入善町民会館
(入善町立図書館から転送)
入善町民会館(にゅうぜんちょうみんかいかん)は、富山県下新川郡入善町入膳3200番地に所在するホール、公民館、図書館で構成される複合施設である。愛称は同施設内のホール名でもある『コスモホール』で、1985年(昭和60年)9月から2か月にわたり公募し町内外から集められた173種類(245件)の応募の中から選考委員会により選ばれたものである(同年12月20日に決定)[1]。
入善町民会館 | |
---|---|
![]() | |
情報 | |
通称 | コスモホール |
正式名称 | 入善町民会館 |
完成 | 1986年 |
開館 | 1986年5月22日 |
客席数 | 600席(固定席558席、車椅子席2席) |
延床面積 | 約6,000m² |
用途 | ホール、公民館、図書館 |
所在地 |
〒939-0626 富山県下新川郡入善町入膳3200番地 |
最寄駅 | あいの風とやま鉄道「入善駅」下車徒歩10分 |
最寄バス停 | のらんマイ・カー「町民会館」下車徒歩1分 |
最寄IC | 北陸自動車道「朝日IC」下車 |
外部リンク | 入善町民会館 |
概要
編集1986年(昭和61年)5月22日竣工。鉄筋コンクリート3階建(地下1階)、延床面積約6,000m2、総事業費22億7,000万円[2]。
コスモホール
編集- 舞台(間口14m、奥行11m、高さ7.8m)[4]
- 客席全600席(固定席558席、車椅子席2席)[4]
- 楽屋1室(1階)、リハーサル室3室(2階)、応接室1室(2階) [4]
- 残響時間1.9秒(空席時)[5]
ホール内にはベーゼンドルファー[注 1]、スタインウェイ、ヤマハの3台のピアノが所有されている。
中央公民館
編集入善町立図書館
編集入善町における公立図書館である。1954年4月1日[8]に入善町中央公民館内に『入善町立入善図書館』として創設され[9][10]、1956年1月4日、同日に完成した総合事務所に移転[11]、1968年4月に現名称に改称した[9]。その後、入善町民会館完成に合わせて同施設に移転した。2021年3月には『にゅうぜん電子図書館』がオープンした[12]。
図書館部分に独立した入り口があるのが特徴で、延床面積1,354m2、蔵書数は71,744冊(1994年時点)[9]。中央公民館の第3研修室を、日中は学習室として開放している[4]。2階には学習室のほか郷土資料室があり、米澤家図書約30,000点近くが保存されている[12]。
周辺
編集脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ 『北日本新聞』1985年12月22日付朝刊14面『愛称は「コスモホール」 建設中の入善町民会館』より
- ^ a b 『北日本新聞』1986年5月23日付朝刊20面『560席のコスモホール 入善町民会館が完成』より
- ^ 優良ホール100選(一般社団法人日本音響家協会、2023年1月17日閲覧)
- ^ a b c d e f g h i j 町民会館施設概要(入善町、2023年1月15日閲覧)
- ^ a b 『広域営農団地農道整備事業新川地区 新川広域農道事業誌』(1996年3月、富山県、新川広域農道事業誌編集委員会、鬼原技術士事務所編集)、172頁。
- ^ 『北日本新聞』1989年3月28日付朝刊18面『ピアノでふるさと創生 入善町、オーストリア製の名器 1230万円 室内楽拠点に ベーゼンドルファー届く』より。
- ^ 県公報とやま 1992年5月号(No.280)4 - 5頁『特集 ふるさとは今…。』(2023年1月15日閲覧)
- ^ 『広報にゅうぜん 昭和29年9月~昭和58年3月 縮刷版』(1983年10月1日、入善町役場発行)『あゆみ』7頁より。
- ^ a b c 『富山大百科事典 下巻』(1994年8月1日、北日本新聞社発行)583頁。
- ^ 『富山県図書館協会創立80周年記念誌』(2012年2月23日、富山県図書館協会編集・刊行)17頁。
- ^ 『広報にゅうぜん 昭和29年9月~昭和58年3月 縮刷版』(1983年10月1日、入善町役場発行)『あゆみ』8頁より。
- ^ a b 『とやまの図書館ガイドブック』(2023年3月31日、富山県図書館協会発行)34頁。