ俳優大図鑑」
- ^ 東宝特撮映画大全集 2012, p. 9, 「『透明人間』作品解説/俳優名鑑」
- ^ 東宝特撮映画大全集 2012, p. 17, 「『獣人雪男』作品解説/俳優名鑑」
- ^ 東宝特撮映画大全集 2012, p. 33, 「『大怪獣バラン』作品解説/俳優名鑑」
- ^ 東宝特撮映画大全集 2012, p. 59, 「『世界大戦争』作品解説/俳優名鑑」
出典(リンク)
編集参考文献
編集- 『東宝特撮映画全史』監修 田中友幸、東宝出版事業室、1983年12月10日。ISBN 4-924609-00-5。
- 『ENCYCLOPEDIA OF GODZILLA ゴジラ大百科 [メカゴジラ編]』監修 田中友幸、責任編集 川北紘一、Gakken〈Gakken MOOK〉、1993年12月10日。
- 洋泉社MOOK 別冊映画秘宝(洋泉社)
- 『別冊映画秘宝 モスラ映画大全』洋泉社〈洋泉社MOOK〉、2011年8月11日。ISBN 978-4-86248-761-2。
- 『別冊映画秘宝 初代ゴジラ研究読本』洋泉社〈洋泉社MOOK〉、2014年8月24日。ISBN 978-4-8003-0452-0。
- 『東宝特撮映画大全集』執筆:元山掌 松野本和弘 浅井和康 鈴木宣孝 加藤まさし、ヴィレッジブックス、2012年9月28日。ISBN 978-4-86491-013-2。