円唇後舌め広めの狭母音
円唇後舌め広めの狭母音(えんしん・あとじため・ひろめのせまぼいん)は母音の類型の一つ。準狭準後舌円唇母音(じゅんせま・じゅんあとじた・えんしんぼいん)ともいう。国際音声記号で [ʊ] で表記される[1]。
円唇後舌め広めの狭母音 | |
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ʊ | |
IPA 番号 | 321 |
IPA 表記 | [ʊ] |
IPA 画像 | |
Unicode | U+028A |
文字参照 | ʊ |
JIS X 0213 | 1-11-21 |
X-SAMPA | U |
Kirshenbaum | U |
音声サンプル |
円唇母音で、狭母音に近く、後舌よりに位置する言語音を記述するために設けられた。対応する非円唇母音 [2]には国際音声記号が設けられていない。
また、(広めでない)狭母音 [u] を緊張音(音声器官の筋肉の緊張を伴う音)とし、記号 [ʊ] を弛緩音(緊張を伴わない音)として使うことがある。例:クメール語では [o] に対応する弛喉母音。cʊmriˑəp̚ suˑo こんにちは
言語
編集脚注
編集- ^ 似た記号にかつて電気伝導率の単位記号として使われたモー(℧)があるが、符号位置も用途も異なる。
- ^ 非円唇後舌め広めの挟母音の事である