信州塩尻農業公園チロルの森
チロルの森(チロルのもり)は、長野県塩尻市に2020年(令和2年)11月29日まで存在した、株式会社ファームが運営していた体験型総合テーマパークであるが、2024年(令和6年)7月27日 - 9月1日の期間限定で復活開園した。
チロルの森 | |
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分類 | 農業体験型総合公園 |
所在地 | |
座標 | 北緯36度3分38.0秒 東経138度0分0.0秒 / 北緯36.060556度 東経138.000000度座標: 北緯36度3分38.0秒 東経138度0分0.0秒 / 北緯36.060556度 東経138.000000度 |
面積 | 27ha[2] |
開園 | 1999年(平成11年) |
現況 | 廃園2020年(令和2年)11月29日、復活開園2024年(令和6年)7月27日 - 9月1日 |
設備・遊具 | 動物ふれあい、体験施設、レストラン、花畑、自家製品など |
駐車場 | 約2000台収容可能 |
概要
編集1999年開園[3]。オーストリア・チロル地方をモチーフにしており、ヨーロッパの牧歌的な景観や農業体験などを楽しむことが出来る。主な特徴はラベンダー畑や牧舎があり、乗馬や動物とのふれあいなど自然に溶け込んだ施設となっている。定期的にキャラクターショーや音楽祭等が開かれており、小さな子供がいる家族向けのイベントを行っている。また、駐車場が広いため(2000台収容可能[4])カーミーティングの会場に使用される事が多い。 自家製品の開発に積極的に関わっており、地産地消の考えを元に地元企業と共同開発する事が多い。 マスコットキャラクターに「チロリス」がいる。
2020年9月28日、新型コロナウイルス感染症の影響で同年11月29日に閉園することが発表され[3]、予定通り11月29日に閉園した[5]。閉園に伴い飼育されていた動物は他施設へ引っ越した[6]。塩尻市長(当時)の小口利幸は閉園について「残念だが致し方ない」とコメントしている[2]。跡地の利用については2020年9月の時点で未定となっている[2]。
閉園後の2022年8月6日、塩尻市観光協会と塩尻市の主催のイベント「自然の中のふれあい広場~かわいい動物大集合」が1日限定で開催された[7]。
2024年3月26日に開かれた塩尻市こども議会で小学生の児童からチロルの森を復活させてほしいと求められ、塩尻市長の百瀬敬は施設を所有する会社と対応を話し合っているとし、「再び開場できるよう頑張ります」と述べた[8]。
2024年7月27日から同年9月1日まで限定営業している[9][10]。
廃園間近の2020年11月時点の入園料は大人1000円だったが、2024年復活時には800円に値下げされている[10]。
現行入園料
編集- [年間パスポート]
- 大人 2000円
- 子供 1000円
エリア
編集4つのエリアに分かれている。2024年現在、地形などは廃業前の状況と大きく変わっていない。旧チロルの森にあった日本庭園エリアは改修工事により閉鎖されている。
森の入り口
編集- 入園ゲート
- ゲート横売店『おみやげの家』
- ファーストフード『グレンツェ』
- 授乳室
- 駐車場
憩いの森エリア
編集- 塩尻市イベント棟
- シルバニアファミリー あそびの家
- ファーストフードコーナー
- シルバニアファミリー 体験の館
- 地域PRブース
- 木工教室
- 持ち込みBBQコーナー
遊びのエリア
編集- 芝すべり
- アーチェリー
- キッズプレイコーナー
- ゴーカート場
- 池
- エアー遊具
ふれあいまきば丘エリア
編集- ピザ工房
- 授乳室
- 丘のレストラン
- 動物ふれあい広場
- 牧舎
- 放牧場
- ぶどう畑
- ドッグラン
過去
編集2020年11月時点まで園内は森の入り口、味散歩の街、ワインとまきばの丘、遊びのエリア、と4つのエリアに分けられていた。
森の入り口
編集- 入園ゲート
- ゲート売店『グーテンターク』
- ファーストフード『グレンツェ』
- 授乳室
- お花畑
味の散歩道
編集- 街のレストラン『アップフェルバーム』
