動物医薬品検査所
農林水産省の施設等機関の1つ
動物医薬品検査所(どうぶついやくひんけんさじょ、英語: National Veterinary Assay Laboratory)は、農林水産省の施設等機関の一つ。動物用医薬品が安全かつ有効であり、その役割を確実に果たしうることを確認するために、医薬品の開発、製造、流通および使用の各段階において、審査・検査・指導を実施している。
動物医薬品検査所 どうぶついやくひんけんさじょ National Veterinary Assay Laboratory | |
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国分寺市の庁舎 | |
役職 | |
所長 | 嶋﨑智章[1] |
組織 | |
上部組織 | 農林水産省 |
内部部局 |
企画連絡室 庶務課 会計課 検査第一部 検査第二部 |
概要 | |
所在地 |
〒185-8511 東京都国分寺市戸倉1-15-1 北緯35度42分44秒 東経139度27分45秒 / 北緯35.71222度 東経139.46250度 |
定員 | 76人[2] |
年間予算 | 10億6353万8千円[2](2017年度) |
設置 | 1956年6月25日 |
ウェブサイト | |
動物医薬品検査所 |
概要
編集動物用医薬品、医薬部外品、医療機器および再生医療等製品の検査を行うことで、動物衛生と公衆衛生の向上に貢献することを目的とする。その業務内容は、①動物用医薬品等の品質確保、②承認審査、③危機管理対策の充実と食の安全・信頼の確保、④検定・検査技術の向上と国際化対応の4つに大別される。
沿革
編集- 1948(昭和23)年10月 - 家畜衛生試験場(現:農業・食品産業技術総合研究機構 動物衛生研究所)に検定部が設置され、動物用生物学的製剤の国家検定を開始
- 1950(昭和25)年 5月 - 農林省畜産局(現:農林水産省生産局畜産部)に薬事課が設置され、薬事課分室として国家検定業務を継承
- 1956(昭和31)年 3月 - 薬事課の廃止に伴い、一時、衛生課分室となる
- 1956(昭和31)年 6月 - 動物医薬品検査所として独立
- 1959(昭和34)年 4月 - 現在地(国分寺市)に庁舎新築・移転
- 1961(昭和36)年 2月 - 薬事法が施行され、同法に基づき検査業務等を実施
- 2007(平成19)年 4月 - 動物用医薬品等の承認審査及びその関連業務が、消費・安全局畜水産安全管理課から移管される
- 2010(平成22)年 4月 - 検査部を11検査室から5領域へ再編整備
- 2025(令和7)年 - 茨城県つくば市へ移転[3]
組織
編集- 企画連絡室
- 企画調整課
- 審査調整課
- 技術指導課
- 検定検査品質保証科
- 庶務課
- 会計課
- 検査第一部
- ウイルス学的検査第1領域
- ウイルス学的検査第2領域
- 細菌学的検査領域
- 免疫・病理学的検査領域
- 検査第二部
- 品質検査領域
- 安全性検査第1領域
- 安全性検査第2領域
脚注
編集- ^ “幹部紹介”. 動物医薬品検査所. 2023年9月28日閲覧。
- ^ a b 動物医薬品検査所年報 No.55 平成29年度 (PDF)
- ^ “動物医薬品検査所 庁舎移転計画について”. 動物医薬品検査所. 2024年1月10日閲覧。