全日本チェス選手権
概要
編集日本のチェスのチャンピオンを決定する棋戦である。ゴールデンウィークに開催される[1]。主催は2018年(第51回)まで日本チェス協会だったが、同協会の解散に伴い、2019年(第52回)から National Chess Society of Japan(NCS、現・日本チェス連盟)が主催を引き継いでいる。
競技方式
編集1979年(第12回)まではチャンピオンへの挑戦制度(6局制)であった。1980年からスイス式13ラウンドまたは14ラウンドとなる。2009年からは11ラウンド。スイス式になって以降、日本チェス協会主催の時代には選手権で1位から4位のプレーヤーがチェス・オリンピアードの選手たる資格を得ていた[1]。
NCS主催に変わってから2019年はスイス式10ラウンドで行なわれた。2020年はCOVID-19の影響により開催が延期され、期間も短縮して10月31日から4日間7ラウンドで行なわれた。
またNCSでの重要な変更点として、チェス国籍を日本に置いていないプレイヤーは優勝しても「日本チャンピオン」の称号は認められないことになった。
歴代日本チャンピオン
編集- 第1回 1968年 宮坂幸雄
- 第2回 1969年 宮坂幸雄
- 第3回 1970年 宮坂幸雄
- 第4回 1971年 宮坂幸雄
- 第5回 1972年 権田源太郎
- 第6回 1973年 権田源太郎
- 第7回 1974年 浜田健嗣
- 第8回 1975年 権田源太郎
- 第9回 1976年 権田源太郎
- 第10回 1977年 権田源太郎
- 第11回 1978年 権田源太郎
- 第12回 1979年 権田源太郎
- 第13回 1980年 小田講文
- 第14回 1981年 小田講文
- 第15回 1982年 西村裕之
- 第16回 1983年 西村裕之
- 第17回 1984年 西村裕之
- 第18回 1985年 権田源太郎、ポール黒田
- 第19回 1986年 ジャック・ピノー
- 第20回 1987年 鈴木知道
- 第21回 1988年 ローレン・シュミット
- 第22回 1989年 権田源太郎
- 第23回 1990年 ホセリト・スンガ
- 第24回 1991年 マッツ・アンダーソン
- 第25回 1992年 ドミンゴ・ラモス
- 第26回 1993年 ジャック・ピノー (Jacques Pineau)
- 第27回 1994年 西村裕之
- 第28回 1995年 ドミンゴ・ラモス、松尾朋彦
- 第29回 1996年 権田源太郎
- 第30回 1997年 権田源太郎
- 第31回 1998年 渡辺暁
- 第32回 1999年 渡辺暁
- 第33回 2000年 渡辺暁
- 第34回 2001年 権田源太郎
- 第35回 2002年 サイモン・ビビー (Simon Bibby)
- 第36回 2003年 塩見亮、酒井清隆
- 第37回 2004年 酒井清隆
- 第38回 2005年 小島慎也
- 第39回 2006年 小島慎也、馬場雅裕
- 第40回 2007年 上杉晋作、小島慎也
- 第41回 2008年 小島慎也
- 第42回 2009年 サム・コリンズ (Sam Collins)
- 第43回 2010年 南條遼介、小島慎也
- 第44回 2011年 中村龍二、馬場雅裕
- 第45回 2012年 南條遼介
- 第46回 2013年 池田惇多
- 第47回 2014年 南條遼介
- 第48回 2015年 馬場雅裕
- 第49回 2016年 チャン・タン・トゥ (Trần Thanh Tú)
- 第50回 2017年 野口恒治
- 第51回 2018年 チャン・タン・トゥ
- 第52回 2019年 青嶋未来
- 第53回 2020年 チャン・タン・トゥ
- 第54回 2021年 新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止
- 第55回 2022年 青嶋未来
- 第56回 2023年 南條遼介
脚注
編集参考文献
編集- 日本チェス協会の段位登録者名簿 - 英語版の記事では判明できない日本チャンピオンの名前の漢字の検証に使用。