- バーベキューレストラン『カメーリエ』
- 街のパン屋さん『ローゼ』
- ハム・ソーセージ工房『ネルケ』
- 地ビール工房『シュトロー』
- 木工クラフト体験教室『シュトラオス』
- 売店
ワインとまきばの丘
編集- 丘のレストラン『アンチィローペ』
- 石窯パン・ピザ工房『ファザーン』
- 体験教室『ヒルシュ』
- ミルク工房『ファルケ』
- お食事処『東雲』
- 牧舎『チィーア』
- 乗馬ハウス『ファーレン』
- ファーストフード『ハーゼ』
- チューチュートレインのりば
- 授乳室
- ラベンダー畑
遊びのエリア
編集- サイクリング・パターゴルフ『ラッチィヒ』
- ファーストフード『マイス』
- ボートハウス『カロッテ』
- ゴーカート乗り場『シュパルゲル』
- カーニバル『ビルネ』
- アーチェリー・バーズーカ砲『アプリコーゼ』
- 森のドッグラン
- 農業体験
交通
編集- 中央本線塩尻駅から、塩尻市地域振興バス北小野線で勝弦三叉路バス停から徒歩約30分[1]。
- 敷地内の入場ゲート近くに に『チロルの森』バス停もあったが当園廃業以降も休止化され残り続けたが翌年2021年3月末を以って廃止された。
- 長野自動車道岡谷インターチェンジから、国道20号経由、塩尻方面へ7km[1]。
- 長野自動車道塩尻インターチェンジから、国道20号経由、岡谷方面へ8km[1]。
関連会社
編集- ファーム (愛媛県)
- 信州ファーム
脚注
編集- ^ a b c d e f “営業ガイド”. 信州塩尻農業公園チロルの森. 2020年6月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年1月10日閲覧。
- ^ a b c “塩尻「チロルの森」11月閉園 来園者減、感染拡大も影響”. 北陸新幹線で行こう!北陸・信越観光ナビ (2020年9月29日). 2020年12月6日閲覧。
- ^ a b “塩尻のチロルの森11月で閉園 コロナ直撃で来場者激減”. 市民タイムス (2020年9月29日). 2021年6月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年3月29日閲覧。
- ^ “チロルの森”. 塩尻市観光協会. 2020年11月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年1月10日閲覧。
- ^ “信州塩尻農業公園チロルの森は、令和2年11月29日をもって閉園いたしました。”. 信州塩尻農業公園チロルの森 Facebook (2020年11月29日). 2020年11月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年11月30日閲覧。
- ^ “動物たちの引っ越しについて”. 信州塩尻農業公園チロルの森. 2020年11月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年1月10日閲覧。
- ^ “旧チロルの森〝復活〟 1日限り 閉園後初の催し”. 市民タイムス (2022年8月7日). 2023年4月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年3月29日閲覧。
- ^ “「チロルの森を復活させて」小学3年生の願いに市長の答えは 塩尻市議会で初の「こども議会」”. 信濃毎日新聞デジタル (2024年3月26日). 2024年3月29日閲覧。
- ^ “【塩尻市】8月25日(日)「チロルの森 復活応援祭」が開催されます!キッチンカー、物販などイベント盛りだくさん。”. 号外NET松本. 本氣メディア株式会社 (2024年8月22日). 2024年8月24日閲覧。
- ^ a b “チロルの森限定復活 塩尻 本格再開も視野に あす~9月1日”. 読売新聞オンライン (2024年7月26日). 2024年8月24日閲覧。
- ^ “よくある質問”. 信州塩尻農業公園チロルの森. 2020年6月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年1月10日閲覧。