全自動無人運転車両システム

新交通システムの一種

全自動無人運転車両システム(ぜんじどうむじんうんてんしゃりょうシステム)は都市交通もしくは空港内旅客輸送システムの一種。

全自動無人運転車両はAGT (Automated Guideway Transit) の車両[1]、またはAPM (Automated People Mover) の車両の訳語である[2]

AGT (Automated Guideway Transit) は、ゴムタイヤをもつ小型軽量車両を専用軌道上の案内軌条に従って自動運転で走行する中量軌道輸送システム[1]

歴史

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APM (Automated People Mover) はウェスティングハウス・エレクトリック社(米)が開発した AGT 方式の交通システム[1]。現在はボンバルディア Innovia APM が受け継いでいる。

ただし他社が開発した AGT も APM と呼ぶことが少なくない[1]。米国からは1998年の国際電気標準会議 (IEC) において米国土木学会 (ASCE) が規格化したAPM (Automated People Mover) 規格を標準規格とするよう提案があった[3]

スカイ・コネクトAPM

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スカイ・コネクトAPM (Sky Connect APM) は三菱重工グループの三菱重工エンジニアリング (MHIENG) のAPMシステム[2]。アメリカ・フロリダ州タンパ国際空港などで採用されている[2]

ヴェイキュロトマティクレジェ (VAL) はマトラ社が開発した AGT 方式の交通システム。現在はシーメンス社が受け継いでいる。

脚注

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  1. ^ a b c d 添付資料 2 都市鉄道のシステム”. 国際協力機構. 2020年4月28日閲覧。
  2. ^ a b c 三菱重工、タンパ国際空港の全自動無人運転車両 4両を追加受注”. FlyTeam. 2020年4月28日閲覧。
  3. ^ 渡辺典秋「地下鉄における自動運転の現状と将来展望」『電気学会誌』第123巻第1号、電気学会、2003年、24-27頁、2020年4月30日閲覧