佐藤食品
佐藤食品株式会社(さとうしょくひん)は、秋田県潟上市に本社を置き、主に佃煮・総菜・ペットフードなどの食品を製造する企業。屋号はかくちょう。
種類 | 株式会社 |
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本社所在地 |
日本 〒018-1401 秋田県潟上市大久保字片田千刈田26 北緯39度52分02.5秒 東経140度03分12.9秒 / 北緯39.867361度 東経140.053583度座標: 北緯39度52分02.5秒 東経140度03分12.9秒 / 北緯39.867361度 東経140.053583度 |
設立 |
1956年2月 (1932年4月創業) |
業種 | 食料品 |
法人番号 | 3410001003437 |
事業内容 | 食品製造・販売 |
代表者 | 代表取締役社長 佐藤賢一 |
資本金 | 1,000万円 |
外部リンク |
www |
特記事項:1932年創業。 |
概要
編集主に佃煮・総菜の製造・販売を行っている。
創業当時は八郎潟で獲れるわかさぎやフナの佃煮を製造した。戦前は軍事物資としての佃煮の需要があり、物価統制令により調味料を配給され製造していた。八郎潟の干拓が始まると、原材料をもとめて県外に季節稼働の工場を開設した。当時は冷蔵便や物流が整っておらず、現地で半加工して鮮度を維持する生炊製法(なまたきせいほう)を採用し、今でもその技術を活かしている。
新鮮なわかさぎを活かして、わかさぎの佃煮だけでなく、わかさぎからあげやペットフードなど様々な加工品を製造している。
全国水産加工たべもの展にて、最高賞農林水産大臣賞をはじめ複数の賞を受賞しているほか、つくだ煮製品としてはじめてグッドデザイン賞を受賞している。
沿革
編集- 1932年(昭和7年) - 初代・佐藤長之助が佐藤長之助商店を創立、佃煮製造業を営む。
- 1937年(昭和12年) - 物価統制令により佐藤水産加工所に改名する
- 1956年(昭和31年) - 佐藤食品株式会社(資本金100万円)として設立登記
- 1960年(昭和35年) - 青森県下北郡東北町に小川原工場を開設
- 1970年(昭和45年) - 青森県下北郡東通村に白糠工場を開設
- 1975年(昭和50年) - 男鹿市戸賀に男鹿工場を開設
- 1976年(昭和51年) - 青森県上北郡上北町に上北工場を開設
- 1985年(昭和60年)3月 - 宮城県石巻市に石巻工場を開設
- 1989年(平成元年)
- 1月 - 青森県東通村白糠工場を新築
- 3月 - 石巻工場を協力工場として独立する
- 1990年(平成2年)4月 - 資本金を400万円に増資
- 1992年(平成4年)
- 3月 - 全国水産加工たべもの展で「生炊ちりめん」水産庁長官賞受賞
- 4月 - 資本金を1000万円に増資
- 1994年(平成6年)
- 3月 - 全国水産加工たべもの展で「若さぎ佃煮」農林水産大臣賞受賞
- 9月 - 青森県小川原工場新築
- 1998年(平成10年)
- 3月 - 全国水産加工たべもの展で「若さぎ甘露煮」水産庁長官賞受賞
- 4月 - 事務所、パックセンターを新築
- 2001年(平成13年)3月 - 全国水産加工たべもの展で「ほたてからあげ」大阪消費者大賞受賞
- 2005年(平成17年)3月 - 全国水産加工たべもの展で「小鮒甘露煮」水産庁長官賞受賞
- 2008年(平成20年)3月 - 全国水産加工たべもの展で「生炊くるみしらす」水産庁長官賞受賞
- 2011年(平成23年)2月 - 「わかチョコ」の製造販売開始
- 2013年(平成25年)10月 - 「磯のり白魚」「わかさぎからあげミックス」がグッドデザイン賞受賞(casane tsumuguとコラボ商品・秋田では食品初受賞)[1]
- 2015年(平成27年)2月 - 別工場にてペットフード製造事業を開始[2]
- 2016年(平成28年)1月 - 『日経スペシャル ガイアの夜明け』で「伝統を打ち破る」というテーマで紹介される[3]
- 2020年(令和2年)10月 - デザート感覚佃煮「ナッツみかん」発売[4]
主な製品
編集脚注・出典
編集- ^ “つくだ煮 [磯のり白魚/からあげミックス] | 受賞対象一覧”. GOOD DESIGN AWARD. 2022年8月8日閲覧。
- ^ “わかさぎで犬のおやつ”. 秋田魁新報. (2015年2月10日)
- ^ “2016年1月5日放送 "伝統の味"を打ち破る!|ガイアの夜明け”. テレビ東京. 2022年8月8日閲覧。
- ^ “「みかん×つくだ煮」登場”. 秋田魁新報. (2020年10月2日)
参考文献
編集- “つくだ煮店、大忙し”. 秋田魁新報. (2018年10月11日)