劫蘊寺

衛星軌道上に打ち上げ予定の寺院

浄天院劫蘊寺(じょうてんいんごううんじ)は衛星軌道上に計画された寺院。醍醐寺によって2024年に建立される計画だった[1]

浄天院劫蘊寺
所在地 地球低軌道
本尊 大日如来曼荼羅
創建年 令和6年(2024年)(計画)
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TATARA-1
主製造業者 テラスペース
状態 喪失(ロケットの打ち上げ失敗)
目的 ホステッドペイロードサービス事業の実証
打上げ場所 スペースポート紀伊
打上げ機 カイロス2号機
打上げ日時 2024年12月18日
物理的特長
質量 50kg級
軌道要素
軌道 地球低軌道
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史上初の宇宙寺院[1]としてテラスペースの提供するホステッドペイロードサービス事業の50kg級小型衛星「TATARA-1」に大日如来像と曼荼羅が設置搭載され、2024年12月18日にカイロスロケット2号機によって打ち上げられたが、ロケットの失敗によって軌道投入は実現しなかった。高度110.7kmまで到達し、宇宙宗教学研究会では「世界で初めて、大日如来と曼荼羅を宇宙空間まで運んだ」としている[2]

搭載衛星の投入予定軌道は高度約1,000km以下(400 - 500km程と見られる)の地球低軌道で、地球を約1時間半で1周する[1][3]

脚注

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  1. ^ a b c カイロスロケットによる50キロ超小型衛星「TATARA-1」打上げと軌道上サービス実証試験を実施”. テラスペース株式会社. 2024年11月27日閲覧。
  2. ^ 祈りを宇宙へ届ける挑戦と成果 - 宇宙寺院 劫蘊寺”. 宇宙寺院 劫蘊寺 - (2024年12月19日). 2025年1月25日閲覧。
  3. ^ 宇宙寺院 劫蘊寺とは - 宇宙寺院 劫蘊寺”. 宇宙寺院 劫蘊寺 - (2022年6月8日). 2023年6月17日閲覧。

外部リンク

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